昨日の衆議院本会議。
民主、社民、国民新の野党3党は本会議を欠席(共産党は出席して反対)
のもとで、
2008年度予算案が可決
租税特別措置法改正案などの税制関連法案が可決
以後、参議院に送られることになる。
予算案の方は、30日規定(30日以内に参院が議決しない場合は自然成立)があるから、ま、予算案は成立する。
問題は、税制関連法案と3月19日に任期切れとなる福井日銀総裁の後任に関する国会同意人事。
これは、野党の同意が必要。
それ以外に、3月末が期限の年金記録漏れ問題の「名寄せ」。
海上自衛隊イージス艦事故。
など懸案事項がたくさん、たくさん。
「福田首相は、絶対に解散しない。野党がいくら解散をもとめても無駄」と自民党国対は、一手か二手先の筋読みをするかとおもうと、野党民主党は、「徹底抗戦する」と言い張る。
ちなみに、新年度予算案が野党欠席のまま衆院予算委員会で可決されたのは過去に2回ある。ひとつが、ロッキード国会、もうひとつがリクルート国会。
いずれも、後に首相は退陣している。
![]() テレビ東京 |
2008年度予算案と税制改正法案、衆院本会議で可決 ロイター, Japan - [東京 29日 ロイター] 2008年度予算案は29日、衆院本会議で可決された。直ちに、参院に送付される。予算案は憲法の規定により、衆院で可決されれば参院の ... 新年度予算案が衆院本会議通過、年度内成立へ 08年度予算案、衆院を通過 年度内成立が確定 予算案が衆院を通過、年度内成立が確定・野党猛反発 |
![]() 神戸新聞 |
予算案通過 修正も視野に議論を 中日新聞, Japan - 二〇〇八年度予算案と租税特別措置法改正案が衆院を通過した。揮発油税の暫定税率問題をはじめ、与野党は予算案本体や関連法案の修正も視野に入れ、参院で徹底した議論 ... 道路特定財源 県議会で激論 税制改正法案 修正も視野に建設的議論尽くせ |
なんといっても、衆参ねじれ国会である。
民主党は、「主導権は我々にある」と、人質は我にあり・・・ということだろう。
自民党は、「このままでは、時間切れとなって4月1日から暫定税率が一時廃止となれば、国民生活に混乱を招く。さらに日銀総裁人事が空白となれば、世界の笑いもの。すべては民主党の責任」
自民党、民主党も、強硬論者と妥協をさぐる融和論者が混合している。
どっちが、どっちに転がるのが・・・・
ま、こういう時は、「新聞もそうだけれど、何を書いてもいいことになっている」(辻野記者談)だそうだ。
こういう時は、雑誌記者は「実は内容よりも見出し勝負だから、まず見出しから考えろ」(ボス談)と、実はうちの事務所はかなりいい加減です。
「3月政局・・・大波乱」
じゃ、陳腐だから、うちでは却下。
「血を見るのはどっちだ!返り血をあびるのはどっちだ!3月政局」
で、ぎりぎり採用。
一見、陳腐だけど結構、支持率がたかかったのが、
「結局なにもなく終わる。3月政局」
その他ぎりぎりで採用されたのが、
「福田、小沢手打ちの真相。ポスト大連合構想」
「与野党横断、小泉クーデター計画の全貌」
「麻生クーデター。仕掛け人は民主党の反小沢グループ」
「そして誰もいなくなったポスト福田、ポスト小沢」
です。
全国の政治ブロガーの皆さま、上記タイトルを無償で提供しますので、上記タイトルで一本記事をかいてみませんか?
優秀作品というか、うちで気に入った作品は、転載させていただきます・笑。
なお、選考するのは、ボス、辻野記者、北岡記者で、うちは満場一致はありえないので、上記3人のうち、一人でも「これがいい!」といったら、あとの2人が反対しても採用です。
うちは、そんなにアクセス数は多くありませんが、マスコミ関係だけでなくて、自民党、民主党だけでなくて、かなり数の政治家がみています。
ちなみに、福田首相も、小沢代表もみています。
なお、記事の書き方ですが、ウルトラC技をおしえます。
その大前提ですが・・・・
新聞とはちがいますから、最初に結論ありきでは、だめです。
最初に結論ありきなら、各新聞社の投稿欄に投稿ください。
うちでは、却下されます。
まず、「タイトルを決める」(タイトルは上記をそのままつかってかまいません)
次、「登場人物を決める」
「登場人物の情報を集める」
この場合、うちのyoutubeで見るニュース(最近かなり未整理)が便利いいです。ここを、1時間ぐらいみていると相当パクれます。
そしてここが「肝」です。
「逆説を組み立てる」(ボスの記事を書く奥義のその9か10ぐらい)
そんなに面倒でないです。
たとえば、あなたが熱心な民主党支持者で、民主党政権をのぞむのであれば、逆にどうすれば、自民党が政権を維持できるかを考える。その為の方法を、3つぐらい考える。
あなたが自民党支持者で、民主党なんか政権担当能力がないとおもうのであれば、逆にどうすれば、民主党が政権をとれえるかを考えて、その為の方法を、3つぐらい考える。
ここで、褒め殺しという手法をつかってむすんでもいいですが、最近の読者はスレているので、すぐに見破られます。褒め殺しとわからずに、殺せる自信がある人向きです。
その3つの逆説をひっくりがえすには、なにが必要かを考えて、結ぶ。
で、政治記事には、かならずしも結論はいりません。
むしろ結論を書かないのが、政治記事のトレンドです。
以上
追加1:
当方への連絡のメルアドは、【CONTACT/連絡先】にあります。
追加2:
さっそくですが、2作品の投稿がありました。
残念ながら、いきなりボツです。ご本人へも連絡しましたが、
「国民は・・・」とか「市民は・・・・」とか書いたら、いきなりボツです。
「他人のふんどしで相撲取るな。どんなにきたなくて、どんなにみすぼらしくても自分のふんどしで相撲とれ!」(ボス談)
最近、部数の落ち込みが激しい朝日新聞とか、視聴率がおちている古館さんんの番組とかは、「国民は・・・」とか「国民が・・・・」というフレーズがおおいですね。国民のせいにせずに、自分のせいにして書きましょう。
なお、朝日新聞や、ニュースステーションは、この「国民は・・・」というフレーズを全部、そぎ落としたら再建の余地があるだろう・・・・とうちの北岡記者がいっています。
追加3;「国民は・・・」と同じく、世論調査の数字を使う場合は、そのままつかうのは芸がありません。世論調査の数字の裏側ぐらい深読みしましょう。
例:福田内閣の支持率が30%を切った。しかし、これは30%がまだ、福田総理を支持して、福田総理になんらかの期待をいだいているということだ・・・・・では何を期待しているかについて近所のおじさん、おばさん12人に取材してみた・・・・・。
この場合の12人のおじさん、おばさんへの取材方法というのは実はあるのですが、それは、予定調和でなくて、異化効果をねらって取材することですね。
以上