解散があるのか、ないのか?
 与野党ともに疑心暗鬼というか、流動化している。

「麻生首相にとって、問題は公明党だけ・・・・・。逆に追い込まれていくのが、解散と政局を前提においた小沢一郎戦略」
「小沢一郎の求心力は、選挙と解散だけ。これを封じ込められたら、小沢戦略は破たんする」

 といった話が、官邸筋からうちのボスにはいっているそうだ。
 民主党の関係者の皆様、要チェックです。

「かって中曽根元首相の『死んだふり解散』というのがあった、今度は『やるやる解散』という新しいネーミングというか、造語がうまれるかもしれない」と、当方のボスは呑気にいっている。ま、一時退院したとはいえ、肝心の鉄のピンか針金を抜く作業があるので再入院という、いってみれば半病人だから、呑気ですまされるのかもしれない。

「やるやる解散」とは、「やるやるといって解散をやらない」ということらしいけれど、「やらないといってしまったら、その効果がなくなるので、『やるやる解散』とずーっとおもわせていなくてはならない。これは玄人衆の女性を口説くときに通用する手法。さすがは麻生首相だ。オレは正直だから、やるやるといったら、すぐやる方だから、真似はできない・・・・うん?」(再入院したボス談)

 この「やるやる解散」のおかげで、国会は、野党の審議拒否も、与党・公明党のだだっ子もなくて、法案はすいすいとあがる。

 これは、「逃げ水現象」というと、辻野記者がいっていた

「やるやる解散」
「逃げ水現象」で、「補正予算案可決」続いて「給油特措法改正案可決」と順次法案を上げさせる。民主党には「選挙をやるぞ」というポーズを見せつけ法案の審議拒否させないための高等戦術とも言うのだそうだ。

 そうした中で、昨年あれだけ、ごちゃごちゃした「給油特措法改正案」が可決する。

 予定的には以下である。


10月21日 給油特措法衆議院可決

   22日 参議院本会議趣旨説明

   23日 参議院外交防衛委員会 給油特措法質疑

   24日 麻生総理 ASEM出席(北京)

   25日      ASEM

   26日 帰国 秋葉原で街頭演説 PM4:00頃

   28日 参議院外交防衛委員会 給油特措法質疑

   29日 参議院外交防衛委員会 給油特措法否決

   30日 衆議院本会議で与党が2/3で再可決 


 本来なら、ちゃんとした議論をしなければならない重要法案。
 「逃げ水現象」であっさり成立。
 実は、この法案を審議するために、かなりしっかりした資料があがっている。
 この資料も、議論の対象にならなかったのか・・・・

 ということで、一般では、入手できない「給油特措法改正案」に関する「国会資料」と「政府資料」を全公開。


給油特措法改正案可決・・・国会関連文書公開(有料情報)


 そういえば、マスコミ的には、この30日に解散・・・・と多くの政治記者はおもっているのだが、これも麻生流の「やるやる解散」か?


以上