競馬必勝放浪記 (祥伝社新書147) (祥伝社新書 147)競馬必勝放浪記 (祥伝社新書147) (祥伝社新書 147)
著者:元木 昌彦
販売元:祥伝社
発売日:2009-02-27
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 当サイトでは、

元木昌彦さんの、「週刊誌編集長」上梓される 2006年04月13日
オーマイニュース 元木昌彦社長退任していた 2008年07月23日

 というエントリーでとりあげさせていただいた元木昌彦さんの新著で、なんと「競馬必勝法」である。実は、当方のボスの大叔父にあたるひとが、北海道で牧場(破産、買収される)をやっていたことがあって、妙にお馬さんに詳しいのがボスだ。乗馬も得意だというが、「小学生の頃にポニー(仔馬)にぶら下がっていただけらしい」(釜台記者談)という証言もある。
 ただし、ボスの競馬予想は、恐ろしく真っ当な、血統を元にした予想で、あたらないこともないが、だいたい、本命馬が中心の予想になって、おもしろくないので当サイトでは競馬の記事は入れていない。

 競馬通でしられているのが、元木昌彦さんだ。
 しかも、そこには雑誌編集者の矜恃というよりは、不良中年の味わいがある。味わいであるからして、不良中年といったわけではない。
 つまり、不良中年の味わいのある競馬必勝法が本著である。

 で、うちのボスが、元木さんにメールをうって、自薦の弁を書いてもらうという。
 そうしたら、すぐに、自薦の弁がきた。
 元木さんは、不良中年の味わいがあるが、マメなのである。
 ただの、不良中年になりつつあるボスには参考にしてもらいたいものだ。

 

 この本はタイトルに「競馬必勝」などと入っているが、数多ある必勝法について書かれたものとはひと味違っている。筆者は、講談社という出版社にいて、『週刊現代』『フライデー』の編集長を歴任した古参編集者である。学生時代から入れ込んでいた競馬という趣味を通じて知りあった、作家やノンフィクション作家たちとの交友録である。
『江分利満氏の優雅な生活』や『男性自身』などで有名な作家・山口瞳さんには、『週刊現代』で「競馬真剣勝負」を約1年間連載してもらう。土曜、日曜、毎週ゲストを呼び、一日3万円ずつ馬券を買って勝負を競うのだ。
 ゲストには、宮城昌康、大川慶次郎、大橋巨泉、寺山修司、米長邦雄などが招かれ、名勝負を繰り広げた。
 山口さんが書いたエッセイのいくつかが引用されているが、その文章がとてもいい。
 萩本欽一、安部譲二、色川武大、浅田次郎も競馬友達である。
 ノンフィクション作家・本田靖春さんとの、競馬愛好者という日陰者同士の友情、病、そして別れが読ませる。
 世を拗ねた者たちが集い、熱い思いを馬に託した、競馬が輝いていた時代へのオマージュである。最後の章にある「横着者の馬券術」も競馬好きには堪えられないであろうが、一編集者の半生記としても面白く読めるものになっている。

 元木昌彦のブログ
 J-CAST連載中の週刊誌評

 



 元木昌彦さんの著作

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発売日:2006-04
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日本の大事な話日本の大事な話
著者:元木 昌彦
販売元:ロコモーションパブリッシング
発売日:2005-11-10
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新版 編集者の学校 カリスマたちが初めて明かす「極意」 (講談社プラスアルファ文庫)新版 編集者の学校 カリスマたちが初めて明かす「極意」 (講談社プラスアルファ文庫)
著者:元木 昌彦
販売元:講談社
発売日:2009-02-20
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これが日本の本当の話これが日本の本当の話
著者:元木 昌彦
販売元:ロコモーションパブリッシング
発売日:2006-03-28
おすすめ度:1.0
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メディアを思う日々―編集者の学校…日が暮れてからの授業編メディアを思う日々―編集者の学校…日が暮れてからの授業編
著者:元木 昌彦
販売元:ロコモーションパブリッシング
発売日:2008-03-26
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日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた
著者:元木 昌彦
販売元:夏目書房
発売日:2003-03
おすすめ度:5.0
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孤独死ゼロの町づくり―緊急通報システムが実現する高齢化社会のセーフティネット孤独死ゼロの町づくり―緊急通報システムが実現する高齢化社会のセーフティネット
著者:元木 昌彦
販売元:ダイヤモンド社
発売日:2008-03-14
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