(解禁1/13土曜日)

  
「内閣人事に問題が相次いでいるのは何が原因と思いますか」
「別の問題でしょう。それは」
 正月明け、初仕事にでた安倍晋三総理は本間税調会長、佐田玄一郎内閣府大臣辞任、さらに松岡利勝農水大臣問題発覚と、官邸記者団に問題の原因を聞かれ突然怒ってこう答えたのである。

 昨年暮れ、本間正明税調会長が愛人と官舎不正入居問題が発覚。内外の批判についに辞任。
 また、佐田玄一郎内閣府担当大臣は架空の事務所経費7800万円を不正計上。これが発覚し辞任。
 それに続くのが松岡利勝農水大臣である。松岡農水大臣は出資法違反で福岡県警の家宅捜査を受けたWBEFから100万円のパーティ券購入してもらい、さらにWBEFのNPO法人認可状況を内閣府に問い合わせた疑惑が持ち上がった。

 正月早々、永田町では「今度召集される通常国会の焦点は松岡だ!」という話で持ちきり。
 これに尾ひれがついて「安倍政権はいつまで持つか。次の総理は誰?」
 などという噂が一人歩きしているのだ。
  本間ー佐田ー松岡と相次ぐ不祥事の責任問題を追求されれば「安倍政権」持たないと言われている。
 安倍政権はこれらの噂が現実になりかねないほど逼迫した危機にある。

  安倍政権は「論功行賞、お友達内閣」といわれるほど、大臣の資質とはほど遠い人選になっているのが現状だ。
 佐田大臣辞任の後任にもお友達の渡辺喜美が就任した事でも皆ガッカリ。

「二軍のピッチャーがいきなり一軍のマウンドに上がったようなもの。ボールがどこに行くか分からないし、俺が私が・・と目立ちたがり屋ばかりでバラバラ。まるで小学校の学芸会だ」
 安倍総理の家庭教師を勤めた平沢勝栄内閣府副大臣もこういって嘆くのも当たり前。
 
「塩崎官房長官と井上義行総理秘書官を切れ」
 多くの自民党議員が望んでいることなのだそうだ。
 塩崎官房長官は記者毎日会見をやる。その時、会見壇上に登場するとき「ヒョイ」と壇上を飛び上がるのだ。
 長官本人は「若いという意思表示」なのだそうだが、これが「もっと落ち着いてやればいいのに」と官邸記者からすこぶる評判が悪い。

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 それはともかく、塩崎長官の評判は最悪だ。「自分より頭のいいやつは他にいない。安倍総理より自分の方が偉いと思っている。人の言うことも効かないし全く傲慢なやつだ。自分が全く無能だと言うことが分かってない」
 自民党大臣経験者が言う。

 塩崎官房長官の無能さがここに来て目立つ事件が起きた。
 安部内閣支持率急落に焦った塩崎官房長官は安倍政権浮上策として井上秘書官らと相談。
 他には根回しせず「道路特定財源の一般財源化」を打ち出したものだから大変。。
「俺たちは何も聞いてないぞ!。道路は必要なんだ」
 という自民党道路族を怒らせてしまった。
 さらに、身内であるはずの冬柴鉄三国交大臣からも
「総理の威光着て何だ。やれるもんならやったらええ!」と怒鳴り合いになったのである。
 結局、自民党からの反撃にあい、道路特定財源一般化問題はうやむやに終わる。
 
 佐田大臣辞任問題でも「2006年中に辞任させないと大変なことになる」という内外の声に「あまり問題はない。来年ででいいでしょう」
 と言っていたが、「絶対辞めさせないと大変なことになる」という自民党内の声に押された佐田大臣本人が「辞任したい」と申し出たので大慌て。事態の状況を的確に読めない無能さを露呈したのである。
 内閣府内でも国家安全保障会議の主導権を誰がとるかで小池百合子安全保障担当補佐官
ともめているし、普天間飛行場の代替え施設であるキャンプ・シュワブ飛行場建設を巡って久間防衛大臣とももめているのだ。
  官房長官といえば内閣の顔である。それが独断専行し失敗を続けるのなら辞任するしかないのかも。

 また、JR運転手から安倍総理の信任を受けて総理政務秘書官に上り詰めた井上義行の評判も悪い。
 井上の経歴からも分かるように永田町と霞ヶ関に布陣がないため情報が殆ど取れないのだ。
 30数年永田町に巣くった大物飯島勲小泉内閣政務秘書官とは全く違うのである。
 ところが井上秘書官にはそれが分かっていない。
 井上が壁となって政治家や霞ヶ関の役人が安倍総理に殆ど会わせないのだ。会っても数分程度。これでは正確な情報が総理の耳に入らない。 
 
 安倍総理周辺が言う。
「最近、井上秘書官は大きな顔をしているんだ。自分がいないと官邸は動かないと思っているんだろうか。
 道路特定財源一般化問題の時、井上秘書官は官邸番記者を集めて「揮発油税問題は安部内閣の改革の目玉だ」などとえらそーに説明した。その後、自民党の道路族などから反対論が続発し、マスコミもこれはムリだと書き始めた。
 すると、井上秘書官は報道したマスコミ関係者へ「何であんなことを書くんだ」と脅しの電話をしたそうだ。
 何を勘違いしてるのかね。永田町や霞ヶ関に評判が悪い井上秘書官を早急に辞めさせないと安倍政権が難しくなる」

 これまで内閣官房副長官といえば歴代内閣を穏便に運営してきた。副長官人事は自治・厚生省出身の重量級官僚が就任してきた。
 それが、安部内閣では従来の慣例を打ち破り「財務省」出身の的場順三を起用したのである。
 的場は大蔵省時代に「傲慢な大物」と言われたものだが、霞ヶ関の現場を離れて12年にもなる。それで官房副長官就任には「浦島太郎で大丈夫か」という声も聞かれた。
 案の定、的場官房副長官は現役の官僚達とは面識もない人物も多い。慣例を破った仕打ちもあってきちんとした情報も取れないのだ。
 最近では「こんなはずじゃなかった」と的場本人も辞任をほのめかしているという。

 塩崎泰久官房長官ー的場順三官房副長官ー井上義行総理政務秘書官のラインが機能しないないというのは官邸崩壊に他ならない。

 2007年は激動の年か。
 安部内閣と自民党執行部の中枢ともにバラバラ。
 2月下旬、衆議院予算委員会での「2007年度予算案採決」が大きな山になりそうだ。

以上
取材:辻野匠師
入稿:その他
ちゃちゃいれ:ボス