「閣僚・官僚は総理に対し絶対的な忠誠心、自己犠牲の精神が求められている。自分のことを最優先する政治家や出身官庁を大事にする官僚は内閣・官邸から去るべきだ。
 当選回数は問題ではない。かっての仲良しグループかも関係ない。総理が入室したときに起立できない政治家、私語を慎まない政治家は美しい国づくりにふさわしくない」
 2月18日、仙台での講演で中川秀直幹事長が吠えたことは記憶に新しい。

 ところが、この「中川秀直幹事長こそ更迭!」という話がでてきているから、安倍政権はおもしろい。

 このところ官邸では「たががはずれてる」「緊張感がない」「総理を軽んじてる」など安倍総理に対する各閣僚の傲慢さが問題になっていた。
 しかし、この問題は官邸内部の事であり、事もあろうに自民党の幹事長が外部に喋るというのは異例中の異例。安部内閣の内部抗争はそれだけ深刻なのかと思ってしまう。

「いや、サーベラス問題がきたら、中川はおしまい。そこで先に、安倍政権への忠誠心をちかったということだろう。実際に、サーベラス問題ははじけた。まだ、末端だけど、次々と話がでてくるだろう。こうなったら、忠誠心も糞もない」というのは、現安倍政権の閣僚の一人。

 いったい、どうなっているのか?

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 当の安倍総理は
「心配していただく必要はありません」
 と平然という。
 塩崎官房長官は、
「引き続き総理をしっかり支えたい」といいながら
「総理は最後に入られる。閣議は規律正しくやっている」
 と居直っているが、一番の問題は官房長官だそうだ。
 安倍総理が閣議に入る前から他の閣僚とつまらない話をする。総理が入ってきても起立もしないし私語も止めない。
 その他、安倍総理が入室しても起立して迎えないのは伊吹文明文科大臣、久間章生防衛大臣、尾身幸二財務大臣、問題発言の多い柳沢伯夫厚労大臣らおおむね年齢が高い大臣だそうだ。
 彼らは論功行賞で安部内閣に入ったものだから「俺のおかげで安倍は総理になれたんだ」ぐらいにしか思ってない。
 当然、安倍総理に敬意を払うということもない。
 政治家経験の少ない安倍総理にとっては頭の痛い問題である。
 閣議入室の際の起立もそうだが、閣議終了後でも安倍総理が起立してから皆が起立解散になるのだが、この時は年配も若手も閣議終了の合図とともに皆がかってに立ち上がり、各省庁の会見に急いで帰っていく。

 安部内閣では久間防衛大臣の「アメリカにとやかく言われる筋合いはない」とか伊吹文科大臣対山谷えり子補佐官の教育再生会議の中教審批判戦争。
 塩崎官房長官対小池百合子補佐官の安全保障会議主導権戦争など、内閣の内ゲバが絶えないのだ。

 外からは中川幹事長の他中川昭一政調会長からも
「官邸に会議が多すぎるからだめなんだ」
 片山参議院幹事長は
「チーム安倍というにはチームワークがよくない」
 と注文が多い。

 これにいちいち反発する塩崎官房長官こそ元凶だと指摘する声も多い。

 自民党中堅議員が言う。
「エリート気取り、裏で汗もかかない。こんな官房長官がいるからだめなんだ。
 取りあえず本年度予算が成立する3月下旬か4月上旬にも内閣改造をやらなければ、自民党は4月の統一地方選、7月の参議院選挙に惨敗する。
 内閣改造は閣僚と中川幹事長を含めた党3役も含めた人事刷新かあるいはいっそのこと求心力のない安倍総理の首をすげ変えるか。
 自民党が何とかそこそこの議席を確保するためにはこうするしかないだろう」 
 
 幼稚園の子供に行儀を教えるわけではない。
 中川幹事長にも「更迭」の声がわき上がっているから「官邸」への軽視を批判をしたのだろうが、幹事長も「政調会長留任でいい」という森元総理の忠告を振り切って就任しただけに、焦りがあるのか・・・。サーベラス問題がボディブローできいてくるのか?

 支持率低下に歯止めがかからない安部内閣。
 不協和音が飛び出す官邸・自民党3役の攻防戦も加わって泥沼状態・・・・。

 そういえば、安倍総理の健康問題。
 立花隆さんまでかきはじめた。2CHでは「紙おむつ疑惑」
 ボスが、「安倍総理に、シャワー浣腸のすすめ」という裏話は、Mixi版でどうぞ!

以上