【時代小説発掘】
〈助太刀兵法41〉北斎蛸踊り(3)
花本龍之介


(時代小説発掘というコーナーができた経緯)


梗概
 葛飾北斎の娘のお栄から、謝礼を三十両ではなく三百六十両出すといわれた早船飛十郎は、目を白黒させて驚いたが、このうまい話には思った通りからくりがあった。傍若無人なお栄の態度に、安達屋藤兵衛に相談しなければ受けられん、という飛十郎に安達屋さんには、とうに話を通してあるといって、お栄は鼻で笑う。そこへ登場した安達屋が土産の羊羹を差し出すと、北斎とお栄が大喧嘩をはじめる。二人があきれている所へ、北斎の孫の孝太郎と一緒に兆吉が姿をあらわす。金を出せといって脅す兆吉に、北斎はにべもなく断わる。その場へ飛十郎が出ていくと、兆吉の仲間が四人があらわれて襲いかかる。得意の居合で抜く手も見せず若者たちを倒した飛十郎を見て、兆吉はすぐさま孝太郎に刃物を突きつけると人質にとって逃走していった。


【プロフィール】:
尾道市生まれ。第41回池内祥三文学奨励賞受賞。居合道・教士七段。
現在、熱海に居住している。


これまでの作品:

〔助太刀兵法31〕御家人馬鹿囃子
〔助太刀兵法32〕御家人馬鹿囃子(2)
〔助太刀兵法33〕御家人馬鹿囃子(終章)
〈助太刀兵法34〉夢泡雪狐仇討 ゆめのあわゆききつねのあだうち
〔助太刀兵法35〕夢泡雪狐仇討(2)
〈助太刀兵法36〉夢泡雪狐仇討(3)
〔助太刀兵法37〕夢泡雪狐仇討(4)
〈助太刀兵法38〉夢泡雪狐仇討(終章)
〈助太刀兵法39〉北斎蛸踊り
〈助太刀兵法40〉北斎蛸踊り(2)



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〈助太刀兵法41〉北斎蛸踊り(3) (無料公開)2014年12月21日 11時58分