先日、郵政民営化反対の議員何人かに「あれだけ頑張っても1選挙区で特定郵便局から応援される票はだいたい400〜500票しかなのに『郵政民営化反対』に情熱を燃やすのか」と聞いてみました。
 表向きは「郵政問題は民営化すれば解決するというわけではない」「過疎地など郵便局しか金融機関がないところがおおく、住民の利便性に考慮したい」「郵便局長には選挙でお世話になっているから」という。
 なかには、「郵政民営化をすすめる小泉政権の強引な姿勢が将来に禍根を残す」「なぜ、民営化するのか国民によくつたわっていない」といった意見もある。
 
 しかし、話を進めていくと、次のような本音というか、決して国民の前にはでてこない話もでてくる。
 それは、
1、郵便局には匿名口座が多く、これが発覚する。
2、郵便局が民営化されると全ての口座が金融庁に掌握される。
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 たとえば、悪徳不動産業者が多額の借金を抱えたように見せても、総務省管轄の郵便局に預けていれば財務・金融庁管轄の銀行は手が出せないシステムになっている。
 つまり、銀行が「金返せ」といっても郵便貯金があるにもかかわらず「無いものはない」と現状を言えば、郵便貯金に手がつけられないのだ。
 これが民営化されれば全ての口座が補足され、銀行も郵便貯金口座を押さえられるという訳だ。
 一部でいわれていた郵貯は脱税、架空口座の温床という話に近いかもしれない。

 これまで郵便局は郵貯・簡保の金を集めるために一般郵便局員に過酷なノルマをかし、架空口座まで作らせて郵貯・簡保の金を確保してきた経緯がある。
その金が特殊法人などにばらまかれていた。

 その蛇口を閉めようと20数年来考えてきた小泉総理は
 04年9月、郵政民営化を閣議決定した。
 ところが1,2の危険性を議員を始め誰も分からなかったようだ。
 これが分かったとたん、さあ大変。
 議員の地元で黄金持ちのおじさん達ー有力支持者にも火の粉が飛ぶ。
 そこで、
「民営化に反対するわけではないが、政府のやり方はおかしい」

 から始まって
「そもそも郵政民営化は必要なのか」
 と議論をぶり返し郵政民営化法案の中身の議論をせず、「そもそも論」で反対することになったという一面もある。
 その結果、自民党郵政合同部会は大荒れとなったのである。

 亀井派は郵政民営化に大反対だというのだが、冷静な亀井派のある議員は
「郵政民営化法案は参議院が決戦場とは言われているが、閣議決定が済んだ今、もう終わっているよ。
 青木参議院会長には野中さんの言葉で有名になった『毒まんじゅう』が行ってるという噂もある。
 旧橋本派では郵政省出身の長谷川憲正ぐらいしか反対しない。
 亀井派でも荒井弘幸ほか数名と言うところだろう。
 郵政民営化法案は『参議院で否決ー解散』なんて事にはならないよ」

 解散総選挙をやって、政界再編を期待する皆さん。
 永田町と言うところは「本音と建前」の違う、複雑怪奇、魑魅魍魎が住む所・・・・・でもあるわけで。

文責・辻野匠師