これは利権漁りでなくて、真面目に防衛問題を勉強している議員さんの間では、与野党とわずに常識なのだが、「日本にとって新仮想敵国は中国」なのです。口にだしていうか、いわないかはべつだけど。うちのように読者300人だといえる・笑い。
 かってはソビエトだった。今は、中国です。これは、真面目に議論すると共産党でちゃんと勉強している人となら一致する。ただ、社民党さん、公明党さんとは、あまり一致しない。ま、それはいろいろな事情があるのでしょうから、今回は追求しない。

 あ!北朝鮮だろう?っていった人。
 あれは、「敵国」です・笑い。
 「仮想敵国」という意味をちゃんと理解してください。
 「仮想敵国」だから、すぐにドンパチするという意味ではありません。

 むしろ、

 「仮想敵国」だから、「日中友好を促進する」
 「仮想敵国」だから、「中国に投資し、進出する」
 「仮想的国」だから、「中国語を勉強して留学して、お友達をたくさんつくる」

 というニュアンスがあって、かっての陸軍「中野学校」には、その手の要諦文書はたくさんありますが、ここで紹介すると中国が読むといけないので、紹介しません。もっとも中国共産党の方が、「中野学校」や「満鉄」の基本文献をたくさん所蔵しているかもしれませんけれど。
 日本は、日教組がこの手の貴重な文献を邪険にしたので、文明史的にはややおくれましたけれど、さすがの日教組も焚書にはできませんでしたから、国会図書館とかいったら、けっこういい基礎文献はあります。

 もっとも「新仮想敵国は中国」という話には、異論もあるようです。この中でちと紹介する値があるとしたら、多分に小室直樹先生あたりの論文からひいたとおもうけど、

「日中米は、微妙なトライアングルをきづいている。日中が親密になると日米関係が険悪になる。日米が親密になると日中関係が険悪になる。これは近代の歴史が地政学的に証明している。
 では米中が親密になると、日本はどうなるか?みんなで仲良くなれるか?そうはならない」
 というトライアングルの論理です。

 というお話。これを解釈するには、石原莞爾(いしわらかんじ)さんの『世界最終戦論』とか、レーニンさんの『帝国主義論』といった古典からひもといていくと「ソビエトが崩壊した、今だからこそ、そこそこの論文がかけるとおもう」(ボス談)というから、若い野心的な学究の徒のみなさんは、参考にしてください。参考するのは、古典であればあるほどいいのです。その辺の大型書店にならんでいるような本を参考にしても、いい論文はかけません。商品価値が下がるのです。
 万が一でも、いい論文ができたら、無名の方でも、うちのボスのことだから、本にしちゃって、あの人のことだから、そこそこ売ってしまうかもしれない。なお、後者の本をよんだからといって、簡単に「アカピー」にならないようにお願いします。

 このトライアングルの論理について、独自の理論をあみだし、銀座村などでさんざん自説をといているボスの論理を紹介しましょう。

「トライアングル論理でいえば、3人つくる。ま、女房もいれて。3人がちょうどよろしい。なぜなら、トライアングルだから。つまり世帯者なら、愛人は1人でなくて、2人つくる。これでトライアングル。
 しかし、一般に愚かな我々凡人は、男女をとわず。2人にしてしまう。
 ありていにいうと、女房が1人。不倫相手という愛人が1人。計2人。
 女性の場合だと、亭主が1人。不倫相手というか愛人が1人。計2人。
 これはよくない。なにかあると、すぐに刃傷沙汰になる。痴情殺人事件を取材するとわかるけど、その関係の90%は、2人になる。
 この関係を3人にしておくと、いい、緩衝地帯がうまれる。刃傷沙汰になる一歩手前でとどまる確率が高い。だから、トライアングルなのである」

 刃傷沙汰を避けたければ、愛人は1人でなくて、2人です。
 2人もつくる甲斐性も度胸も体力も策略もない方は、女房一人か、亭主一人で我慢しましょう。
 という、きわめて教訓的な談話なのでした。

参考:[中国]衛星兵器実験に成功 米が懸念表明   毎日新聞 2007年01月19日13時33分

 

担当:北岡隆志

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