小沢一郎・民主党代表は、積極的にマスコミの取材に応じている。全国紙、テレビ、雑誌はもちろん、スポーツ新聞から、さらに女性誌にも登場する予定だという。

「マスコミ嫌いの小沢一郎」と一部ではいわれているけど、実は、小沢一郎は、マスコミ好きだ。ただし、いらんことかかないマスコミ(笑)。さらにいうなら、番記者から、政治アナリスト、マスコミ幹部、フリーのジャーナリスト、テレビキャスター、までまで、巧みにマスコミ人脈を形勢して、巧みにマスコミに登場する。マスコミ操作とまでは、うちとしてはいわないけど。
 小泉さんも、マスコミとのつきあい方はうまかったけれど、これはだいたい飯島秘書官が采配をとってきた。これもマスコミ操作とまでは、うちとしてはいわないけれど。
 

 自民党の広報をあっかっている世耕さんは、電通出身だけになかなか巧みだ。問題は、民主党に世耕さんとならぶ人材が、でてくるかどうかだろう・・・。
 ま、そのうち、ブログをふくめた、ネット関係にも触手をのばしてくるから、気の利いたブロガーさんはそれぞれに対策をねっておいてもいいのでないかとおもう。
 

 オレ的には、たえず小沢一郎の言動を、番記者のごとく、取材してそれを流す「小沢シンパ・ブロガー」が登場してもいいとおもう。ところが、結構、ブロガーさんというのは、ナイーブで、「ジャーナリズムは常に批判的でなくてはいけない」と思いこんでいる人が多いようで、「そんなことないよ!」といっておきたい。
 批判精神、批評精神はもちろん大事だけど、まず、事実をできるだけ、1次情報でとること。これができるブロガーさんの登場をまちたいんだけど。まず、情報ありきだ。正確な1次情報。その情報にフィルターがかかっているかどうかも、まず、とってみなくてはわからないからね。

 だから、うちとしては、「批判的ジャーナリズム」とかいう人達からは、ややも軽蔑されている政治家の番記者の若手を大事にする。そりゃ夜討ち朝駆けの毎日で、政局を全体で眺めたり批判的精神で物事を分析する暇なんてないから、社回しのハイヤーのりまわして、態度もでかくなれば、政治家へのおべっかもうまくなるし、ストレスはだいたい酒で解消するから、下手すると身体をこわすか、すこしは頭も壊す。しかし、彼らが、基本的な1次情報源なんだね。その情報が、キャップにあがり、デスクにあがり、部長にあがる。そこで、あれこれ分析したり、フィルターかけたり、時には作為をほどこしたりして、表にでてくる。

 この表にでた情報だけで、「批判的精神」を発揮しても、悪いとはいなわいけど、下手すると、ピントをはずすことがあるんだよね・・・ということは理解していただけるとおもう。ま、ピントはずすなら、徹底してはずしたほうが、ピンぼけの写真も芸術になることもあるけど・・・。
 批判的精神を発揮するなら、なんでもいいから、きっちりと分析するのなら、てっくさんとか、真名さんぐらいの分析力、歴史観、理論的な考察力等はもってほしいとおもう。好き嫌いは別としてもだよ。

 そこで、ここ数日間の間の、小沢一郎のオンレコ、オフレコふくめた発言。それも、記者にだけでなくて、親しいとされているマスコミ関係者、財界人、側近議員らにもらした話を、ざーっとぎりぎりの線で整理してみようとおもう。このぎりぎりの線というのは、文字どおりのぎりぎりで、ぎりぎりでうちのフィルターがかかっているとおもってもらいたい、これが理解できないひとは、できたら読まないでもらいたい。

 

<小泉政権>
 
「小泉政権が進めてきた改革路線は、結局、官僚依存の本質はなにもかわっていない。全部、丸投げだった。
 道路公団民営化も結局、道路をすべて造ることになったし、郵政民営化だって、形を国有の株式会社にしただけで、インチキ。
 人によっては、小泉改革は、以前自分がかいた本を下敷きにしただけというひともいるけど、中身はなにも理解していなし、改革という表をなぞっただけだ。内容はなにもない」

・・・つまり、もう少し、小沢さんの本を熱心に勉強しておけば、まだましだったのに?という意味か?

「はははっはっはは・・・・・・。次の本でも、真っ先に贈呈しておこうか?」

<おもて舞台、論戦は菅>

「来年夏の参院選と、次期衆院選では、自分が陣頭指揮を執る。日本の真の構造改革をどう位置づける、これがポイントだろう。ただし、政権交代の実現に一点集中するつまりだ。
 とくに、例年の参院選では、一人区にテコ入れする」

「私の仕事は、政権交代を実現すること。政権目標である政権交代への第一段階として参院で与党の過半数割れ実現を目指す。参院選の態勢づくりはオレが直接やる。候補者の選定と組織の整備、確立にみずから取り組む。
 菅さんや、鳩山幹事長とは役割を分担する。街頭演説や国会論戦などは菅直人代表代行や鳩山由紀夫幹事長にできるだけ委ねるつもりだ」

・・・・・つまり、裏方ですね。表にでるのは苦手だけど、裏工作は得意だと。代表といいながら、表にでない代表。裏工作する代表という、新しいポジションをするわけですか?

「・・・・・・・・・・・・」(注・結構、不機嫌だったという)

<選挙対策>

「来年の参院選の具体的戦略は、改選数が複数の選挙区では一議席はとれるだろう。となると問題は一人区。自民、民主両党の事実上の一騎打ちとなる。
 来年改選となるのは2001年の当選組。 この時は小泉首相の就任直後で、自民が27ある一人区で25勝と圧勝した。
 与党が今国会に提出した定数是正法案が成立するとすると、一人区は29にも増える。その中で何としてもひっくり返さないといけない。
 次期衆院選では、300の全小選挙区で候補者を擁立しなきゃ格好がつかないという意見もあるけど、そんな必要はないと思う。
 比例代表での獲得議席も踏まえて多いほどいいけれど、150の小選挙区で勝てば政権はとれる。200も300も要らない。
 つまり、戦力を分散させずに確実な議席確保を目指す作戦が必要だろう。
 既に内定している公認予定者がいるようだけど、これは、精査しなければいけないとおもう。現職も含めて必要な場合には差し替えもありうる」

・・・・・選挙対策は角さんばりの、秘策をおもちとはおもうけど、野党ということで、得意の電力、ゼネコン等への恫喝的な票かための手法はつかえないのでは?

「特定の業界票に依拠するという選挙はすでに崩壊しているかもしれない。しかし、田中角栄さんが常にいっていた、5万戸を個別訪問する。こうした泥臭い方法も有効だろう。そうした泥臭いパワーをもった候補者が最後はつよいとおもう」

・・・・でもそれは、自民党の古典的な選挙手法で、実は、小泉さんはそんなことやってこなかった。イメージ一本で勝ってきた。まして、いまの民主党の候補者には、なかなか理解されないのでは?

「理解されない、理解するでなくて、古典的とか、新しいとかでなく、ひとつの方法、それも有効な方法だとおもう」

<対中関係、安全保障> 

「前原前代表は中国を軍事的脅威と発言したが、政治家が脅威と口にしたらそれを、取り除かなければいけない。
 だから、小泉首相でさえそうはいっていない。脅威と明確に位置付けるつもりはない。前原前代表が意欲的だった外交・安全保障など基本政策の集約では、急いだ方がいいとおもうけど、国会もあるし、(閉会後は)夏になってしまう。
 (九月の)代表選までを含めて僕自身、もう少し考え方を精査するつもりだ」

・・・・つまり、前原は、軍事的脅威といった以上、それを取り除くための具体的な方法をいうべきだったし、それを、実践しなければいけなかった。だか、所詮は、ガキだった。ということか?

「そこまで、いっていない」

・・・・・しかし、安全保障問題でのとりまとめは、強引にやるとそれこそ、簡単に民主党は四分五裂するんじゃないか?下手すると、また、「壊し屋・小沢一郎の面目躍如」とならなければいいが。

「民主党は寄せ集めの党だから、根深い意見対立があると指摘されるが、考えの違いはあって当然だろう。だから、拙速なとりまとめは避けるつもりだ。
 ただ、国会への提出が見送られる方向となった防衛庁の省昇格関連法案は、党内で議論していないが、個人的には賛成だ」
 

<人事>

「今回の人事が、11日告示の衆院千葉7区補欠選挙をにらんだものだという見方もあるのはしっている。また、仮に補選で負けても、候補者擁立も含めて前原執行部がやったことだというひともいる。しかし、自分としては逃げるつもりはない。
 今回の人事では、自分に投票した鳩山氏の再任以外は、山岡賢次ら小沢グループや、赤松広隆、鉢呂吉雄らの旧社会党系グループなどへの論功行賞はなかった。そんなレベルの話ではないとおもう。
 しかし、今度の人事では、かなり、いろいろな立場の人、分野の人が入っていると思う。」

「僕は、2003年9月の民主、自由両党の合併で民主党に入った“外様”かもしれない。だから、党内では代表就任について、ひさしを貸して母屋を取られたという見方をするひともでてくるかもしれない。
 しかし、僕は、代表選の演説でも『私は変わる』とうったえた。また、側近政治という批判もあるのもしっている。しかし、何をもって側近政治というのか?
 もし、私に近い議員が『小沢の威光をかさに着ている』という反発がくすぶっているとしたらまことに遺憾だ。
 人からは『剛腕』とかいわれ、イメージがひとり歩きしているが、いわゆる自らの側近で周囲を固めて突っ走るようなことはしたくない。そうい批判には謙虚に耳をかたむけたい」


<対小泉へ仕掛けの第一報は、靖国参拝か>

「私は小泉さんの(やり方)はだめだとおもう。戦争を指導した人たちは靖国に本来祀(まつ)られるべきではないとおもう。
 戦争で亡くなった御霊を祀る本来の靖国神社に帰すべきだ」

「靖国参拝事態を批判しているわけじゃない。だいたい、小泉さんは、総理なるまで、熱心に靖国神社に参拝していたわけじゃないだろう。先の自民党の総裁選挙で、橋本龍太郎さんとあらそうなかで、靖国参拝を公約した。遺族会の選挙の票ほしさといわれてもいたしかたない面もあったのでないか?」

・・・・では、具体的にどうすべきか?

「政権を取ったらすぐやる、そのとき教える」

「しかし、靖国神社参拝について天皇陛下にも行っていただきたいとおもう。
 そのうえで戦争指導者が祀られている、でも、(極東軍事裁判での)A級戦犯という言葉は認めたくない。勝った国が勝手に裁判したからだ。しかし、日本国民に対して戦争を指導した大きな責任はあるとおもう」


「戦争指導者を靖国神社から祭祀廃絶する理由について二つ挙げれるとおもう。
 ひとつは、日本国民に対して戦争を指導した大きな責任がある。ふたつめは、戦死者ではないので靖国神社への祭祀にそぐわない」

 これには、小沢側近議員一人の下記の説明がわかりやすいか?


「小泉首相の靖国参拝はいたずらに、中国や韓国を刺激しただけだった。もちろん、すべて中国や、韓国がただしいということではない。そこで、小泉さんとの明確な違いをうちだしたのでしょう。この辺は、なかなか戦略的です。そのうえで、小泉外交との違いを
きわだたせるようです。すでに、小沢発言に関して、中国は好意的にうけとっている。これだけでも、先んじたかもしれない。
 さらに、これはポスト小泉の有力候補者としてしられている安部晋三さんを、射程にいれたものでしょう」


・・・・・・後・・残念ながら略・・・・・・・・・・

以上