オフイス・マツナガのブログ!(現役雑誌記者によるブログ日記!)【政治】裁判員制度の広報DVDみましたか?


 裁判員制度は平成16年5月21日に、
「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」
 が可決し成立している。
 これによると、5年以内、つまり平成21年5月までに実施することが決まっている。

 これによって一般の日本国民は裁判所から裁判員の呼び出しがあれば特別な理由のない限り裁判員にならなければならなくなった。
 平成21年度までというと、あと2年しかない。

 裁判員は裁判中に知り得たことを外部に漏らすと刑事罰を受けるなど、実は、問題も多そうだ。
 
 ところが、「裁判員制度」に関して、そのものをほとんどの国民はよく分からないのが現状でないだろうか?
 
 実は、最高裁判所と法務省は多くの予算を掛けて「DVD」をつくり広報活動に勤しんでいるだが、国民の間にこれ等の「DVD」を見ている人がいるのだろうか?



 ちなみにこの広報DVDは、最高裁判所と法務省が制作して、「一般の国民」が「誰でも」みれるようにしている。その内容は以下・・・・

最高裁配布

「あなたも参加する刑事裁判〜裁判員制度が始まります〜」

http://www.saibanin.courts.go.jp/news/video1.html
(内容)
俳優辰巳琢郎さんと女優長澤奈央さんをナビゲーターに,刑事裁判や裁判員制度導入後のアウトラインをドラマ仕立てでわかりやすく解説しています。
(収録時間)15分

映画「評議」

http://www.saibanin.courts.go.jp/news/video2.html
(内容)
裁判員制度の評議の模様を描いた映画です。
(あらすじ)
被告人(金剛地武志)と朝倉(伊藤高史)とは学生時代からの親友。ところが,朝倉が被告人の婚約者(大河内奈々子)と関係を持ったことを知った被告人は,ナイフで朝倉にけがを負わせてしまう。この事件で被告人は殺人未遂罪で起訴された。裁判を担当することになったのは,町工場経営者(小林稔侍),サラリーマン(中村俊介)ら6名の裁判員と3名の裁判官(榎木孝明ら)。食い違う言い分と絡み合った人間関係に困惑する裁判員たち。しかし,評議を重ねていくうちに次第に真実のベールが剥がされていく。

裁判員制度CM「あの頃の気持ちのままで」

http://www.saibanin.courts.go.jp/news/video3.html
(内容)
 「子どものころの経験」をモチーフにして,裁判員制度がどういったものか,どういう意義があるのか,60秒の中に詰め込んでみました。


映画「裁判員〜選ばれ,そして見えてきたもの〜」

http://www.saibanin.courts.go.jp/news/video4.html
(内容)
 裁判員制度の裁判員選任手続について,現時点におけるイメージを出来る限り盛り込みました。
(あらすじ)
 平成21年初冬,東日本空調システム株式会社の営業マン村瀬智昭(45歳)のもとに1通の手紙が届く。
 それは,裁判員候補者名簿に自分の名前が載ったとのお知らせだった。
 裁判員候補者になる可能性は低いと思っていた村瀬だが,平成22年3月,村瀬のもとに裁判員選任手続期日の「お知らせ」が送られてくる。
 村瀬は,仕事の都合もあり,当初は参加に消極的であったが,徐々に参加してもよいと思うようになっていく。
 そして,選任手続当日。選ばれたのは,美容師・大沼恵美(22歳),主婦・佐々木郁恵(33歳),個人タクシー運転手・山下修(54歳),NPO団体職員・青井拓也(26歳),元会社役員・小林勇作(75歳)と村瀬であった。


アニメーション「ぼくらの裁判員物語」

http://www.saibanin.courts.go.jp/news/video5.html
(内容)
 高校生の恋愛を軸にした親しみやすいストーリーをベースに,刑事裁判及び裁判員制度のポイントを分かりやすく説明したアニメーションです。
(あらすじ)
 敬慈高校に通う別所翔太。彼は同じクラスの栗原茜に片思い中。
 告白する機会をうかがう別所。
 そんなある日,ふとしたきっかけで,別所は栗原が裁判官に憧れ,「裁判員制度」に興味があることを知る。
 「裁判員制度」とは,国民のみなさんに裁判員として刑事裁判に参加してもらい,被告人が有罪かどうか,有罪の場合どのような刑にするかを裁判官と一緒に決めてもらう制度。
 栗原と親しくなるためのきっかけづくりにと「裁判員制度」について,幼なじみの進藤進とともに調べはじめる別所。
 図書管理の涼子先生から,『模擬裁判 −裁判員制度はこうなる−』という教材DVDを借り,見てみることに。そして,ひょんなことからDVDを一緒に見ることになった別所と栗原。それまで遠かった別所と栗原の距離は近づいていく…。どうなる?別所の恋の行方?
(収録時間)
 約22分

法務省配布

裁判員制度−もしもあなたが選ばれたら−

http://nettv.gov-online.go.jp/channel_mov.html?c=22&n=243&e=01&f=0

 平成16年5月21日、「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」が成立し、5月28日に公布されました。この結果、平成21年5月までの間に裁判員制度がスタートします。

総務部総務課 山口六平太 裁判員プロジ…

http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1369.html

 平成21年にスタートする裁判員制度。人気キャラクター山口六平太が「裁判員プロジェクト」に取り組みます。制度の概要が理解でき、様々な疑問にもお答えする、ほのぼのとしたアニメです。

 ということで、なんとわかるだけで、7本もの広報用のDVDが作られている。
最高裁法務省が、それぞれ別のものをつくっているというのは、愛嬌として、この7本のDVDは、それなりの内容で、それなりの出来になっている。果たしてご予算はいくらぐらいだったのだろうか?それぞれ制作会社があるようだけど、この契約はどうなっているのだろうか?
 それよりもなによりも、果たして、一般の日本国国民はみたことあるのだろうか?なんのことはなくて、当方の事務所も、今回はじめて拝見させていただいた。

  ちょっと聞いてみると、

  最高裁判所の広報は、
「映画を見たい場合は最寄りの地方裁判所の総務課へ行き所定の手続きをして貰えば貸し出しもしますし、公共図書館にもあります」

 法務省は
「最寄りの検察庁へ行けばDVDの貸し出しを行っています」

 最高裁難所広報
「裁判員制度の映画には制度に対するQ&Aもはいっている。よく分かったという人もいます」

 しかし、なんか、ずれていないか?
 普通一般の人が地方裁判所や検察庁に行くのは訴訟問題や犯罪が起こったときぐらいだろう。
 こんなお役所仕事レベルで果たして、「広報」といえるだろうか?
 誰でも見られるように駅でレンタルするとか「ツタヤ」で無料レンタルさせるなど方法は色々あるだろうにとおもうのです。

 最高裁の広報と法務省の広報はともに映画予算に関しては「言えない」とのつれない返事。
 国民の税金なのだから「映画制作費」ぐらいは明らかにしても良いのだろうが、「質問事項をファックスで入れて欲しい。質問事項を見て答えられるのには答えるつもりだが、ちょっと時間がかかります」
 といつも通りのお役所仕事。

 有名人を起用してのDVD制作でも国民が見られないのではどうしようもない。
 これでは一体、役人と映画制作関係者が税金を使かい、仲間内だけが喜んでいることになりはしないか。

 税金のムダ使いは徹底的に監視しよう。

 
と今日の日記帳にかいたのでした。

 追伸:結果として、最高裁判所、法務省の公報・PR活動への協力行為のエントリーとなりました。(ボス談)

    なお、裁判員制度-youtubeで見るニュースby オフイス・マツナガも参考ください。

追加;10月22日

参考

「予算審議の最終局面では、平成19年度予算案で裁判員制度広報費は約14億円増額されて要求している事実を確認し、17年・18年の2年間で27億円の広報費のうち3億3000万円が使用されずに残っているという点を質した。最高裁の答弁は、「一部は国庫に返納し、一部は他の予算に流用した。詳細な金額までは計算できない」というもの。その後、法務委員会で連続してこの不透明な予算の裏にある「構造」を追及している。(3月25日現在)」

裁判員制度広報費問題とは何か(ダイジェスト版)  「保坂展人のどこどこ日記」より(コメント欄で、うーぱーさんが指摘してくれました。ありがとうございます)

以上



 



 


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コメント一覧

    • 1. himitsu
    • 2007年10月18日 18:36
    • 自分が住んでいるところのツタヤでは無料貸し出ししていますが、場所によるのかな?日大の法科大学院らしき建物が出てきましたよ。
    • 2. ちゃたぽんV
    • 2007年10月19日 01:56
    • 国民生活が疲弊しているときに、こんな制度を導入したら、とくに困るのは、職場を抜けたらクビになる非正規雇用関係にある労働者です。裁判制度の問題点は、キャリア裁判官システムにあることは明かです。法廷と裁判記録しか知らない、ということは生身の人間の生活臭を理解しない輩が多すぎるのです。法科大学院制度といい裁判員制度といい、国家の貴重な人的物的資産を浪費するものとしか考えられません。生活者の視点にたつ民主党なら、せめて、裁判員制度導入時期をさらに延長する法案を出すべきだと思うのですが・・・・。
    • 3. 素人
    • 2007年10月19日 04:01
    • 超素朴な疑問ですが
      裁判員に選ばれると その裁判に関係ある者から 脅されたり ヤラレル事は 考えられないのでしょうか?
    • 4. だみ
    • 2007年10月19日 08:08
    • はじめまして。いつも興味深く拝見しております。
      ふと思ったのですが、なぜ刑事事件だけなんでしょうか?
      民事は??
    • 5. (・Å・)
    • 2007年10月21日 12:21
    • 見たいですね☆
      行政書士も気になりますケド☆

      http://blog.m.livedoor.jp/bluebear_/index.cgi?sso=1e3e7a64ea9bb1185174fb195309c470b0601896
    • 6. うーぱー
    • 2007年10月22日 12:36
    • 面白い話題をありがとうございます。
      感動しましたので、勝手ながら、私もブログで引用させてもらいました(申し訳ありません)
      保坂展人氏のブログによりますと、『平成19年度予算案で裁判員制度広報費は約14億円増額されて要求している事実を確認し、17年・18年の2年間で27億円の広報費』とありますので、制作費はざっと数億(10億程度か?)程度ではないでしょうか?
      http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/db9c0da738c85392969a1594d737a395
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