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 先日、映画『亡国のイージス』の試写会、一足先に観てまいりました。この夏公開予定なんですが、最初の「関係者」試写会なんですよ。なんで、そんなのみれたのか?っていうと、実は、この映画の制作をしている小滝祥平さん(デスティニー)が、なんとボスの高校の同級生で友人なので、せがんで忍び込んだというわけです。
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 ちなみに、私は軍事マニアでもないし、特別その方面が好きというわけでもない、原作の本も読んでないので内容も全然分かってない、ただの映画一ファンという視点からチェックしてみました。
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 結論からいいましょう、かなり完成度の高い作品です。監督の坂本順治さん。「顔」(00年)で日本映画監督協会新人賞をとった人で、これまで印象にのっこっているのは「KT」(02年)「ぼくんち」(03年)などがあるけど、大変な映画をつくったな?って正直おもいます。ボスじゃないけど、「これは日本の映画史にのこるな」。政治記者の立場からいうと「これで日本の戦後史の論争がかわるかもな」・・・・映画だけでなくて、話題というか、論争を巻き起こしそうな映画なんですね。その辺は、辻野記者や、北岡記者にまかせます。

 ストーリーは、最新鋭の防空システムを搭載した護衛艦、『イージス鑑』を舞台にしたもの。初の海上自衛隊、航空自衛隊の全面協力のもと本物の戦闘機や護衛艦を使用しているのでマニアにはたまらないと思う。

 ちなみに、この映画は、アメリカ政府、ペンタゴン、軍事関係者の間でも話題になるほど注目されているみたいです。さらに、中国、韓国、北朝鮮の大使館関係者というか、軍事関係者というか・・・・ま、関係者(北岡記者にいわせると「つまりだな、スパイだよ、スパイ」)もよう注目で、某国はロケ、撮影中からチェックしていたそうです)
 日本はどうだろうか?

 私なりの視点から一つ、主演が真田広之、中井喜一、佐藤浩市、寺尾聡で
キャスティングが豪華!これだけで女性客の動員が期待できそう。映画といえば甘いロマンス(古いか?)がつきものですが、全く、そういった色物はなし。(ボスにいわせると、「小滝・映画は濡れ場がない」らしいです)完全に男たちの人間ドラマって感じです。

 二つ、内容が深い!!
 これは単なる娯楽映画を超えた、日本国家の国防体制、安全保障の問題、憲法問題にまで影響を及ぼしかねない深いテーマになってます。与野党をとわず、政治家にも是非見てもらって考えを深めてほしいものだ。
 できたら、文庫を読んでいったほうがおすすめかな。
 私は、頭悪い上に本を読んでないので展開を理解するのに苦労しました。
 
 三つ、スケールの壮大さ。海上自衛隊、航空自衛隊の全面協力のもとなので本物のイージス艦やF2支援戦闘機がバシバシつかわれている。過去、ここまでリアリティーさにこだわった軍事ものの映画は日本にはなかったんじゃないかな。
 一緒に同行した(自称?)軍事マニアも”護衛艦が○○・・・・F2が○○・・・・、レーダー室は○○・・・”親切に解説してくれたのですが、さっぱり私には分かりません。
 でも、”これまで軍事ものっていかにもつくりものって感じでありえないことが多かったけど、これは精度が高い”と大絶賛しておりました。
きっと見る人によっていろいろなとらえ方ができる映画だと思う。

 よく制服組とか背広組とかいうけど、防衛庁って一口にいっても、複雑な組織なんですよね。

 とにかく本を読んでからもう一度観ないと・・・・
 上映時間が2時間ちょいですが、まったく長いとおもわなかった。あっという間に終わった感じです。編集もすごいいんです。

 結論は、男でも女でも軍事マニアでも非軍事マニアでも、反軍事マニアでも、軍事関係者でも、なくても、観たら絶対”おもしろい”というと思う。(別に、映画会社の回しもんでないけど、ボスにいわせたら、「小滝の映画だったら、無条件にまわしものになれ!」っていうけど、その必要ないみたいです)

 ちなみに、試写会では、坂本監督、小滝プロデューサーもいてお会いできましたが、良い仕事を終えたあとの「男」はみないい顔しているとおもいました。

 文責・釜台薫