オフイス・マツナガのブログ!(現役雑誌記者によるブログ日記!)【政治】【政治】北朝鮮・核燃料棒取り出し!「レッドライン」に抵触か?

 映画「亡国のイージス」どころの話でなくなったかもしれないね。北朝鮮が「核燃料棒を取り出し」たという。
 北朝鮮の危険なチキンレースに関しては辻野記者がかいているので、オレは、ボスから情報をもらいつつ「レッドライン」という視点でかいてみる。
 
 この6月に北朝鮮が核実験をするのでないか?この情報は、日本だけでなくて、米国、欧州でも重大な関心をもってつたえられた。
 
 
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 この情報は、北朝鮮側の発表もあるが、基本的には米国の軍事衛星による情報がきめてになっている。残念ながら日本の偵察衛星ではあんまし役にたっていないのか?ちょっと気になるのが、日本が独自に情報を取れていない点だが・・・・・ま、それはいい。
 しかし、米国はきわめて冷静だ。

 ワシントンの国務省の幹部の一人は、
「ライス長官も了解していますが、すでに米国は、『レッドライン』の通告を、当の北朝鮮につたえています。さらに、北朝鮮の最大の後見国である、中国、ロシアにも通告しています。非公式ですが、安全保障上は了解をえているとおもっています」というのだという。

 これは噛み砕くと、レッドラインは、「核関連物質が第三国にわたる、予兆がある場合」といわれてきたが、そこには、暗黙の了解点として、「核実験」もはいっている。ま、この場合は辻野記者のかいている「作戦計画5029」か。
 ま、いずれにしても「有無をいわずに米国は攻撃する」というものだ。
 核保有国である中国、ロシアにとっても、北朝鮮が実質的な核保有国になることを、望んでいない。さらに、北朝鮮の核関連物質が第三国にながれることに対しても、望んでいない。つまり米国が主導するPSI(大量破壊兵器拡散防止構想)を始動させるというのだ。
 核拡散を防ぐという方針は、核保有国のエゴといわれようが、暗黙の了解だというのである。
 米国にとって核拡散でおそれているのが、北朝鮮であるとともに、イランであるということは、公然の事実。「北朝鮮の核実験よりも、北朝鮮の核関連物質がイランに流出するほうが、より現実的で、よりナーバスな問題」(米国政府系シンクタンク)
 これは泥沼化してきたイラク問題、パレスチナ・イスラエル問題もリンクしてくるから、米国だけでなくて欧州、ロシアにとっても重大問題。そういえば、イスラエルの戦闘機が、イラン(訂正・イラク)の核施設を空爆したということも過去にあった。

 軍事行動的には、辻野記者が書いているので、割愛するが、沖縄の米軍基地にもB2戦略爆撃機が配備されているという点を追加しておく。
 B2はこれまで、コソボ紛争、アフガニスタン爆撃、イラク戦争にも参加しているとはいえ、これは本のおさわり程度。

「B2の本来の能力に関しては、相当の軍事機密なのですが、B2がそれだけ、強力な爆撃機だということです。米国の国防省では、『本格的な実戦投入の可能性があるとしたら、イランか、北朝鮮』と非公式にいっています。つまり、核保有の可能性がある国に対して、国際的な支持があるときというのですが、その国際的な支持というラインは実はみえていない。と同時に、B2の存在自体が、戦略的な抑止力をもつという意味にもうけとれます」(防衛庁関係者)
 
「小泉内閣は、米国というか、ブッシュ大統領との関係は、想像以上に良好というか、良い関係にある」というのは、外務省の幹部だ。
 ブッシュ大統領は、ことあるごとに、「小泉を追い込むな」と発言している。BSEの問題でも強硬な議会の動きに関して、牽制したぐらいだ。
 これはテーク&ギブの関係を如実にかたっている。米国の国内では「失敗した介入戦争」という世論が大勢をしめてきたイラク戦争。このイラク戦争に、一貫して、最大の協力をしてきたのが、英国のブレアと日本の小泉だ。
 国連の決議をまたずに、しかけた戦争。しかも大量破壊兵器は発見されない。米軍の兵士による虐待事件。そして、第2のベトナムともいわれている内戦状態。米兵の間でひろがっている厭戦ムード。
 このギリギリの状態をささえてくれたのが、ブレアと小泉というわけだ。

 ワシントンを取材している記者によると、米国国務省と日本の外務省がかなり、リンクして、マスコミ対策の情報交換をしている点だという。
「小泉政権は、マスコミ対策がうまかった。それを、外務省の北米局、欧州局に命じて欧米のマスコミ対策をかなり重点的にやっている。これは、いままでになかった」というのが、当の外務省の幹部だ。

 その具体例をこう指摘する。
「中国の反日デモ、韓国の反日。さらに北朝鮮。この動きを牽制したのは、欧米のマスコミだった」(外務省幹部)

 つまり、中国にしても、韓国にしても、北朝鮮にしても、対日への「反日」運動が、いつのまにか、欧米のマスコミから批判にされされてしまった。北朝鮮でのワールドカップ開催が、第三国での開催になったのも一例である。 中国の反日運動、韓国の反日運動も、両政府は「日本政府の責任」とシラをきっていたが、欧米のマスコミが、中国、韓国政府の対応批判をはじめた段階で、両政府はその対日姿勢をかえてきた。

 そこに小泉=ブッシュの蜜月関係があり、その蜜月関係は、小泉=ブレアとなり、そこに欧米のマスコミ対策がプラスされたというのだ。

 小泉政権は、北朝鮮に対して、核問題もしかり、拉致問題も一向に、単独ではうごくことはできなかった。国内でもりあがる「制裁論」に関しても小泉政権は、あいまいにするだけだった。

「しかし、米国、および欧州の支持というか、広報活動がしだいに功をそうしたきた。北朝鮮の核問題は、PSI(大量破壊兵器拡散防止構想)にゆだねらせそうだ。さらに、経済制裁も、最後は国連に委ねることになるのでは。日本が交渉相手として手強い、中国、ロシアに関しては、米国と、英国や欧州ににゆだねればいい。小泉外交の巧みさをそこにみてもいい」
 というのは、駐日米国大使館の大使館員のひとりだ。

 他人の「ふんどしで相撲をとる」これが小泉丸投げ外交の基本姿勢というのである。その鍵が「米国のポチ」だというのか?
 どうも解せない気がするのは、私だけだろうか?

文責・北岡隆志


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トラックバック一覧

  1. 1. アメリカが北朝鮮を攻撃する可能性

    • [永井俊哉ドットコム評論編]
    • 2005年05月13日 00:39
    • 現役雑誌記者による、ブログ調査分析報道!:【政治】北朝鮮・核燃料棒取り出し!「レッドライン」に抵触か?...
  2. 2. しかし、みんなこぞって「マスコミ批評」やってる場合なのだろうか?

    • [汝、沈黙するなかれ、北の大地より。]
    • 2005年05月17日 17:52
    •  ここやここをみると、多数の人がマスコミ批評やっている間に気になる法案・施策が全
  3. 3. 北朝鮮が核実験・・。

    • [パチスロスタイル]
    • 2005年06月02日 03:21
    • 今日、北朝鮮が核実験の準備を進めているというニュースを見た・・。もしも、地下核実験が行なわれれば・・地下水脈を通して汚染物質が日本海に流れ出る可能性がある・・とか、・・・水産物市場に深刻なダメージを与える可能性があるらしい。汚染した空気が約2週間で日本...
  4. 4. 米国vs北朝鮮 敬称レベルで和解?w

    • [sima2*blog]
    • 2005年06月03日 20:25
    • 北朝鮮の外務省報道官は3日、ブッシュ米大統領が先月31日の記者会見で金正日総書記...

コメント一覧

    • 1. G
    • 2005年05月12日 14:19
    • JR脱線事故からこっち、”イラクで拘束”だ”北朝鮮で核”だと、
      『週替り』いや『日替り』に近い状態でトップニュースの入れ替わり。
      しかも、どれもこれもデカいニュースばっかり。

      さらにしかも、このブログのみなさん特にお好きと見えて”北朝鮮”関連には
      すごい喰いつきでえらく饒舌でいらっしゃる。。

      で、「拉致だ」「ミサイルだ」「核だ」何かと話題の北朝鮮。
      茶化すことではないのですが、まるで世間(この場合”世界”か!?)の注目
      を引くように、ちょこちょこと小出しに悪さをしているようで、
      「で、次は何するの?」って感じ。
      でも、怖いとかっていう現実の感覚が湧いてこないのは、鈍いからかなぁ...

      映画の記事で和んだのもつかの間、『イージス艦』駆ってすぐお隣りの国と
      ほんとにドンパチなんてことになったら映画も吹っ飛びますね。(苦笑)



    • 2. 遥
    • 2005年05月12日 18:28
    • はじめまして。
      いつも楽しく読ませていただいとります。

      >そういえば、イスラエルの戦闘機が、イランの核施設を空爆したということも過去にあった。

      とありますが、
      イスラエル戦闘機が爆撃したのは、イラクの施設ではなかったでしょうか。
      論旨には、あんまり関係ない部分ですけどね。

      これからもおもしろい記事、期待しております。
      こっそり応援しとりますから。
    • 3. 北岡隆志
    • 2005年05月12日 19:09
    •  遥さん。ご指摘ありがとうございます。
       ご指摘のとおりです。
       訂正させていただきます。

       北岡拝
    • 4. devoe
    • 2005年05月13日 06:48
    • 謹啓

      北岡さま、

      ご無沙汰です。

      アメリカは常套手段で、
      <属国>の為政者を天秤にかけます。
      今の状況だと、小泉か安倍。
      安倍氏の場合は、祖父である岸元首相以来の繋がりが
      非常にあると思います。
      日米関係というのは、
      アメリカから見れば、日本の政治家の権力構造をうまく突いて、
      自らの利益・権益の確保に余念がないということですね。
      日本の政治家の権力闘争は、アメリカにはお見通しです。

      駄文、失礼しました。

      謹言

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