ふるさと納税
2007年05月21日
「ふるさと納税」という言葉が5月の連休中、菅義偉総務大臣の口から唐突に出てきた。
自分が納めている住民税の10%を自分の出身地などに納めようという物。
「地域格差」に頭を痛めていた安倍晋三総理が「これはいい。ドンドン進めてくれ」と飛びついた。中川秀直幹事長も「参議院選挙の公約にしよう」と悪乗り。
「ふるさと納税」なる構想は昨年の総裁選で谷垣禎一前税務大臣が言い出したようだ。
飯島勲秘書官に言わせれば,
「あれは私と丹波秘書官(財務省から出向)とで考えた物だ」そうだ。
佐藤ゆかり説もあるようだが、1年生の言うことでは誰も相手にしない。
それはともかく、「ふるさと納税」には問題点が多い。
居住する場所での住民サービスは住民税で支払らわられるという原則をぶちこわす。
地方税収は都道府県4.9兆円。市町村7.4兆円。合計12.3兆円である。
この10%だとすれば約1.2兆円がふるさと納税に振り分けられるという物だ。
ところが、ふるさとへ納税するというがその事務処理はかなり煩雑。全国的な納税システムを構築すると 数千億円くらいかかるという。
財務省や総務省では出来ないから「ふるさと納税機構」のような外郭団体を作りそこが税務処理をすることになろう。
何の事はない「ふるさと納税」は詰まるところ財務・総務の天下りが「ふるさとを助けよう」という金の殆どをむさぼり食うシステムに他ならない。
居住する場所での住民サービスは住民税で支払らわられるという原則をぶちこわす。
地方税収は都道府県4.9兆円。市町村7.4兆円。合計12.3兆円である。
この10%だとすれば約1.2兆円がふるさと納税に振り分けられるという物だ。
ところが、ふるさとへ納税するというがその事務処理はかなり煩雑。全国的な納税システムを構築すると 数千億円くらいかかるという。
財務省や総務省では出来ないから「ふるさと納税機構」のような外郭団体を作りそこが税務処理をすることになろう。
何の事はない「ふるさと納税」は詰まるところ財務・総務の天下りが「ふるさとを助けよう」という金の殆どをむさぼり食うシステムに他ならない。
実は6月1日から住民税がこれまでの所得に応じて5%、10%。13%の段階制から所得の一律10%となる。
金持ちは13%から10%へと減税になるが貧乏人は5%から10%へと住民税が倍になる計算だ。
安倍政権としては参議院選挙の前に「住民税増税問題」を野党に突っ込まれると選挙が危ない。
そこで考えたのが「ふるさと納税」というわけだ。
自分の故郷を大事にしようという美辞麗句に惑わされてはならない。
「ふるさと納税」は住民税アップの隠れ蓑。
参議院選挙が終われば誰も言わなくなるだろう。
なんとも、姑息な・・・・・・・・・。
文責:辻野匠師
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トラックバック一覧
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1. ふるさと納税―形を変えた税金のばらまき
- [情報学ブログ]
- 2007年06月13日 11:12
- ふとさと納税が話題です。「地域間格差の是正」と言えば聞こえは良いのですが、要するに、都市部の金を非都市部にばらまこうという政策でしょう。自民党の伝統的な選挙対策が形を変えたものに過ぎないのではないかという見方もできると思います。
コメント一覧
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- 2007年05月21日 18:06
- いや、定額減税が廃止ですから、プラスマイナスゼロにはなりません。増税が正しいですよ。(大金持ちは別ですけど)
こちらのブログで、とっくにそのカラクリを暴いています。
http://officematsunaga.livedoor.biz/archives/50349451.html
ま、ここの読者ならしっているか?
失礼ですが、国税庁関係の方ですか?オフイス・マツナガにはいろいろな人が出入りしているようですからね。だから、おもしろいのかな?
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- 2007年05月21日 18:23
- 辻野さんは、「住民税増税」って書いてるから、ぜんぜん間違っていません。
それに最後のところは、
「政局」を記述しているところであって、「住民税増税を政策批判している文章」になっていません。
(もちろん「ふるさと納税」の姑息さを批判している文章にはなっています)
そこも読み違えているようです。
「所得税減税とプラマイゼロ」なのは当たり前であり、一寸さんがご指摘の記事も既にアップされています。
所得税減税に触れない以上、税制改正の全体像を見渡したものにはなっていませんが、もともとそういう趣旨の記事ではありません。
最後に、もし全体を見渡すとすれば、低率減税廃止によって「個人所得税は増税」が正しいでしょう。
いかん、無益なツッコミをしてしまった・・・・
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- 2007年05月21日 21:11
- >>いや、定額減税が廃止ですから、
ん?定率減税のこと?
それと住民税↑所得税↓は別問題でしょ。
野党も定率減税廃止で攻めるのは大いにしてほしいけど、「住民税増税問題」で突っ込みはしてほしくないなぁ。
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- 2007年05月22日 10:26
- あっ、いけねえ。 また、かき間違えた。 すいませーん。
「野党が住民税増税で突っ込む」ってホントですか?
確かに・・・・それはムチャクチャですよね。
それが政局になってしまうとしたら、確かに悲しいです。 同意します。
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- 2007年05月22日 17:30
- 三位一体改革で広がった自治体間の財政格差問題は、本来は地方交付税で調整すべきもの。
しかし、財務省はまだまだ交付税を削りたい。そこで「ふるさと納税」という”イカサマ戦法”に出たということでしょう?
「ふるさと納税」によって傷がつく中央官庁はない。誰もが乗りやすいから…、という安易な発想でしょう。
まったく…。
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- 2007年05月22日 18:07
- 所得税は減税と言ってますが今までやってた減税が廃止になったから、実質増税ですよね。
住民税10%なんてズルいな。数字言ってなかったと記憶してるけど。
何時だったか税務署だったかのサイト見たら、計算式がどうのと出たぞ。
めんどくさいから、それから見なかったがエライ姑息な手段だね。




http://www.nta.go.jp/category/topics/data/h18/5383/01.htm