中国毒入り餃子 メタミドホス 落とし所・・・・・ 2008年02月06日

 で、

 現場を取材している記者の率直な感想。

「中国食品全般への安全性への疑問に対する資料もあがっています。中国は年間1万人が農薬によって死亡しているとか、食品管理の問題だけでなくて、そのもとの農産物への危惧にかんする資料もあがっています。
 しかし、こうした中国食品全般に対する危機感に対しては、なんとか沈静化させようというのが本音です。町村官房長官の会見をきいていれば、福田首相よりもやる気がない。掛け声だけの桝添厚労省は、裏では官僚への愚痴をこぼすだけ。さすがの中国側も危機感をいだいていますが、それは、日本だけでなくて他の国へも中国食品を輸出しているからです。まだ、うごいていませんが、WHOや国際機関がうごきだせが、中国食品全般が、国際的にボイコットされかねない。
 とはいえ、中国政府としても、中国食品全部を掌握てきているわけでない。
 そこで、おのずと落としどころがみえてきた。
 いや、この問題がおきて、中国側と接触した段階で、この落としどころがでてきたのかもしれない」

 日中合同捜査によって、混入させた「人物」を特定して検挙する。
 これは、事件であり、食品全般に対する安全問題でない。

 これが、落とし所のようだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 と書いたし、多くの現場の記者はそうおもっていた。
「中国が国内の一部の不満分子の犯行として、逮捕・検挙。即刻、裁判。そして、中国食品は基本的に安全とPR。日本側もこれで幕」

 とおもっていたが、どうやら「落とし所」がなくなった。
 もっというなら、強気の中国が、強気に開き直り、強気に突っ張ってきた。

中国公安省 国内で毒物混入否定 ギョーザ事件で初会見(02/28 14:07)
北海道新聞, Japan - 6 hours ago
日本の警察当局は、未開封の商品からメタミドホスが検出されたことなどから、中国国内で混入した可能性が高いと判断しているが、余副局長は、一定の条件下で、袋の外部 ...
中国公安も国内混入否定 ギョーザ中毒事件『従業員に嫌疑ない』 東京新聞
ギョーザ問題で、公安省が会見「中国内での毒物混入の可能性は少ない MSN産経ニュース
毒ギョーザ事件:中国公安部「不審人物いない」 中国情報局ニュース

 

 

 


 これに驚いたというか、あきれたとのが、日本の警察当局。
 すでに、当方の週刊日程表2008/2/25-2008/3/2で、

2月25日(月) 
警察庁次長が訪中/中国製冷凍ギョーザの中毒事件で中国公安幹部と情報交換

 と報じた。
 今月の21日、」22日は、中国から来日した中国公安幹部と協議。
 25日、27日には、日本から警察庁次長らが訪中して、北京で会議を開いている。

 警察庁によると、北京での会議では、

「こちら側からは、メタミドホスが検出されたギョーザの鑑定結果や袋の写真、ガスクロマトグラフィー質量分析装置によるメタミドホスの不純物の分析結果などを中国側に提供。一方、中国側には、過去に河北省などで起きたメタミドホスを使った事件3件の捜査資料や、製造元の『天洋食品』(河北省)の工場内を撮影したビデオなどを求めたが、『探している』というだけ。
 こちらは、<1>検出されたメタミドホスは不純物が多く、国内で流通していない<2>実験の結果、メタミドホスは袋の外側から内側には浸透しない<3>千葉と兵庫で中毒を起こしたギョーザが国内では別ルートで流通しているなどを挙げ、改めて『日本国内での混入の可能性は極めて低い』と強調したばかり」

 なのである。

 そればかりでない、同じタイミングで中国を訪問しているライス米長官に、楊外相は「中国食品は安全」と断言している。

中国食品は安全」と断言 楊外相、米長官と会談
東京新聞, Japan - 22 hours ago
会談後の共同記者会見で楊外相は「中国製品や食品の安全を真剣に考えている」と述べた上で「中国食品は安全だ」と断言。中国製ギョーザ中毒事件などで高まる不信感の ...
対北朝鮮影響力行使を ライス米長官胡主席と会談 核申告進展へ要請 西日本新聞

 

「中国の政治判断。北京オリンピックもひかえている。日本の警察当局との情報交換をして、日本側が決定的な情報をもっていないことを確認した。一部、不満分子による犯行として、おさめようとしたが、その必要性なしとの判断。そうした不満分子の存在をみとめることもできない。むしろそっちのほうが、政治的にリスクが高いと判断した。日本側が抗議をしても、うやむやになるだけ。私が接触した中国高官は、『なら日本は、中国製食品を輸入しなければいい』とまでいっていた。ま、日本の警察がなめられたということですが、そもそも、中国は日本をなめている。中国にとって、大事なのは中日関係でなくて、中米関係ということなんでしょうか。米国も確かに、米日よりも米中に外交のウェイトをおいている。その証拠に、ライス米国務長官も、最初に中国を訪問し、その次に日本ということです」(外務省事情通)

 では、日本が中国食品の全面禁輸に踏み込めるかといえば、そうはいかない食糧事情がある。これも、以前から指摘していた「食糧安保」のひとつか。

「結局、中国食品の安全性に関しては、輸入商社も、政府も水際作戦をとるしかない。日本で検査態勢を徹底するしかない。
 しかし、中国をつぶさにみていたら、中国、食品輸出企業を大規模検査へ輸出用の食品加工企業、中国当局が一斉検査を指示と国内での危機感は相当にある」(厚労省関係者)

 「落とし所」どころか、「うやむや」になりそう。
 これは、政府だけでなくて、マスコミも一本とられた格好。

 

参考;貧乏人は中国食品を食え! 2008年03月02日

以上