防衛省汚職事件で、逮捕・起訴された元防衛事務次官、守屋武昌被告(65)。
守屋武昌・元防衛次官(65)(控訴中)にわいろを贈ったとして、贈賄や業務上横領などの罪に問われた防衛専門商社「山田洋行」元専務・宮崎元伸被告(71)。
武器商人と防衛省のトップの贈収賄というわかりやすい事件である。
わかりやすい事件だけに、「武器証人は山田洋行だけでない」でないという当たり前のところが、見逃されている。
もっともうちのボスにいわせると「山崎豊子さんの『不毛地帯』ではないが、武器商人がすべて悪い・・・というのはあまりにも日教組的で、健全にして合理的な武器商人は安全保障上からも必要なのである。さらにいうのであれば、若くして新しい武器商人が誕生しなくてはならない。みんながみんが、秋山直紀になったり、宮崎元伸になったり、守屋武昌になるわけではない。本当のことをいうと、オレはこの業界にこなければ、武器商人になりたかった。うん?だって、おもしろそうだろう?現代国家には必要不可欠なビジネスである」(当方ボス談)
その防衛省汚職事件だけど、それぞれ一審では有罪となり、控訴している。
まず、「山田洋行」元専務・宮崎元伸被告(71)は、控訴審判決でも懲役1年6月(求刑・懲役3年)の実刑が言い渡された。
防衛庁汚職、山田洋行元専務に1年6月…高裁判決
(2009年10月15日13時48分 読売新聞)
防衛装備品の調達を巡る汚職事件で、守屋武昌・元防衛次官(65)(控訴中)にわいろを贈ったとして、贈賄や業務上横領などの罪に問われた防衛専門商社「山田洋行」元専務・宮崎元伸被告(71)の控訴審判決が15日、東京高裁であった。
長岡哲次裁判長は「1審判決後に山田洋行側と示談を成立させ、横領額のうち7000万円を支払った」と述べ、懲役2年の実刑とした1審・東京地裁判決を破棄、懲役1年6月(求刑・懲役3年)の実刑を言い渡した。
一方の守屋武昌元防衛次官の方は、2008年11月5日、東京地方裁判所にて懲役2年6月の実刑判決をうけているが、現在、控訴中。
さて、今回、「被告人守屋武昌」の控訴趣意書を全文公開する。
ZIP版で圧縮しているけれど、全部で75.5MBもある。
サンプルで掲載すると、
となっています。
PDF処理にやや手間がかかって、読みにくいかもしれませんが、ダウンロードすると全文が判読できます。
なぜ、こんなものを読者限定とはいえ、公開するかというと、
「次の武器商人がわかるからだ・笑」(当方ボス談)
いわゆる守屋武昌・元防衛次官とゴルフ仲間だったりした武器商人の名前がずらりと登場します。しかも、なにを『武器商人』しようとしていたかもわかったりします。
(これは、本文の30Pから詳細に書かれている)
ざーっと書き出すと、
・弾道ミサイル防衛システムのライセンス生産の必要性について(平成15年分1頁)三菱重工 前沢社長
・平成16年度護衛艦(DDH)受注したい考えの説明(平成15年度分2頁)三井造船 矢吹取締役
・C−Xのエンジンについて三菱商事の機種(P&W)が選定されなかった経緯についての説明(平成15年分3頁)三菱商事 佐藤部長
・政府専用機としてBー747の3機目の購入計画の有無(平成15年分6頁)伊藤忠商事 取締役
・平成16年度護衛艦(16DDH)建造契約について(平成16年分2頁)石川島播磨工業 浜本部長
・個体燃焼ロケットエンジン技術の利用可能性について(平成16年分2頁)IHIエアロスペース 篠原社長
・防衛庁(顧客)に対する年次の挨拶(平成16年分6頁)ボーイング社社長
・16DDHの契約について(平成17年分1〜3頁)石川島播磨工業 浜本部長、同社会長、同社社長
・米国製生物偵察車のライセンス生産の考え方について、(平成17年分2頁)日立製作所 副社長
・イコノス衛生再打ち上げ計画について(平成17年分7頁、11頁)三菱商事 佐藤部長
・ペトリオットPAC3のライセンス生産につき米企業との交換の状況(平成17年分8頁)三菱重工業 西山部長
・情報漏洩に対する処分の伝達(平成17年分11頁)富士通社長・画像衛生・輸送機の売り込み(平成18年分2頁)川崎重工業 伊藤社長、元山常務工場長
・攻撃ヘリコプターAHー64D「アパッチ」の価格上昇について(平成18年分2〜3頁、平成19年分6頁ほか)ボーイング社 副社長、富士重工、双日商事 上野部長
・C−X、P−Xの開発状況(平成18年分3頁)川崎重工業 元山常務
・戦車製造工業の見学(平成18年分5頁)三菱重工業、特機事業本部長、工場長
・ヘリコプター搭載護衛艦の製造工場見学(平成18年分5頁)石川島播磨重工業 伊藤社長、浜本部長、造船所長
・工場見学時の質問に対する回答(平成18年分5頁)石川島播磨重工業 浜本部長
・新聞で報道された件に対する説明(平成18年分5頁)三菱重工西山部長
・個体ロケットエンジン製造工業見学と技術者との意見交換(平成18年分5頁)石川島播磨重工業 伊藤社長、IHIエアロスペース 社長
・19DDのエンジンの選定問題の説明(平成18年度6頁)石川島播磨重工業 浜本部長
・イタリア航空機産業の照会tぽ航空機の売り込み(平成18年分7頁)フィンメカニア 最高責任者
・三菱重工業重役による平成19年度予算に対する陳情(平成18年分9頁)三菱重工業 事業本部長
・フランス航空機産業の説明(平成18年分8頁)エアバス社 セリク海外担当役員、同社 ポーラック日本代表
・スーパーピューマの納入時期(平成18年分8頁)ユーロコプター ステファン・ジヌー氏、伊藤忠商事
・衛星画像サービスの継続の陳情(平成18年分9頁)三菱商事 佐藤部長
・空中給油・輸送機の納期遅延についての説明(平成19年分3頁)川崎重工業 元山常務
・CーX、PーXの初飛行の時期が遅れることの説明(平成19年分3頁)川崎重工業 元山常務
・高速艇の売り込み(平成19年分3頁)安保研 秋山氏
・落下傘が開かなかった自己の説明について(平成19年分3頁)ワッサン 山下社長、同社秋田会長
・BMDペトリオット(PACー3)早期納入について米国メーカーとの交渉状況(平成19年分4頁)三菱商事 佐藤部長
・FーX整備に関する防衛省の考え方の説明と業界の意見聴取(平成19年分5頁)三菱重工業 西山常務、同社 青木航空機課長
なお、ここに登場する三菱重工の佐藤部長とは、業界では有名な佐藤部長です。なんどか、うちのボスがコンタクトをとろうとしていますが、まだ、あえません。日本を代表する「武器商人」で、本当のことをいうと、「山田洋行」の元専務、宮崎元伸被告よりも数段大物です。
つまり・・・・
なんであるかというと、「事実は小説より奇なり。この控訴趣意書は、山崎豊子さんの『不毛地帯』よりもおもしろい。さらに、我こそは、次期の愛国的な武器商人にならん!と欲する人は、必読でしょう」(当方ボス談)
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平成20年(う)第2740 収賄等被告事件
被告人 守屋武昌
控訴趣意書 全文公開
一応、オフレコ扱いとします。
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「入門武器商人」。次の武器商人はどこだ!「平成20年(う)第2740 収賄等被告事件 被告人 守屋武昌」 控訴趣意書全文 2009年10月25日
さて、今回、「被告人守屋武昌」の控訴趣意書を全文公開する。
ZIP版で圧縮しているけれど、全部で75.5MBもある。
サンプルで掲載すると、
となっています。
PDF処理にやや手間がかかって、読みにくいかもしれませんが、ダウンロードすると全文が判読できます。
なぜ、こんなものを読者限定とはいえ、公開するかというと、
「次の武器商人がわかるからだ・笑」(当方ボス談)
いわゆる守屋武昌・元防衛次官とゴルフ仲間だったりした武器商人の名前がずらりと登場します。しかも、なにを『武器商人』しようとしていたかもわかったりします。
(これは、本文の30Pから詳細に書かれている)
ざーっと書き出すと、
・弾道ミサイル防衛システムのライセンス生産の必要性について(平成15年分1頁)三菱重工 前沢社長
・平成16年度護衛艦(DDH)受注したい考えの説明(平成15年度分2頁)三井造船 矢吹取締役
・C−Xのエンジンについて三菱商事の機種(P&W)が選定されなかった経緯についての説明(平成15年分3頁)三菱商事 佐藤部長
・政府専用機としてBー747の3機目の購入計画の有無(平成15年分6頁)伊藤忠商事 取締役
・平成16年度護衛艦(16DDH)建造契約について(平成16年分2頁)石川島播磨工業 浜本部長
・個体燃焼ロケットエンジン技術の利用可能性について(平成16年分2頁)IHIエアロスペース 篠原社長
・防衛庁(顧客)に対する年次の挨拶(平成16年分6頁)ボーイング社社長
・16DDHの契約について(平成17年分1〜3頁)石川島播磨工業 浜本部長、同社会長、同社社長
・米国製生物偵察車のライセンス生産の考え方について、(平成17年分2頁)日立製作所 副社長
・イコノス衛生再打ち上げ計画について(平成17年分7頁、11頁)三菱商事 佐藤部長
・ペトリオットPAC3のライセンス生産につき米企業との交換の状況(平成17年分8頁)三菱重工業 西山部長
・情報漏洩に対する処分の伝達(平成17年分11頁)富士通社長・画像衛生・輸送機の売り込み(平成18年分2頁)川崎重工業 伊藤社長、元山常務工場長
・攻撃ヘリコプターAHー64D「アパッチ」の価格上昇について(平成18年分2〜3頁、平成19年分6頁ほか)ボーイング社 副社長、富士重工、双日商事 上野部長
・C−X、P−Xの開発状況(平成18年分3頁)川崎重工業 元山常務
・戦車製造工業の見学(平成18年分5頁)三菱重工業、特機事業本部長、工場長
・ヘリコプター搭載護衛艦の製造工場見学(平成18年分5頁)石川島播磨重工業 伊藤社長、浜本部長、造船所長
・工場見学時の質問に対する回答(平成18年分5頁)石川島播磨重工業 浜本部長
・新聞で報道された件に対する説明(平成18年分5頁)三菱重工西山部長
・個体ロケットエンジン製造工業見学と技術者との意見交換(平成18年分5頁)石川島播磨重工業 伊藤社長、IHIエアロスペース 社長
・19DDのエンジンの選定問題の説明(平成18年度6頁)石川島播磨重工業 浜本部長
・イタリア航空機産業の照会tぽ航空機の売り込み(平成18年分7頁)フィンメカニア 最高責任者
・三菱重工業重役による平成19年度予算に対する陳情(平成18年分9頁)三菱重工業 事業本部長
・フランス航空機産業の説明(平成18年分8頁)エアバス社 セリク海外担当役員、同社 ポーラック日本代表
・スーパーピューマの納入時期(平成18年分8頁)ユーロコプター ステファン・ジヌー氏、伊藤忠商事
・衛星画像サービスの継続の陳情(平成18年分9頁)三菱商事 佐藤部長
・空中給油・輸送機の納期遅延についての説明(平成19年分3頁)川崎重工業 元山常務
・CーX、PーXの初飛行の時期が遅れることの説明(平成19年分3頁)川崎重工業 元山常務
・高速艇の売り込み(平成19年分3頁)安保研 秋山氏
・落下傘が開かなかった自己の説明について(平成19年分3頁)ワッサン 山下社長、同社秋田会長
・BMDペトリオット(PACー3)早期納入について米国メーカーとの交渉状況(平成19年分4頁)三菱商事 佐藤部長
・FーX整備に関する防衛省の考え方の説明と業界の意見聴取(平成19年分5頁)三菱重工業 西山常務、同社 青木航空機課長
なお、ここに登場する三菱重工の佐藤部長とは、業界では有名な佐藤部長です。なんどか、うちのボスがコンタクトをとろうとしていますが、まだ、あえません。日本を代表する「武器商人」で、本当のことをいうと、「山田洋行」の元専務、宮崎元伸被告よりも数段大物です。
つまり・・・・
なんであるかというと、「事実は小説より奇なり。この控訴趣意書は、山崎豊子さんの『不毛地帯』よりもおもしろい。さらに、我こそは、次期の愛国的な武器商人にならん!と欲する人は、必読でしょう」(当方ボス談)
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平成20年(う)第2740 収賄等被告事件
被告人 守屋武昌
控訴趣意書 全文公開
一応、オフレコ扱いとします。
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「入門武器商人」。次の武器商人はどこだ!「平成20年(う)第2740 収賄等被告事件 被告人 守屋武昌」 控訴趣意書全文 2009年10月25日