映画 「山桜」・・・・これをみてから刺されろ!
2008年04月10日
鴇色(ときいろ)、
萌葱色(もえぎいろ)、
水浅葱色(みずあさぎいろ)、
朽葉色(くちばいろ)、
そして、雪の白・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これまたすごい映画ができました。
しかし、これをどう評価するかで、事務所内で内紛がおきました。
なぜ、おきたのでしょうか?
そうです!
「刺す前に、刺される前に、これをみておけ」(ボス談)
「冒頭シーンは、2/26事件かとおもった」(辻野記者談)
「これは、うちのボスには見せたくない」(北岡記者談)
「私はこれで、記者を辞めたくなった」(釜台記者談)
「これで、北京オリンピックが開催されないかもしれない」(ABC記者談)
「なんで、こんないい映画ができるのだ!テレ朝を見直した」(XYZ記者談)
「遠藤顧問に、また、殴られたくなった」(その他)
という映画なんです。
うん?ボスのお友達の小滝祥平さん?ま、小滝さん企画の映画なんですが・・・・
「いや、小滝はどうでもいい・・・。問題は映画だ!」(ボス談)
では、いったい、何があったのでしょうか?
これ以上、怖くてかけません。
まず、以下の予告編をクリックしてください。
そして、あなたに、「刺す度胸か、刺される度胸があれば」(ボス談)
続きをクリックしてください・・・・・。
藤沢周平原作 映画「山桜」
映画「山桜」公式サイト原作は「時雨みち」(新潮文庫)の中の同名の短編。
監督 「地下鉄(メトロ)に乗って」「はつ恋」の篠原哲雄監督。あらすじ
江戸後期、北の小国、海坂の地。
人生につまずいて目標を失った野江(田中麗奈)は叔母の墓参りの帰り道に薄紅色の花をつけた山桜を見つけた。
あまりの美しさに一枝欲しくなり手を伸ばすが届かない・・・。
そこえ、「手折ってしんぜよう」と侍・手塚弥一郎(東山紀之)が現れる。
彼は野江が嫁ぐ前に縁談のあった相手であった・・・。野江をじっと見つめ、弥一郎が静かに口をひらく。
「今は、お幸せでござろうな」
思いがけない言葉に戸惑う野江。
今の境遇を押し隠し、ただ「・・・・はい」とだけ答える。
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当事務所スタッフの試写会での感想をのせます。
これは、ボスでも、辻野記者でも、北岡記者でも、遠藤顧問でもありません。
なぜなら、この連中に感想かかせると、「とんでもない」ことになるからです。
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「山桜」を見終わった後、温かいものがこみ上げてきて、余韻に浸ってしまい、久しぶりに、席を立つことが出来ない映画でした。
野江を演じた田中麗奈さんは、時代劇初主演とのことですが、数々の賞も受賞して、ますます演技に磨きがかかった女優さんです。
弥一郎演じた東山紀之さんのイメージはストイックな人と思い浮かぶのですが、あの、立ち振る舞いの美しさ、そして殺陣が、日頃の鍛え上げられた精神と肉体で見事に表現され、弥一郎の誠実さ正義感の強さがにじみでていました。
野江を取り巻く女性達、野江の叔母の孤独な一生、厳しくも優しい、良妻賢母の笑顔が温かい母(檀 ふみ)、そして弥一郎の母(富司 純子)映画のラストに登場しますが、スクリーンに映し出された弥一郎の母に圧倒されてしまいました。素晴らしかった!
その存在感が・・・銀幕のスターなのですね。
着物の素材や文様、帯結びなどで、時代背景や階級などが解りますが、また、女性は、色彩や文様で気持ちを表現したのではないのでしょうか?
最初、手塚弥一郎との再会した場面では、
野江は、山桜の下で、鴇色(ときいろ)の地色に桜の花の文様の着物を着ていました。
山桜のあまりの美しさに手を伸ばすが届かない。
そこえ「手折ってしんぜよう」と弥一郎が現れた。
そして、一年が経ち、また山桜の季節となり、美しい山桜を手折り、訪れた先は手塚の家であった。
出迎えたのは、息子を待ち続ける弥一郎の母。
野江はこの時、
桜の花びらが舞った文様の着物を着ていました。
印象的で、その気持ちを表しているように思えました。
もう、どうすることも出来ない思いが込められているようで・・・
桜の花びらの舞った着物が、弥一郎のこれからの運命を暗示しているようにも思えました。
庄内の一年を通しての風景・・・鴇色(ときいろ)、萌葱色(もえぎいろ)、水浅葱色(みずあさぎいろ)、朽葉色(くちばいろ)、そして、雪の白・・・と美しい四季と共に、チェロとピアノの音色が心に染み渡ってきます。
一青窈さんの「栞」も心に響いた。
さらに映画を盛り上げて、静かに胸に迫ってきました。
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スタッフ
製作 川城和実
遠谷信幸
遠藤義明
亀山慶二
企画 小滝祥平
梅澤道彦
河野 聡
鈴木 尚
原作 藤沢周平「山桜」
(新潮文庫『時雨みち』所収)企画協力 新潮社
脚本 飯田健三郎
長谷川康夫
撮影 喜久村徳章
照明 長田達也
音楽 四家卯大
録音 武 進
美術 金田克美
装飾 大坂和美
編集 奥原好幸
視覚効果 松本 肇
助監督 山田敏久
監督 篠原哲雄
主題歌 「栞」 一青 窈
(アルバム「Key」収録 コロムビアミュージックエンタテインメント)
©「山桜」製作委員会
製作:バンダイビジュアル ジェネオン エンタテインメント テレビ朝日 テンカラット 日楽堂 デスティニー
キャスト
磯村野江 田中麗奈
浦井七左衛門 篠田三郎
浦井瑞江 檀 ふみ
浦井新之助 北条隆博
浦井勢津 南沢奈央
源吉 樋浦 勉
磯村庄左衛門 千葉哲也
手塚志津 富司純子
磯村左次衛門 高橋長英
磯村富代 永島暎子
諏訪平右衛門 村井国夫
手塚弥一郎 東山紀之
以上
新潮社
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庄内は藤沢文学の地元なので私は藤沢映画は全部見ていますが、正直2回3回見たいと思うものは有りませんでした。
でも、「山桜」はこれからまだ何回も見たいと思う初めての映画です。
映像がとてもきれい、静かに流れるストーリー、東山紀之さんのせりふは無いけれどそこに居るだけで圧倒されるお姿・・。藤沢映画の最高傑作に間違いありません!!
テレ朝はこれからどんな宣伝をしてくれるんでしょう。もし、この映画がそれ程入場者数が増えなかったら、万が一こけたら・・「テレ朝はどう責任を取るんだ(笑)」と真剣に考えている今日この頃です。
映画関係の皆さん、どうか「山桜」の宣伝をバンバンして藤沢映画の代表作にしてください。お願いします!!