「本日のマーケット」
続落、円独歩高で輸出株中心に売り先行。
米雇用統計の発表を控え、動きにくい展開。


「日本国債を安全な逃避先と考えるほどの錯覚は世界に例がない。
 日本は最も巨額の公的債務を抱える先進国だが、10年物国債の利回りはわずか1.07%と7年ぶりの低水準にある。高齢化が急速に進む日本では、人口動態的には最も見るに堪えないトレンドが至る所にあふれている。だが、心配は無用だ。国際市場の混乱を避けるため、資金は円建て資産に殺到している。
 それは100%不合理な話ではない。菅直人首相は日本の国内総生産(GDP)4兆9000億ドル(約433兆円)のほぼ倍に相当する公的債務を減らすと約束している。デフレの深刻化は、日本銀行が今年利上げに踏み切るのとほぼ同じ確率で、株価の上昇があり得ないことを示唆している」
 ・・・・とは、 ブルームバーグ・ニュースの名物コラムニスト、ウィリアム・ペセック氏。

 7月11日投開票の参議院選挙だが、見当違いの「消費税論議」をしている一国平和主義、一国繁栄主義の日本のマスコミはどうでもいいとして、今回の選挙に、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)やフィッチ・レーティングスといった格付け会社や、海外のヘッジファンドが異常なほど関心を寄せている。この間、ロイターや、ブルームバーグの政治担当記者と情報交換しているが、彼らに大好評なのが、当方の選挙予想の数字だ。

 参考;
2010年参議院選挙 マスコミ調査データ第一弾
2010年参議院選挙 マスコミ調査データ第二弾(選挙区別生データ限定公開)

 うちには、英語使いがいるという噂がひろまって、いきなり国際電話がはいってきたりする。
「うん?いまのはどこだ?」(ボス談)
「ロシアとかいってましたが、なんとも聞き取りにくい英語で、メールをおくるようにいったら、いきなりロシア語(多分・・・)でメールきました。どないしますか?」
「ロシアは日ソ不可侵条約を破棄した件を、我が国に謝罪していないので、まずは謝罪しろ!とメールをうて!謝罪なしでは、取材協力しないといえ!」(当方ボス談)
 なんてことがおきています。
 なお、うちの英語使いは、北岡記者のみで、北岡記者はふだんはほとんど事務所にいません。その点を勘違いしないでください。
 電話対応するのは、中学生の時に、英検4級をとった、オイラです。
 留学経験ある、うちのボスは電話にはでません。


読んでおきたい記事:

【経済コラム】日本国債に現実逃避のマネーが流れ込む−W・ペセック 7月1日(ブルームバーグ):

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続落、米雇用統計の発表を控え、動きにくい展開。「本日のマーケット」 
2010年7月2日 8時39分