いったいあれだけ大騒ぎした耐震強度偽装事件は、何だったのか?

「耐震強度偽装事件で、建築基準法違反と議院証言法違反(偽証)、建築士法違反ほう助罪に問われた元一級建築士姉歯秀次被告(49)の判決公判が26日、東京地裁であり、川口政明裁判長が『「耐震偽装問題の最大の責任は構造計算書を改ざんした被告にある』として、求刑通り懲役5年と罰金180万円を言い渡した」

 公判では、「姉歯被告が構造計算書の偽造を重ねたことによって得た利益で、ベンツやBMWなどの高級外車、高級腕時計を買ったり、愛人とのデート代を捻出(ねんしゆつ)していた」ことが明らかにされている。

 ようは、「自らの私利私欲はしった姉歯が悪い」ということで、検察も裁判所も、ちょんちょんと、手をうったことになる。
 ベンツやBMWに乗り回したというが、そこそこのサラリーマンなら手の届く「高級車」だろう。まして、一級建築士なら耐震偽造設計しなくても、ベンツやBMWを乗り回している人はたくさんいる。愛人がいて、その愛人とデートしたのがけしからんというけど、別に一級建築士だけでなくて、そこそこの男前なら愛人といわれる一人や二人がいて、デートぐらいしても今日日だれも驚かない。

 

  私利私欲に走り、耐震強度偽装の設計をしたとされるが、では、姉歯は、どれだけの不当な利益を得たのだろうか?1億円?5億円?10億円?うちらが、頭が悪いのかもしれないが、どこをどう計算しても1億円にならない。

  連日報道された自宅もいわゆる豪邸ではなかった。愛人にマンションを買い与えたという記録もない。その愛人と贅沢な海外リゾート旅行をしたという記録もなかった。高級時計というけど、100万円でも高級時計というのか?どうせなら、3000万円以上を高級時計といったほうがいいのでないか?だいたい年収300万円の「その他」でさえ、実勢価格80万円するロレックスをしている。先日、ボスに押収されそうになって、泣きべそかいていた。あ、うちのボスは、サクラ屋時計館のバーゲンで買った1万円のセイコーの時計をしている。「チタン性だからアレルギーもちにはいい」と、自慢している。

 隠し預金がウン億円あるという話もでなかった。事件の最中に、妻が自殺したが、この妻もブランド品を買いあさり、高級フランス料理店でグルメ三昧したとか、ホストクラブ遊びをしたという話もでなかった。むしろ、「ごく普通の、地味な主婦だった」という近所の声が圧倒的に多い。

しかも、公判途中で、姉歯被告は保釈されるはずだったが、その保釈金を払えずに、保釈は却下されている。

  私利私欲に走り、世間を大騒ぎさせた悪の張本人・・・・としては、ちと迫力に欠けないか?

  うん?そうおかしいんですね。ま、裁判は証拠主義、証言主義だから、いくら世間が、

「この事件は、アベシンゾーを含めた政治屋どもが絡んでいた大疑獄事件に発展する可能性があったんじゃないか?姉歯という雑魚一匹を餌食にして終わらそうとしているんでないか?事件の背景や陰険な隠蔽工作はどこへいったのか?雑魚の設計屋に事件の罪をすべて被せての隠蔽判決でないか?」

  とおもっても、「最大の責任は姉歯被告にある」と、裁判所が認定してしまったのだ。

  ところが、蛇の道は蛇である。
  これはまだ、確信的に書くことはできないけれど、
  姉歯被告周辺を取材している記者の間からは、

「姉歯が、事件をすべてかぶった報酬は5000万円。懲役をおえてでてきたら、生活の面倒はみるという密約があったのでないか?」と話がながれている。

  懲役5年と罰金180万円・・・・・の対価が5000万円+アルファー。
  これが、悪の張本人である姉歯被告の損得計算ということか・・・。
  それよりも、この5000万円で大疑獄事件に発展する可能性のあった耐震偽造事件が、幕をとじたのだから、5000万円だすほうにしてみれば、安い買い物だったかもしれない。

  そうそうこの事件は、姉歯秀次元一級建築士の裁判だけでない。

  一連の事件では計6人が起訴されている。民間の指定確認検査機関「イーホームズ」(東京都新宿区、廃業)の藤田東吾社長(45)と「木村建設」(熊本県八代市、破産手続き中)の篠塚明・元東京支店長(46)は執行猶予付きの有罪判決が確定。
  マンション販売「ヒューザー」(大田区、同)元社長の小嶋進(53)、木村建設元社長の木村盛好(74)両被告は詐欺罪の起訴事実を否認しており、公判が続いている。

  ここで、小嶋進被告や、木村盛好被告が開き直って、全部暴露すれば、ことと次第によっては大逆転もあるか?
  そういえば、藤田東吾社長は、なんかおとなしくなってけれど、今は、どうしているのだろうか?
  「きっこ」に続報を期待したいんだけど、「きっこ」が書くと、なんか偽メール事件みたいになって、やぶ蛇になってしまうんだよね。この辺も、そろそろ理解してほしい。あ、これは批判でなくて、応援のエールだから、間違えないように!

  ちなみにいきなりパーオンを狙わずに、寄せワンのパー狙いというのが、この手の定石だとおもいます。はい!

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