ざっくりした、ボス(複雑骨折入院中)からの取材指示メモです。
 これは、実はアンチョコみたいものです。
 病室から、しこしこ電話取材していた模様です。

1)解散権、人事権はだれのもの?

 それは、内閣総理大臣ですね。では、新聞で連日でている解散・総選挙の日程とか、組閣名簿は誰がきめているのでしょうか?

「読売も、朝日も、だんだん週刊誌化してきた。憶測記事を書き徳とばかりにかいている。書き徳記事は、本来、わしら雑誌記者のお家芸だ!ワシらの領分をおかさないでくれ!・笑」(ボス談)
 
 解散については、古賀誠選対委員長がしきりに新聞に流している・・・・という情報があります。二階堂ドットコムさんも、上杉隆さんも書いていますね。

 古賀さんは、本当は反麻生なんだけれど、今回は地元の福岡県連からしめつけにあい、渋々、麻生支持にまわった。山崎拓さんもおなじですね。
 なんせ、いくら野中広務さんとつるんで、反麻生包囲網をつくろうとしても、地元の選挙区で県連からそっぽをむかれたら、反麻生どころか、次で自分の選挙があぶない。それで、麻生支持でまわったけれど、それじゃおもしろくないので「早期解散情報」やら「麻生人事」をしきりと新聞記者に流している。
 なんせ「麻生政権は身をていしても阻止する」と明言した野中広務さんが背後にひかえている。早期解散にもっていって、短命麻生政権にしようということなのでしょうか?

 しかし、「選挙対策委員長に解散権があるとはおもわなかった」(当方ボス談)
 というところです・・・・・。

2)ところがどっこいしょ!早期解散情報を流して、民主・小沢一郎をあぶりだしているとの情報

 麻生政権で早期解散情報というのは、ま、党内のそうした思惑があるのがわかったけれど、今回の「麻生陣営」はちょっとひと味ちがう。
 麻生太郎に、鳩山邦夫・・・・・・というボンボンコンビですから、「実は謀略は弱い」(ボス談)。ま、ボンボンだから、これで負けても破産するわけじゃないから、必死さがたりない。だから、いつも割とツメがあまい。

 ところが、かたや、小沢一郎、野中広務、亀井静香、森喜郎、青木幹雄というのは、そりゃ、一度、自民党を野党におとしいれたり、相互に禁じ手をつかいまくって、自民党を政権与党に復活させたり、公明党を手玉にとったり、とられたり、社会党をつぶしたりと、そりゃ、すさまじい権力闘争をやっている。実弾(カネ)も飛んだし、ネタ(スキャンダル)も飛んだ!人も飛んだ!逮捕者もでた!死人もでた!。
 互いに修羅場をしっている。

 残念ながら、麻生さんも、邦夫さんもあまり修羅場の経験がない。そりゃカネはあるけど。でも、金持ちほどケチだといわれています。

 ところが、今回の「麻生陣営」には、「小沢一郎の手口をしっている」策士がひとりついていますね。いや「野中広務の手口もしっている」。誰とはいわないけど。

「解散情報?ま、いいだろう!どんどんながせばいい。そうしたら、小沢・民主党は動き出す。動かざる得ない。さらに、自民党の中にも動くヤツがでる。たいてい、先に動いたヤツが墓穴をほる・・・・・」とその人はいっているようです。

 ま、いずれにしても、解散権も人事権もにぎっているのは総理大臣です。で、現在、まだ、総理大臣はきまっていません。

 しかし、読売新聞も、朝日新聞も、政治部は大丈夫か?

「昔のことをしっている記者が現場にいないから、みえなくなっているのかも」(辻野記者談)

 ところで、辻野記者は、「昔のことばかりしっている」(ボス談)そうです。

 

以上