北岡記者は、来週退院予定。しかし・・・・・
 事務所はぴりぴりムード。
「純ちゃんのまぶた、随分腫れぼったいな?」
 というボスの目も腫れぼったい。
 辻野記者、「おまえ、聞きかじった、いらんこと書くなよ・・・」
 北岡記者に連絡・・・・

 北岡記者の解説。

「テポドンはこわくないけど、この情報、騒動がいやな感じなんだよ!この辺は、いわゆるブラックボックス。情報はあるようで、実はない。取材するにも、しようがない。防衛庁も外務省も、実は、肝心な情報はあるようでない。『民間の衛星でいいから、どこぞ、ひっかけてこい!』ってボスはいらだっているわけだな。そこでおまえが、いらんこと、聞きかじって書くと、いい、悪いでなくて、事務所のポリシーにはずれるわけだ。ま、いい加減なポリシーだけど・・・」

「問題は、時代の歯車がひとつうごいたこと。あとは、自分で考えなさい」
 先輩記者は冷たい。

 やはり、戦争の予兆か?
 情報操作の予兆か?
 
 私にはわかりません。
 北岡さんの、退院をまちたいです。

 
 その他拝。