郵政民営化支持論者の辻野記者が(これまでの記事参照1)郵政民営化反対派の本音の一部をかいているので、オレが郵政民営化推進論者の小泉首相の本音の一部をかいていみる。ま、情報は公平なほうがいいだろうしね。
 
1:小泉首相の私怨論・つまり三つ子の魂100まで説
 
 これは割とよく知られている話で、小泉家というのは神奈川で代々、郵政族だった。とくに祖父の小泉又次郎は浜田雄幸内閣の逓信大臣を務めたこともあり、小泉首相が目の敵にしている特定郵便局のネットワークを作った人。(ついでにいうと、祖父は背中に入れ墨がはいっていた、さらについでにいうと、北朝鮮への帰国運動を推進した一人・・・・ま、ここからあれこれ詮索や取材する記者がいるのは当然だよな。)
 防衛庁長官をやった父・小泉純也も、ま、選挙では特定郵便局にも協力してもらった。
 ところが、父急死で、当時、ロンドンに留学(これもあれこれいわれているね。慶応の学生だったけれど女性問題おこしてロンドンに遊学させられたとか・・・しかし、この情報はうちも取材したけど裏はまったくとれていない)していた若き純一郎は、急遽、選挙にでることになった。1969年のこと。ところが、選挙区の神奈川2区(旧中選挙区ね)で後に新自由クラブ代表をつとめる田川誠一に、特定郵便局は支持にわまってしまう。それで純ちゃんは、次点で落選してしまう。これで特定郵便局を嫌いになってしまう。アンチ郵政の原点といわれている。ま、ね。でも、学生に毛のはえた純ちゃんより、田川さんのほうが頼りになると特定郵便局はおもったんだろう。これが、私怨といわれている理由。
 
(続きどぞ、その前に人気blogランキングへ感謝)
 
2:バリバリの大蔵族で、しかも銀行局系というお話。

 1972年の選挙で初当選した純ちゃん。ま、この時も郵政族の支持はあまりえることができなかった。それ以降、大蔵政務次官、衆議院大蔵委員長、厚生大臣、郵政大臣などを歴任するんだけど、ま、いわゆる大蔵族として道を歩む。ま、大蔵族だから、それにちかい政治行動をとるよね。1984年の分離課税案に賛成。そして、「郵貯非課税」の廃止や、老人マル優の限度額の引き上げに反対する。ま、確かに見え見えの大蔵省銀行局系だな。これは。それはイコール選挙区でもあらわれる。地元の民間金融機関や全国銀行協会から選挙支援や、献金をうける。さらに「郵政民営化」をとなえて、銀行協会だけでなくて、宅配業界から支持をえていくわけだ。そのなかで、ちょっと特質すべきなのが、ヤマトの労働組合などからも、「アンチ郵政」ということで選挙での人的支援も受ける。
 ま、そのクロネコヤマトはずーっと小泉さんを支持してきたんだけど、小泉首相は信書便法制定に向けて信書を郵便局だけでなくて、ヤマトにも参入させようとしたんだけど、肝心のヤマトが参入しないんで、このヤマトを切り捨てたという話もある。

 つまり、小泉の純ちゃんの郵政民営化論は、私怨にはじまって、大蔵族のいいなりで、さらに田中真紀子の時みたいに、最初は応援してもらうくせに、その恩もわすれてさっさと切り捨てる・・・ヤマトも切り捨てられた・・・もっというと最初の奥さんとできた子供と会おうともしない・・・・薄情なやつだ!
 というわけだ。

3:ではなんで、小泉さんは大蔵族で、大蔵省・とくに銀行局のいいなりか?

 についてもみておこうか。これはきわめて単純で、当時、純ちゃんは、田中派と対立していた清和会・(旧福田派)に所属する。これは、純ちゃんにきいたことがあるけど、当時の田中派というのは絶大な権力をもっていた。とくに、建設、郵政、厚生という利権官庁はほとんど抑えられていた。大蔵もかなり田中派の牙城だったけれど、福田赳夫さんが大蔵省出身ということもあって、ま、大蔵ならなんとかなった。そこで将来を嘱望された純ちゃんは、大蔵族として歩んだという。ま、合理性がないとはいえない。

 その後の、「角・福戦争」なんかも経験して清和会・福田派は徹底して冷や飯くわされる。ま、同じ清和会でも森前首相みたいに旧・田中派の懐にとびこんで、総理なっちゃう人もいるけど、純ちゃんは、旧・福田派の純血種みたいもので、「田中型の利権政治が日本をだめにする」「利権政治が、自民党をダメにした」って思っちゃったわけだ。
 思うのは自由で、純ちゃんは行動を起こす。その旧・田中型の政治と対立して、さらに勝つためにはどうするか?なんせ、清和会・旧福田派はずーっと負けてきたからね。福田赳夫さんが一度、官邸にはいったけれど、それからずーっと森さんまで、官邸は遠いところだったから。
 ま、うちなんかもそのころから純ちゃんのところにはよく、取材というか遊びにいったわけ。ボスも、辻野も、オレも。なんせ、小気味のいい自民党批判、経世会批判論きけるからね。
 だから、純ちゃんは、政局好きなんだ。なんせずーっと負けてきたから。

 勝つためには、力(金)、人(議員)、理論(大蔵族?)がいるわけだな。その理論武装のひとつが、「アンチ郵政」であり、さらに、米国流の「自由主義経済」だった。と考えれば、米国のポチといわれてもしょうがない面もある。さらに、竹中さんと仲良くなってしまう。

「道路族を潰すための道路公団民営化、郵政族を潰すための郵政民営化、中国のODA利権族をつぶすための対中国政策」とみると、よーくわかるとおもう。ま、全部、経世会というか旧・田中派の牙城だったよね。

 ただ、大蔵というけど、金融の国際化、グローバル化をめぐっては旧来の大蔵派と対立している点もみてほしい。これ今度、機会あったら、ボスに書いてもらうといいけど、大蔵族というか旧大蔵省の中にも、おおざっぱにいって民族派と国際派がいて、今の銀行局や証券局、金融庁系は国際派が主流になっている。理財局系に民族派がのこってはいるけど・・・。

 だから、純ちゃんの理論武装は、旧大蔵省国際派系・親米系、もしくは旧大蔵省銀行局系の開放派とみると話がわかりやすい。実際、それに近い人事(官僚の人事)が旧大蔵省内でおきている。オレの仲のいい民族派系官僚は、50歳まえにすでにコースからはずされてしまったしね。

 さて、だいたいこれが、小泉さんの本音ですね。
 まだ、あるようだったら、ぜひ、おしえてくだい。

文責・北岡隆志