「ミスター年金」で一世を風靡した民主党の長妻昭は今や「居酒屋タクシー」の告発者としても有名。参考:長妻昭に関するニュース
昨年の参議院選挙では「厚生年金」問題が急浮上。自民党惨敗の一因ともなった長妻は民主党のヒーローでもある。
次の衆議院選挙では不人気・自民党にかわって「民主党政権誕生」も取りざたされいるのだ。
最近、そんなヒーローを「潰せ!」というのだろうか、永田町周辺に「長妻昭の過去の不祥事」と題する怪文書がばらまかれているのだ。
話は古い。
でも事実関係はあった。
「平成12年9月、当時民主党公認で都議会議員選挙出馬の男(斉藤茂当時33才、参議院小川敏夫ー弁護士資格有ーの元公設秘書)が終車違反(訂正:駐車違反)。
その身代わりに長妻の私設秘書の男(懸田潤当時31才)が出頭したことが発覚。
さらにもう一人、長妻昭事務所の責任者の男(小野寺光当時52才、長妻昭の公設秘書)が関わっていた事が発覚した。この事件は警察の書類送検から一転して検察が3名を逮捕という異例の経過を辿った。
そして、最高裁まで争われた挙げ句、事件の主導的役割を果たしたのは長妻昭事務所責任者の男であったと断罪され、懲役1年執行猶予3年の有罪判決を受けた事件である」
というリードがついている。
さらに
「この事件の背景に同事件関係者らが密接に連携して活動する『生活者主権の会』があり、その中に長妻昭の父親で元警察署長(長妻謙三郎)なる人物が存在しているが、この背景をマスコミは一切報じてない」
と長妻昭の父・元警察署長が何らかの動きをしていたのかなーーーという思わせぶり。
この怪文書、関係者しか知らないような年表付きとあって、誰がこんな事を喋ったんだろうなんて興味津々になる。
週刊ポスト(7月18日号)はこの怪文書を知って知らずか長妻昭が「天下り・渡り」問題を厳しく糾弾しているのに、
「たたき上げの親父が警察署長から建設会社へ天下ったのに天下り批判ができるのか」
と追求したところ
長妻は、
「父は警察署長をやめた後、民間の不動産会社に就職しました。それは私が政治家になる前の話。もし今、再就職するというのだったら当然やめさせます。
霞ヶ関と自民党がそんな情報を集めていたなんて知りませんでした。
向こうがそんな攻撃を仕掛けてくるのなら自民党議員の父親の最終職歴はどうか一度調べてみましょうか」
目には目を歯には歯を!と長妻議員も意気軒昂のようである。
「出る気は打たれる」「好事魔多し」
という言葉もある。
民主党VS霞ヶ関戦争はこれからだ。
これに懲りず足下を見つめ直してがんばってほしい!
長妻さん。
以上