ボス的というか、ややベテランの政治記者からみると、「つい、はらはらしてみてしまった」という党首討論だった。
 なんで、「はらはらしたか?」
「そりゃ、お前!晋太郎さんからの関係をしっていれば、小沢党首が、『与野党の垣根をこえて、この国家的な危機的状況に全面的に安倍政権に協力する』といいかねない土壌があるからなんだ。若い、民主党や、自民党の議員はしらんだろうし、知ってもピントこないだろうけど・・・」
「ほほう、つまり小沢と、安倍のなれ合い関係があるということですか?」とはその他。
「おまえ、ちょっと政治記者やったからといって、呼び捨てにするな!」
「すみません・・・・」と、この間、叱られぱなしのその他です。
「あのな、政治家といえども、おまえの人生の先輩だ。必ず敬称をつけるか、さん付けでよべ!」とは、ボス。
 しょうがないので、オレが解説。
「雑誌記者というのはだな、総理であろうが、野党の党首であろうが、どんなに仲のいい政治家であっても、不正、スキャンダルがあったら、そのまま記事にしなくてはならない。これが、新聞社の政治部の記者との違い。斬るものは、遠慮なく斬る。だから、普段から敬称をつけて呼べ!ということのなです。はい」

「うん、その説明はよろしい!」とボス。

 そりゃ、そうだろう、このことは、ボスや辻野記者から、さんざん言われてきたことだ。もっとも文章にする場合は、敬称略があるけど、これは、別の理由。
 

 ボスが言いたいのは、安倍晋三さんの基本的な、安全保障に対する考え方は、小沢一郎さんから学んだものだということ。ま、昔の話だけど・・・・。
 小沢さんが、自民党にいたときに、安倍晋太郎さんが、若い晋三さんの、不勉強と、頭の悪さにまいって、「小沢君のところにいって、学んでこい」といわれて、晋三さんは、小沢さんの勉強会に顔をだすようになった。
 つまり、今の安倍総理の、憲法、安全保証、周辺事態、国連に関する考え方は、小沢さんの勉強会で学んだもの。もちろん、基本だけど。
 この頃をしっているボスなんかにいわせると、安倍さんが、「ちゃんとやれるか?」結構、はらはらしてしまうということらしい。ま、それぐらい、やや出来はわるかったのか?
「出来が悪いでなくて、あまり勉強してなかった。その時に、一番、勉強していたのが小沢さんだったからな」とはボス。

 なるほど・・・・・

 もっとも、総理になれば、法制局長官がしっかり、お守りするし、米国だって、各官庁だって、最大限の情報を提供するし、アドバイスする。そう、ミスするわけはない。
 でも、これはほうっておいたら「官僚のいいなり、米国のいいなり」になってしまうということだ。

 これを、小沢さんが危惧したとしても、無理ないこと。

「では、・・・・・」とは、その他。
「うむ、よろしい・・・発言を認める」とボス。

「つまり、安倍政権のブレーンに小沢さんが入った方が、はやい!という話ですか?政権とれそうにもない民主党の党首しているよりも・・・・ずーっとお国のためである」
「・・・・・・・・・」ボス。
「ま、小沢さんも本音は、アホで、子供じみていて、すぐに評論家になって、左右混合の民主党に嫌気さしているかもしれませんね?参議院選挙の候補者選定もぜんぜん、すすんでいないようだし・・・・・」とはオレ。

 ボス、
「2三歩。で長考」

 うん?

「ちょい、銀座のネーちゃんの機嫌をとってくる」

 一人、銀座方向に消えたボスでした。

以上
北岡拝

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