「恋猫となりしわが猫負けつづけ」 追悼:野良猫のマイケル没
2009年01月06日
ボスの千葉の別荘に寄りついていて、野良のボス猫であるマイケル(オス・年齢不詳)が没しました。
追悼です。

「恋猫となりしわが猫負けつづけ」 加藤楸邨
恋する猫は獣。
二つの大きな眸に赤い炎を灯して夜な夜な巷をさ迷い歩く。
楸邨先生宅の猫もご同様だが、出て行くときとは様変わり、
今日もしゅんとしおれて帰ってくると、座布団の上で丸くなっている。
慰めの言葉のかけようもない。
読売新聞、2007.3.15 「四季」 長谷川 櫂
「この辺の野良猫のボスで、多くのメス猫をしたがえていた、マイケルの、前歯の欠損をしったのは、昨年の初春のこと。年齢不詳だが、高齢故のなせるワザか?しだい、目ヤニがたまるようになり、毛並みも悪くなった。ここは、ひとつ保護したほうがいいと考え、あらゆる手順を考えたが、捕獲に失敗。こちらの切り傷十数カ所。そうこうしているうちに、『恋猫』として、最強だったマイケルの負けが続いてきた。クビや顔に、恋敵のオス猫の爪痕をつけてくるようになった。しかし、それでも捕獲されない。こちらは切り傷、プラス咬み傷のやや深め一カ所。これは、やはり野良猫のボスとしてのプライドか?食も細くなり、ミルクしか飲まなくなる。またたびを与えてもあまり効果ない。大好物だったアジやマグロの切り身もたべなくなった。・・・・・・そして、『恋猫』の負けが続いた。
老猫の死は、こうしておとずれた。慰めの言葉はない」(ボス談)
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盛者必衰の理というわけですね。
自然現象は時に人を感傷的にさせますが、
感傷的になるのも自然現象の一つなのでしょう。
合掌。