「女狂い、酒狂い、ポスト狂い」
 永田町で今、安倍内閣の自民党三役を皮肉ってこんな言葉がはやっている。
 女狂いというのは言うまでもなく中川秀直幹事長、「アル中」の異名を取るのが中川昭一政調会長、ズーと冷や飯を食わされ焦っていたのが丹羽雄哉総務総務会長というわけだ。

 3人とも自民党議員からは評判が悪い。中でも中川秀直幹事長は「自民党復党組」や来年の参議院選挙出馬組から大ブーイングが起こっている。
 中川が幹事長としての大仕事は「郵政民営化反対組」の復党問題。復党希望組は企業献金が受けられないために政治資金が枯渇。これがボディーブローのように響き、一刻でもはやく自民党に帰りたいと願っていた。
 これに立ちはだかったのが中川秀直幹事長だ。
 中川幹事長は「政治は情でなく理論だ」と正義を主張。
 小泉前総理の真似をして「善と悪」を演出し、復党は抵抗勢力だったと自分を大きく見せる作戦に出たのである。
 結局、復党問題はすったもんだしたあげく「自民党への詫び状」と「自民党を批判しないとの誓約書」を書くことで決着。
 詫び状を書かない平沼赳夫を除く11人を安倍晋三総裁決断と言うことで復党させることになった。
 ところが、中川幹事長はそれでも尚
「国民に分かる形で謝罪しろ」と復党組を強要。復党組は渋々「記者会見」に臨んで顔をを歪めながらも謝罪すした。
 
 復党組の一人は
「中川幹事長は何であんなに偉そうなのか。自民党公認候補と戦って勝ったことが自民党への選挙妨害になる。それを謝罪しろというのは私を選んでくれた選挙民を裏切ることになるんだ。
 それでもぐっと堪えて謝罪文を書いた。
 にもかかわらずテレビの前で「謝罪」させるというのはあまりにも人情がない。小泉前総理を真似ているのか、それだったらとんでもない。いつかこの借りは返したい」
 と中川の仕打ちに恨みを残していた。

 そもそも中川秀直は森内閣官房長官時代、「女性問題」で右翼に脅され官房機密費2億円を持ち出して渡したという疑惑がある。参考:安倍晋三内閣、幹事長は愛人に国費を貢ぐ、中川秀直?
 このことで野党から官房長官辞任を要求され窮地に立った。
 しかし、「唯一の子分は中川秀直だけだ」と言われる森喜朗元総理が庇い続け3ヵ月も
官房長官の席に居座った。


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 中川は元々養子。それ故女房に頭が上がらない。
 女性問題が浮上したときは地元にも帰らず東京で悶々としていた。
「あんたはもうダメだ。今度の選挙からは息子に変わってもらう」
 女性問題に頭に来ていた中川の女房はこう言って中川秀直を怒ったという。

 中川は女性問題後、永田町でしばらく冷や飯を食うようになった。それでも森派で同じ釜の飯を食った小泉総理が自民党政調会長に就任させた。
 政調会長になった中川秀直は「情の森」から「非情の小泉」へと徐々にスタンスを変えていくのだ。
「年齢、経験から次は福田康夫。その後で安倍晋三君で行こう」という森喜朗元総理を裏切って自分の出世には安倍を総理にするしかない。
「次の総理は安倍晋三だ」と若手を巻き込んで走り出した。
 9月、中川の思惑通り安倍晋三が自民党総裁に就任。中川は大物大臣就任かと思いきや、森元総理など自民党内外から「中川を大臣にすると女性問題が吹き出し、安倍内閣は冒頭から躓く」との批判があり安倍は中川を幹事長に据える。
 森元総理の中川嫌いは「いつも人を小馬鹿にする町村信孝」を派閥の跡目に据えることにしたのである。
 森元総理は町村が大嫌い。それでも中川だけには派閥を譲りたくないと町村を次期会長に据える。まさに怨念の派閥禅譲劇なのだ。

 中川幹事長は自分の存在感を示すには「参議院」に手を出すことだった。
 参議院は土建設、医師会ら各種団体、労組等が集う利権の頂点。言い換えるとそれぞれの利益集団が自分らの代表を送り込む所でもある。そこには青木幹雄自民党参議院会長、片山虎之助参議院幹事長が「参議院には手を出すな」と立ちはだかり、自民党をぶっ壊すと言っていた小泉前総理も手が出せなかった。

「参議院」を変えればそれこそ大幹事長になれる。 
 中川幹事長は安倍総理にも「来年の参議院は大変なことになる。勝てる候補を出そう」
 と入れ知恵。
 最近、世耕弘茂補佐官らが次の参議院選挙は自民党に厳しい。厳しい1人選挙区候補数名の実名を挙げ「この候補を勝てる候補に変えるべきだ」とアドバルーンを上げさせた。
 実名が上がった1人区候補者は
「高齢とかを除けば県知事が野党系か知事と折り合いが悪い人たちばかり。とんでもないことを言う。私は前回の選挙でダブルスコア位で勝ってるんだ。参議院選挙は県知事選挙と違う。人を見て物を言え。名前の出された人たちも大変怒ってるよ。名前が出なかった人で危ないのは片山虎之助参議院幹事長だ。この辺りは片山さんとケンカしたくないのか。」

 これには青木幹雄会長も
「全くふざけてる。大体の出所は分かっているんだ。手を突っ込ませるようなことはさせない」
 と大変な怒りようなのだ。
 ちなみに世耕?が漏らしているようだが、その裏に中川秀直幹事長がいることぐらい誰でも分かるそうだ。

 大幹事長としての道を進もうとする中川秀直。その先々に敵を増やしているのがあまり分からないようだ。
 中川の最大の敵は同じ広島の亀井静香。
 港区南青山3丁目の地上げ問題を巡り委員会で質問した国民新党・糸川議員が土建屋らに脅迫された。12月、糸山(訂正・糸川)側は警視庁に「脅迫」で訴えた。
 この問題の裏に中川幹事長が絡んでいると言われている。
 亀井静香の事。蛇の道は蛇と言うから亀井側はかなりのことを知っているようである。

 また、和歌山県知事汚職事件に絡んだ井山容疑者と世耕・中川の関係が噂されている。
 世耕と中川は井山所有のゴルフ場を使用したのにプレー代を払っていない。いずれこの2人の関係が吹き出してくる。

 さらに、中川で噂されるのは名古屋の地下鉄拡充工事問題。大手建設会社との癒着があるそうだ。

 以前関係したの女性問題で「覚醒剤」はウヤムヤになっていた。これが状況によって復活しそうである。

「参議院選挙に負ければ安倍・中川共に首を取る」という自民党議員は多い。

小泉前総理の真似をして「大幹事長」の道を歩き出した中川秀直。大幹事長になるのか、潰れるのか、安倍総理と共に来年2月の予算審議大詰めが最大の難関になりそうだ。 

参考:中川秀直

文責:辻野匠師