今週の週刊現代(4/8)号に興味深い記事があった。『永田寿康「二人の父と一人の母」を直撃 』という記事だ。

 週刊現代4/8

 

 

 

 

 

 

 辞めるべきか、辞めざるべきか・・・・渦中の永田議員をめぐるインサイドレポートだ。

 そこで、当方もこれまでの調査メモを公開してみる。

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 永田寿康さんは2歳の頃、両親(父親は蒲池真澄氏)が離婚。母親はその後、永田某と結婚し寿康さんも永田姓を名乗ることとなった。
  それ以来、生みの父親とは全く疎遠だったという。
 しかし、寿康さんが東大ー大蔵省に入ると父親・蒲池真澄氏は「これは俺の息子だ」と大はしゃぎしたという。
 その後、永田寿康さんが2000年の総選挙に初出馬するや、蒲池氏は「息子・寿康」に物心両面の援助を与えてきたのだ。

 つまり、この辺に、簡単に議員辞職できない理由があるのかもしれない・・・・。

永田寿康さんの実の父親
 

蒲池真澄氏

 池友会会長
 1940年4月14日生まれ
 九州大学医学部卒 
 医師
 03年度分所得高額納税者 所得税額 11,638万円
 05年3月17日、デイサービス事業「シダー」をジャスダックに上場。
 上場時 蒲池真澄の株持ち分 52万株(全体で9.93%)

「シダー」(名称・あおぞらの里)は地元福岡で看護サービスを展開中だが、永田寿康の選挙区を中心に
1,八千代デイサービスセンター
2,八千代ケアプランセンター
3,薬円台デイサービスセンター
4,薬円台ケアプランセンター
5,花見川デイサービスセンター
6,六高台デイサービスセンター
7,六高台ケアプランセンター
8,新柏デイサービスセンター
9,馬橋デイサービスセンター
10,鎌ヶ谷デイサービスセンター
11,ラ・ナシカ あすみが丘(千葉市 有料老人ホーム)

 を展開中
 
 ちなみに父親・蒲池真澄氏は以下の「池友会」グループの会長でもあり、中枢ともいえる
医療法人財団「福岡和白病院」の総院長でもある。

医療法人財団「池友会」
 
小文字病院  http://www.komonji.jp/ 
新行橋病院  http://www.shinyukuhashihospital.or.jp/ 
福岡新水巻病院  http://www10.ocn.ne.jp/ ̄mizumaki/index.htm
香椎丘リハビリテーション病院  http://www.kashii-rh.net/
福岡和白PET画像診断クリニック  http://www.fwpet.net/
 
学校法人福岡保健学院
 
福岡看護専門学校 http://www2.odn.ne.jp/fukukan/
小倉リハビリテーション学院  http://www.kokura-reha.jp/
下関リハビリテーション学院 http://www.shimonoseki-reha.jp/
八千代リハビリテーション学院 http://www.yachiyo-reha.jp/
下関リハビリテーション病院 http://www11.ocn.ne.jp/~shimohos/
八千代中央病院 http://www.yachiyo-reha.jp/yuaikai/top.html

蒲池氏は、永田寿康さんの選挙区である千葉県八千代市八千代台に

04年4月、八千代リハビリテーション学院(八千代市八千代台北11−1−30)を開設。
 永田の地元事務所は学院のそばにある。
06年4月、八千代中央病院(八千代市八千代台6−7−3)を開設予定。

 息子の応援に、選挙区に学院や病院まで建てるという応援ぶりだ。

 熱心な応援は金銭面の援助にもあらわれている。

政治資金報告書によれば、

永田寿康資金管理団体「永田寿康を応援する会」
平成16年度分
  収入 28,054,834円
  支出 27,319,196円 

 個人寄付 27,675,100円
 個人献金名
 永田八重子 150万円 練馬区小竹町(母親)
 蒲池真澄  150万円 福岡市東区白丘  (父親)
 蒲池昭子  150万円    同上                    (父親が再婚した女房)
 近藤嘉蔵  150万円 福岡市東区香住ヶ丘(新行橋病院院長)
 近藤節子  100万円    同上                     (院長夫人)
 永田寿康  420万円 八千代市大和新田(本人)
    など福岡の病院関係が多い。

平成15年度分
  収入 26,184,085円
  支出 25,828,768円 
  民主党寄付 5、000,000円
 個人寄付 20,161,450円
 個人寄付者名
 永田八重子 150万円
 蒲池真澄  150万円
 永田寿康  220万円
    など

平成14年度分
  収入 21,231,758円
    支出 20,568,531円
 
 個人寄付 17,679,180円
 個人寄付者名
 永田八重子 150万円
  蒲池真澄  150万円
 蒲池昭子    150万円
 吉木伸彦  150万円   世田谷区代田(シダー(父親の関連企業)出資のビジネストラスト社長)
 吉木伸子  150万円     同上
 永田寿康  440万円  (本人))

 と民主党の議員にしては抜群の政治資金の収入がある。
 
 だが、これは表向きにすぎなかった。実は金銭収入には裏がある。
 そのカラクリは、
 民主党千葉県第二総支部にある。

平成16年度分
    収入 53,640,211円
    支出 49,783,224円

 民主党寄付  13,440,200円
 個人寄付  29,604,000円
 個人寄付者名
 近藤嘉蔵  150万円
 近藤節子  150万円
  蒲池昭子  250万円
 蒲池真澄  450万円
 永田寿康  340万円
 

 平成15年度分
    収入 66,586,198円
    支出 56,827,211円

    民主党寄付 10,300,000円
    個人寄付  46,384,660円
    個人寄付者名
    永田八重子 150万円
    蒲池昭子  300万円
    蒲池真澄   50万円
    吉木伸子  150万円
    藤井 茂  300万円 福岡新水巻病院院長
    鶴崎直邦  300万円 福岡市東区美和台(地友会理事長)
    永田寿康  390万円

 
平成14年度分
  収入 40,701,782円
  支出 31,231,068円

  民主党寄付 10,500,000円
  個人寄付  15,767,300円
    個人寄付者名
    吉木伸彦  150万円
    吉木伸子  150万円
    蒲池真澄   50万円
    永田寿康  320万円
    千明会    1000万円 八千代市高津 (代表 山下和樹)


 永田さんはこれまで政治家が手っ取り早く集める政治資金パーティのような資金集めをしたことがない。
 殆どが母親および別れた父親周辺からの資金援助だ。他の民主党議員に比べても資金はふんだんに集まっている。
 通常、貧乏な民主党議員・・・・・例えば、野田佳彦前国対委員長などは毎日、「駅の朝立ち」を行い、自分の名前を叫びなが政策を訴え名前を覚えてもらって来た。
 ところが、永田さんは全く違う方法をとって自己アピールしている。
 つまり、ふんだんな資金に物を言わせ、選挙区に「永田宣伝ビラ」を毎月一回というようなペースで新聞チラシとして有権者の家庭に配布していた。

政治資金支出の殆どが機関誌発行、事業費でしめられている。

平成16年度分
「永田寿康を応援する会」
   1,930,955円 
「民主党千葉県第二総支部」
    24,717,433円

平成15年度分
「永田寿康を応援する会」
     945,000円 
「民主党千葉県第二総支部」
    30,506,426円
   
平成14年分
「永田寿康を応援する会」
      1,663,290円
「民主党千葉県第二総支部」
      8,868,906円

 これでは昨年9月、小泉人気のおかげか1万票あまりで永田寿康に競り勝った山中樺子外務大臣政務官もたまった物ではない。
 

 中山氏は前回の選挙で落選後、野中広務元幹事長が心配し「誰か、中山さんを秘書として雇ってくれるところはないかなー」と就職斡旋をして歩いたというほど資金に困っていた。
 

 こうした背景を考えると、永田さんが、「騙された」とされる、西澤孝氏から、雑誌を買い上げたというのもわかるだろう。

 一方、やり手として知られている、永田寿康さんの父親が経営する池友会は、じつはこれまで様々な、トラブルをおこしている。これについては、後日、必要があるようなら、資料提出する予定です。

(以上の資料の引用、パクリに関しては、慎重をきしてください。これは、お願いです。)