ポーカーをやる方ならご存じのように、4カードというのは最強といわれている。

 参考:ポーカーに関するニュース

 若い頃に、米国に留学していたうちのボスは、勉学はもちろん励んだか、それよりも励んだのが、チャイナタウンでの皿洗いとか、デズニーランドでのミッキーマウスのぬいぐるみ人形の中に入るとか、ラスベガスのホテルでのコックの下働きである。ま、バイトである。
 この経験があるから、タマネギの刻みとか、ブロック肉の捌きとか、鰹一本などの解体が得意である。さらに、カラオケにいくと、以外と上手だったりする。ミッキーダンスは封印しているらしいが・・・。

 で、そういう「米帝国主義の奥深い社会」(ボス談)で雑草のごとく生きてくると、当然、ポーカーに慣れ親しむ。

 つまり、大江健三郎が、医大の死体安置所で死体のお守りをしていたり、中上健次がどこかの航空会社で荷物の運搬をしていたり、重信房子がパレスチナでハイジャックしていた時に、うちのボスは、ポーカーをしていたのである。(ま、若干の時間差は勘弁。ちゅうか、オレからもみると同じ時間軸にみえる)

「うん?4カード?ちゃうだろう、2ペアで勝つのがポーカーである」(ボス談)と一人でぶつぶつ、つぶやいていたのが、ヤクザで在日で同和で創価というエントリーをみたからだ。

 確かに、強力な 4カードである。
 しかし、ボスは不満らしい。

「4カードの上には、ストレートフラッシュがあり、さらにその上には、ロイヤルストレートフラッシュがある。いや、これだけならみな知ってる。実はその上もあるファイブカードである」(ボス談)

 ほほう・・・・ファイブカードはしらんかった。つまり、ワイルドカードがあるときにでる現象らしいが、そこは、ラスベガスの末端で、皿洗いをしていた人である。

「オレが皿洗いをしていた時に、皿洗いというのはある種の特権があって、高級ワインの残りとか、高級ステーキの残りなどがまわってくる。ま、それを取り分けておく。実はこれはオレのアイデアだった。そうすると仕事をおえたコック見習いがくる。こいつが、残り物をうまく加熱、料理する。そこで、料理の腕を磨くわけだ。
 そうすると、ディラー見習いとか、ポーター見習いとか、不法移民とか、マフィアや薬の売人の下働きとか、売れない金髪の娼婦とか、男娼とか、下っ端のヒモとかが・・・つまり、貧しい連中が寄ってくる。そこで、それをみんなで食うわけだ。おれは、気前がいいから大判ふるまいする。人種差別もなにもない。なんせワインもあるし、ブランデーもある・・・。
 そこで、一食のお礼として、ディラー見習いはカード捌きをみせる。マフィア見習いは、砂漠に埋めたユダヤ人の話とかする。娼婦も少しはサービスする。売人は結構いいコカインとかもってきたりする。
 この時に友達になったメキシカン系のカードー系のディラーがいて、こいつの腕は多分、超一級だとおもうが、なぜかベガスでは下働き組だったのだが、こいつが、何度、カードを配って、オレが、なんどでもカットしても、オレのところにストレートフラッシュの手札がくる。1ドルの遊びの博打だけど、つい100ドルぐらいレイズされる。手札をあけたら、こいつは、ファイブカードだった。つまりオレはいつもこいつに100ドル巻き上げられた」(ボスの経験談)

 ということがあるらしい。
 よって、ヤクザで在日で同和で創価の4カードでは「まだ、甘い」ということのようです。

 うん?オレはしらん。

 ただし、ボスとは、麻雀は鴨だけど、絶対にカードゲームをしてはいけません。
 この人、自分の息子とトランプゲームしていて、すべてのゲーム、すべて全部、勝ってしまって、ボスの息子(当時小学生だった)が号泣してしまうというむごいことを平気でする人です。

「うむ、これも教育である」(ボス談)

トランプ■ポーカー■イカサマ技で好きな相手…

トランプ■ポーカー■イカサマ技で好きな相手…

 やはり、オレはしらん。

以上