でるべきしてでた、太田誠一農相の「事務所経費問題」。

 詳細は、こちら「太田誠一に関するニュース

 実は、これは序の口で、うちでは有料だけど「週刊日程表2008/8/18-2008/8/24」2008年8月18日の「◆今週の一行情報(オフレコ扱いよろしく)」の8本あるなかの一本で、・「やかましい」発言の太田誠一、地元福岡農政連のスキャンダル炸裂か?」と指摘している。

 実は、太田誠一さんに関していうと、事務所経費だけでなくて、他にも閣僚になると、もしかすると火を噴くかも・・・というネタがあって、その失言癖もふくめて、内閣調査室ではすでに指摘していたし、それは官邸にも上がっていたはずだ。

 だから、「身体検査」云々の指摘は、かなりピントが外れている。

 というか、これもうちの「内閣改造 福田政権の正念場 うん?在庫一掃内閣か? 」2008年07月12日をみてもらうとわかるかもしれないけれど、実は、今度の福田改造内閣の候補者リストに、太田誠一さんの名前はなかった。

 名前がなかったから、「身体検査」をしてなかったかというと、そうではなくて、身体検査以前に、「なにかあればスキャンダルがでるかもしれない議員」というリストに載っているのが太田誠一さんである。

 古賀派(旧宏池会)の会長代行もつとめて、なんといっても、人権擁護法案推進派団体である自民党人権問題調査会の会長もつとめる。



 人権擁護法案云々に関しての、賛否の論議はおいておくとして、なぜか?「人権擁護法案を推進している議員」には、どういうわけか、「スネに傷を持つ人が多い」という法則があったりする。これは、不思議なのだが・・・・と、書いておくが、実は、不思議でもなんでもなくて、「それ相応の、因果関係があるから、当然といえば当然」(ボス談)なのだが、これは別の機会に譲る。

 では、なんで、本人も、さほど入閣を期待していなかった太田誠一さんが、入閣したかというと、それは、麻生太郎さんが、幹事長をうける前提条件として、太田氏を推したからである。
 だから、太田氏の「やかましい」発言に、麻生幹事長がかばい立てしたというのもわかるだろう。では、なんで、麻生さんが、入閣させたかというと、本当は、もっと複雑な理由があるのだけど、「麻生の政権取りの布石の一つとして、古賀派の囲い込みをはかった」という線が無難かもしれない。

 なんといっても、麻生さんは、人気はあるけれど自民党内では、少数派閥。天下取りには、そりゃ、他の派閥の囲い込みをしなくてならない。つまり、総理大臣になるというのは、大変なのである。

 麻生ファンの方は、理解してあげることができるか?
 これも、政治の現実なのです。
 いい悪いは、別として。


 

 あと、農林水産大臣というのは、次々と、「政治と金」にまつわる話がでる。中には、自殺した人もいる。 
 なんでか?「鬼門だ!」と訳のわからんこといっているひともいるけれど、政治の力学は、そんな訳のわからん、オカルトでは動きません。オカルトぽくみえる出来事も、実はちゃんと理由があったりする。

 安倍前内閣で、松岡利勝が自殺、バンソウコウ大臣の赤城徳彦が事実上更迭、その後任の遠藤武彦の辞任。
 つまり、3人の農林水産大臣が、「金と政治」の問題で失脚している。

 その理由は、

「割と単純で、農林水産族というか、農林水産利権というのは、割と野放しなんだな、他の族議員に比べて。3人の共通点は、農林水産族だった。
 大蔵・金融族も、かなり追求された。道路族、建設・土建族も同じ。防衛族だって金にならんといいながらも、定期的に追求される。外務(外交)族も、そうだし、郵政族にいたっては、小泉政権で壊された。文教(文部省)族も、裏口入学やら裏口採用で、定期的に摘発される。
 その点、農林水産族というのは、ノー天気というか、全国にくまなくはりめぐらされているだけに、問題がでてきても地方単位とか、畜産利権とかややっこしくて、大きな汚職事件や、疑獄事件として叩かれにくい。それだけ甘いし、脇も甘い。当然、金の管理も甘くなる。農林水産利権というのは、これだけ、うるさい時代でも割と野放しということなのです。あと、法務もそうなるか?入管とか、人権とか、刑務所の建設とか、これから問題なるかもしれん。うん?ちがたか?」(ボス談)

 そういえば、太田誠一さんは、大蔵族からはじめて、農林族、法務族と歩んでいますね。やはり、脇が甘いのかもしれません。
 しかし、これからはそういかないでしょう。
 なぜか?
 うん?うちが、書いたから・笑。

 追加情報;
太田誠一の政治団体「太田誠一君を育てる会」東京都選管届け分、政治資金収支報告書公開2008年8月28日(有料情報)

 

以上