狭心症をわずらっている小沢一郎さん。
 夏場は弱い。これまでアラスカとか、涼しいところいっているし、持病の狭心症の定期診断を、日本でなくて、英国でみたもらったりしていた。

 朋友の羽田孜さんによると、「バルーン手術」をしたから、大丈夫だというけど、よく風邪はひくし、よく体調不良になる。

 今度の参議院選挙で、自民党のかなり賢い策士の集団というか、権力集団はずーっと小沢さんの選挙運動の動向をおっていた。追っていたのは選挙運動の内容でなくて、小沢さんの体調と顔色。狭心症や心筋梗塞の持病のあるひとはすぐに顔にでるから、つぶさに観察していると体調もかなりわかる。
「できたら、尿を少しばかりいただけないか?」
 という話もなかったわけじゃないらしいが、今度の選挙期間中に小沢さんが立ちションべんしたというシーンはなかった。

 選挙の投開票日から3日間ほど、姿を消していた小沢一郎さんだったけれど、慶応病院に行くか?行かないか?主治医の○○氏は、小沢邸にいったかいかないか?詳細に観察していた一部のマスコミもいたし、うちもちょっと追っかけたけど、完全に空振りした。この空振りする取材というのは、つらいものがあるけど、見込み違いというのは、実は、見込み通りだったりする。

 あ、あと池田大作とあったなんて、そんなデマはうちは流していません。だれですか、そんなおもしろいこと言い出したのは、大作さんも体調不良です。あと、小沢さんは二度と、公明党・学会と組むことはないでしょう。その理由は、別の機会に・・・。

 そして、結論だけいうと、小沢さんは、年内勝負にかける。ということがだいたいわかった。解散総選挙をしかけるのだ。
 つまり、体調はそんなによくない。万全とはいえない。これからしばらく休養するとしても、時間はそんなにない。
 さらに時間かけると、どうも自己主張のつよい民主党の集団は、ばらばらになる可能性があるし、自民党はそこをついてくるのは見え見え。

 これがわかっても、自民党の官邸は何もできないから、これがわかって仕掛けることができる自民党の策士集団は、

「時間稼ぎ作戦」「野党案丸呑み作戦」「野党案まるのみで、民主党分裂の危機待ち作戦」などなど、でてくるわけで。それをしらない自民党や、民主党の若手議員は、ピエロ役を続けるわけです。いや、それをわかっていてピエロ役をするというのは相当の演技賞ものです。

 そういえば、参議院をおさえるというのは、小沢一郎さんの長年の夢だったんですよ。かって、竹下派を割って、自民党を出たときに、竹下さんとのたったひとつの約束は、「参議院には手をつけない」だった。
 小沢さんは正直にこの約束を守ったけれど、実は竹下さんはしっかりと参議院を束ねていた。ま、青木さんにやらせたんだけで。これが新進党時代の、小沢さんの痛恨事だった。敗因だったわけですね。参議院ってのは、実は、それぐらい効き目あるんですよ。実は・・・・。ま、いわゆる守旧派や、抵抗勢力の牙城になりやすいのだけど、そこは、やってみないとわからない。
 と小沢さんが、かっていっていましたね。

 そういえば、小泉さんも、参議院を押さえ切れていなかった。なだめすかしたりして、いうこときかせたけれど、ここが鍵。
 今回、小沢さんは、念願の鍵を手に入れたわけです。

 ところで、二階さんと、小沢さんはいつ極秘会談するんですかね。
 ここで、解散の日程がきまりそうで、今から、二階さんにはりつくか・・・。
 そうそう、森さんとはあっても意味ないといってました。
 青木さんとは、会うようです。
 大作とは会っても意味ないんですよ。実は・・・。

以上

   北岡さんが座長になって、辻野記者、ボス、某政治部の官邸記者、某政治部の野党担当記者との、オフレコ雑談をもとにまとめたもの。

担当:その他