好評連載中の「本日のマーケット」ですが、これは何も投資家だけのものではありません。株の売買をしなくても、私たちの毎日の生活は、経済活動によって、良くも悪しくも支えられています。市場の開いている毎日午前9時頃にアップしている「本日のマーケット」は、「マーケットという曖昧さを省いた、答えがでる市場をターゲットにして、世界や日本の経済をみていこうという試みです」(XYZ記者談)
 経済学というのは、「文系の学問のなかでも、一番曖昧で、いい加減な学問」(XYZ記者談)だそうです。
 これは、連載中の「真名のケーザイ探検」を読むとよくわかるかもしれません。
 この曖昧でいい加減な学問の範疇のなかで、唯一、毎日、数字で答えがでてくるのが「マーケット」かもしれません。一番曖昧でいい加減な学問が、毎日直面する正確な数字。これが「マーケット」だという言い方ができるかもしれません。

「つまりだな、出たとこ勝負が経済学の本質であるということで、よろしく。これさえわかれば、スティグリッツ入門経済学 <第3版>はよまなくていい。真名のケーザイ探検は必読だけど・・・・・」(当方ボス談)

 この出たとこ勝負の経済にターゲットをあてたのが、連載中の 「本日のマーケット」です。

「うん?そんな面倒いうな!・・・・・」とは当方ボス。

「日本経済新聞を読まなくてもいいから、毎日5分間、『本日のマーケット』をよむだけで、世界の、日本の、生の経済の流れや、動向がわかります・・・・・と宣伝しろ!」(当方ボス談)

 ということです。

 ま、日本経済新聞がダメだとはいっていません。
 ただ、あれを全部読むには、5分ではたりません。たまに、大きな見通しの間違いもあるし・・・。しかし、これは5分で済みます。たまに間違いがあるかもしれませんが、「見通しが外れたということは、その場中に、想定外のことがおきたということ、つまり、何が想定外だったかが、わかります。あと、学問としての経済学は、想定外のことに対応できていません。これが、経済学がいかにいい加減であるかの証拠でしょう」(XYZ記者談)

 ということで、 「本日のマーケット」の宣伝でした。

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ハイテク株を中心に反発も上値重い 為替市場の急激な変動に注意 「本日のマーケット」


 
21日の米国株式市場は急反発。
 NYダウが前日比279.01ドル高の8228.10ドル。
 ナスダック総合指数は同66.21ポイント高の1507.07ポイント。
 出来高概算はニューヨーク市場が17億3711万株、ナスダックが21億5113万株。
 IBMの市場予想を上回る利益見通しや、ノーザン・トラストの増益決算などが好感され、ハイテク株や金融株に物色が向かった。前日にNYダウが大幅安となり8000ドルを割り込んでいたこともあり、自律反発狙いの買いなども入った。
 ノーザン・トラストが21日発表した決算は、純利益が倍以上に増加。同社株は31%近く急伸し
た。PNCフィナンシャル・サービシズ <PNC.N> は、ナショナル・シティー買収に関連したローン損失が予想していたほど大きくないとの見通しを示した。これを受け、同社株は37%上伸した。
 IBMは12%近く上昇し、ダウの上げを主導。
 フィラデルフィアKBW銀行株指数 <.BKX> とS&P金融株指数 <.GSPF> はいずれも14.6%上昇。
 バンク・オブ・アメリカ <BAC.N> は31%急伸。ケネス・ルイス最高経営責任者(CEO)が同行の普通株20万株を購入したことが好感された。
 JPモルガン・チェース <JPM.N> は25.1%高。
 アップル <AAPL.O> は通常取引終了後に決算発表を控え、5.9%上昇。ナスダックの上げを主導した。


 昨日(21日)の日経平均株価は前日比164円安の7,901円。
 TOPIXは同17ポイント安の787ポイント。
 騰落銘柄数は値上がり387銘柄、値下がり1,245銘柄、変わらず81銘柄。
 東証一部の売買代金は1兆3671億円
 終値ベースで日経平均の8,000円割れは08年12月5日以来、約1カ月半ぶり。
 オバマ米大統領就任式を終え好材料出尽くしとなったほか、欧米金融セクターへの不安感や円高が株価を圧迫、日経平均は一時7800円台に下落。しかし、朝方の売りが一巡すると下値では買い戻しも入り、後場は方向感を失って7900円台を中心に下値もみあい。
 GLOBEX(シカゴ先物取引システム)で米株価指数先物が底堅く推移していたほか、昼ごろからは円相場が落ち着きをみせたことで、後場は先物・現物とも買い戻しが入り下げ幅を縮小。
 ただ、企業業績の悪化懸念や金融不安は根強く、買い進む勢いはない。
 米株先物は堅調だったが、米企業決算を控える状況で本格的な戻りは試せない。
 米企業決算の後は国内企業決算も懸念され、当面の上値は重い。
 為替市場ではポンド、ユーロを中心に売り込まれて円高が進行、対ドルでも90円を割り込むドル安/円高となり、東京市場を圧迫した。
 センチメントの悪化から先物売りが強まったほか、みずほフィナンシャルグループ <8411.T> など銀行株、トヨタ自動車 <7203.T>など輸出関連株を中心に幅広く売られ、日経平均は一時7800円台まで下落。しかし、朝方の売りが一巡すると日経平均は下げ渋った。グローベックス市場で米国株
先物が小じっかりとなり、きょうの米国株下げ止まりに期待を持たせたほか、円高の動きも一服したため、先物に短期筋の買い戻しが出た。
 欧州金融セクターの下落は先行きの国有化リスクをにらみ株主利益の行方を懸念している面が大きいとみる。一方で、英金融セクターへの不安が通貨を巻き込む形でポンド安が加速しており、今後の問題の広がりに注視したい。
 保険業、ゴム製品、その他製品など軒並み安い。ディフェンシブ銘柄の医薬品のみが上昇。
 三菱UFJ<8306>など銀行株や、三住海上<8725>など保険株に売りが継続。
 トヨタ<7203>など自動車株も停滞。
 半面、東和薬品<4553>など医薬品株はしっかり。
 台湾メーカー3社との経営統合交渉を報じられたエルピーダ<6665>や、太陽電池部材の新工場建設が伝わった大日印<7912>などは物色された。

本日のマーケット

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ハイテク株を中心に反発も上値重い 為替市場の急激な変動に注意 「本日のマーケット」2009年1月22日 8時57分