小泉内閣が発足した平成13年、この直後から「日本国民の声を聞く」と称して全国的に「タウンミーティング」が始まった。

 ところが、これには巨額な税金と「やらせ質問」が吹き出し教育基本法衆議院通過前に大騒動になった。
 
 タウンミーティングが始まった平成13年度は電通が随契請け負い、48回のタウンミーテング代9億3932万9395円。
 1回の開催費は 平均1956万円にもなる。
 13年度に行った電通の明細は内閣府がまだ出してこない。 

 翌年14年度からは一般競争入札となり電通と朝日広告社が請け負っている。
 最近16〜18年度は朝日広告社が独占状態。
 内閣府が出してきた「教育改革タウンミーティング」(文部科学省主管)は平成15年12月から平成18年9月までに8回、6725万円ー平均961万円だそうだ。
 
 たった1回のタウンミーテゥングに何故こんなに費用がかかるのか。

  追求している野党に話しをきいてみると・・・・

  教育問題を追及してきた民主党の川内博史前沖縄特別委員長。

「一回平均960万円なんてこんなにかかるわけがない。一般常識を遙かに超えているし、何故これだけの金がいるのか理解不能です。
 これは内閣の広報予算であり、マスコミを含めた世論操作ですよ。
 まあ、朝日新聞の子会社・朝日広告社が請け負っているのが何よりの証拠。
  入札方式と言っても応札各社が金額を入れるだけで、安い方に落札させる。これには電通はじめ多くの広告社が談合してるフシもある・・。
 安く入札された朝日広告社が落札後、一回の経費明細を提出するというわけです。
 この明細には細かく人件費や諸経費が書き込まれているが、こんなに人件費を払うわけがない・・・・?
 タウンミーテングと聞こえは良いがミーティング出席者は殆ど政府側の息がかかった人ばかり。質問も「やらせ」で「政府はよくやっている」など政府にとって都合の良いことを言わせるんです。 
 タウンミーティングと聞こえは良いがミーティング=会議でも何でもない。
 俗に言えば「政府主催のヨイショイベント」というしかない。
 それには金をかけるんです。誰もタウンミーテングの経費を追及するなんて思っていなかっただろう。実にけしからん」

 契約単価内訳票には内閣府との事前調整に平成14年度前期76万円、後期後期96万円、地元警察との事前調整13万円など不思議明細が書かれているのだ。
 この内訳表は一会場開催分でありその都度、内閣府との打ち合わせに76万円や96万円もの調整費が必要なのか。
 事前打ち合わせにコーヒーを何千杯ものむか・・・?
 素人考えでは「高い料亭で打ち合わせをし、さらにどこかの高級クラブでも行った?」のか・・、1週間くらいでこんな金は使い切れないと思うんだが・・・・。


 タウンミーティング経費問題を追及してきた社民党・保坂展人代議士。

「タウンミーティングの明細を見ていたとき、『そのたの協力者5000円』というのがありました。
 これは何だろうと調べると『やらせ質問者』に5000円の日当を支給するというもの。
 塩崎恭久官房長官もあっさり25回65人と認めたました。
 しかし、本当の数字かどうか、もっと増えるんじゃないかと思います。
 事前に質問を頼んだ人がミーティング冒頭で質問をする。
 青森では教育関係者が出張手当4,800円を貰って質問した例もあります。  
 やらせ質問はとんでもないことだが、問題はこれだけではない。
 空港での送迎6人、会場の送迎14人、閣僚控え室連絡要員3人など次から次へとやたら人数が用意されている。 
 04年11月に行われた大分でのタウンミーティングでは募集人員300人の会場に107人の係員を配備している。
 こんな人員が本当に必要なのか。何ら具体的な説明もない。
 仮にこれらの人が会場に本当に入っていたら半分くらいは椅子に座っていたんではないですか。会場に参加申し込み人をしたを100人くらい落として、広告社が集めた桜を入れるとは何事か。
 これでは政府と広告社による会場盛り上げのやらせでしかないですよ。
 国民との対話を目的にした『タウンミーティング』。その内実は関係者が手当を貰いながら
『政府から依頼されたやらせ意見を言う』
 これでは二重三重におかしい。
 これは政府の為のタウンミーティングであり、完全な世論操作に他ならない。
 また、内閣府との事前調整に76万円、96万円など不可思議な出費もあります。
 実はやらせ問題も大事だが、こっちの不可解な出費の方が大問題です。
 一般常識から考えても本当にこんな会場費が必要なのか。
 今日(11月20日)全野党の国対委員長会談で、これら不可思議金銭出費問題を徹底する事で合意しました。
 ここから安倍晋三内閣を徹底追及する」

 田中康夫元長野県知事は01年11月22日、長野県庁で記者会見。

「小泉政権のタウンミーティング開催費用が平均2000万円、全国一巡したことで10億円ぐらいかかっている。どうしたら2000万円もかかるのか、逆に教えて頂きたい。 全ては電通に丸投げと呼ばれるのに等しい形。
 私の車座集会の場合は約30万円でした。これには同行する職員の人件費や会場までのガソリン代も含まれている」

 税金をばらまき世論操作する日本国政府。こんな事ばかりやってるから世界中で「日本パッシング」がすすんでいることも分からない。
 ・・・・・・・と、結ぼうとしたら、ボスが突如、登場。

  政府はひとつ隠しているね。
  この計上予算には、地元マスコミへの対策費がある。地元新聞、地元テレビ局、地元業界紙・・・ミニコミ誌対策もはいっているか? 
  あと、市民団体を名乗っている、極左団体対策費。これは、地元警察との連携でおこなわれるのだけど、一時、タウンミーテイングで、プロ市民系が、わさわさ押しかけて、極左教条主義的な質問をくりかえして、タウンミーティングそのものが、乗っ取られそうになった。
  ま、日本的な傾向として、普通の市民は、そんな面倒なところにいって発言したり、質問したりしない。政府にいわせると、そんなとこに駆けつけて、わざわざ質問するのは、意識ある市民で、ノイズイ・マイノリティーで、これは政府からみると目障り。サイレント・メジャリティーこそが、政府の支持層ということなんだろう。

  だいたい、いまだに官邸は、盆と暮れに、名だたる政治評論家や、ジャーナリスト、マスコミ関係者に「白い封筒」を配っている。俺は、名だたるジャーナリストでないから、2−3回しかもらったことがないけど、あ、それは、おまえら引き連れて、向島にいって芸者遊びしたことあるだろう?あれだよ、あれ!

  ある件があって、突っ返したら、それから俺のところには、白い封筒はこなくなったけど・・・ま、健全でよろしくなった。・・・・笑。

  もっとも、むかしの先輩記者は、「白い封筒」をもらうようになって、政治記者として一人前といったものだ。よって、うちは、全員半人前。だから、ろくでもない。

  ま、国会対策と称して、国対麻雀したり、料亭で打ち合わせするのと一緒。この国会対策にきれいなのは、俺のしっている範囲で、共産党ぐらいだろう。

  うん?なんなら、その手の文書もひっぱってこい!

  うむ・・・・・。
  これ以上はこわくて書けない・・・。

以上

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