「食品安全委員会は今『20ヶ月齢以下の牛は狂牛病の確率が低いというアメリカの個体年齢は信用できるのか』
という調査のためにアメリカに行って調査予定している。
ところが、農水省と厚生省は訪米調査に反対し行かせないように画策している。政府は6月中に結論を出し、8月にも米国産牛肉を輸入する気だ。日本人の食の安全よりアメリカの政策優先という態度は許せない」
6月3日、民主党有志は「食の安全研究議員連盟」を結成、議連会長になった山田正彦農水委員会筆頭理事が憤慨して言う。
という調査のためにアメリカに行って調査予定している。
ところが、農水省と厚生省は訪米調査に反対し行かせないように画策している。政府は6月中に結論を出し、8月にも米国産牛肉を輸入する気だ。日本人の食の安全よりアメリカの政策優先という態度は許せない」
6月3日、民主党有志は「食の安全研究議員連盟」を結成、議連会長になった山田正彦農水委員会筆頭理事が憤慨して言う。
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アメリカは「ブッシュー小泉総理の約束だ。早く牛肉輸入を再開しろ」と日本政府に迫っていたが、「食品安全委員会」は科学的知見を元になかなか受け付けなかった。
そこでアメリカは手を代えて
「アメリカ産牛肉の20ヶ月齢以下「A40」なら大丈夫」と強引に輸入再開を強要。
「食品安全委員会」はついに20ヶ月齢以下なら「狂牛病」になる確率が低いということで、20ヶ月齢以下の輸入再開に道をつけたのである。
アメリカというところは「トレーサビリティ」もなく、広大な牧場ではいつ生まれたか牧場主でも分からないのが現状なのだ。
それを現地調査するのは当たり前だ。
こうした「米国産牛肉輸入ありき」という政府のやり方にとうとう民主党の議員達が怒った。
6月3日、衆議院の会議室で結成された「食の安全研究議員連盟」は会長に自分でも牧場経営したこともある山田正彦代議士が就任。
顧問 羽田孜、鹿野道彦ら。
幹事長 中津川博郷
事務局長 川内博史
ら40名が集まり結成された。
幹事長に就任した中津川代議士が言う。
「アメリカの牛は成長ホルモン付けにしてせ太らせる。クロイトフェルツ・ヤコブ病も増えている。
狂牛病への感染危険には全く議論がなされてない。無条件で輸入して良いのか、国民は相と関心を持っている。我々議員で20日からアメリカに行って現地調査をすることになった」
議連の結成式終了後、その場で青山学院大学 分子生物学教授 福岡伸一氏が「狂牛病問題ー食の安全を考えるために」とうい講演を行った。
福岡教授は
「食の安全にリスク論を持ち込むのはおかしい。どんな小さいリスクでも甘受できるものではない。リスクとは死者の数だ。第一、狂牛病の原因すら分かってない。政府は「肉骨粉」が原因だと言うが、これまで狂牛病を発生した19頭のなかには肉骨粉を食べさせてない牛も多い。むしろ代用乳の方が疑わしい。発生1−7頭までは代用乳(血漿タンパク)を生後すぐに飲ませていた。これは全農の子会社「科学飼料研究所高崎工場」(代用乳の製品名はミルフードAスパー、ピュアミルク、ピュアミルクH)で作られたものだ。
全農と政府の関係はつながりが深いので狂牛病の原因は「肉骨粉である」として隠したのではないか。狂牛病発症8頭目以降は飼料を隠しているし、19頭目まではほとんど代用乳を飲ましていたのではないか。病原菌への耐性もできてない誕生直後こうした代用乳を飲ませたことに原因があると考えるのは自然だろう。
日本がやることは1,全頭検査2,特定部位の除去3,飼料規制4,トレーサビリティだ。アメリカはこの4つの要件でどれ一つ十分な施策をとってない。
狂牛病はフグの毒とは本質的に異なる。
フグはそれ自体毒(テトロドトキシン)を持ってるわけではない。海中に浮遊する毒ををプランクトンが食べそれをフグが食べる。フグがプランクトンを食べ続けることでテトロドトキシンが体内に蓄積されるのだ。
これに対し、牛は飼料などによってもたらされる狂牛病病原体が体内を移動し、増殖され、かつ異変(進化)して発病する狂牛病とは根本的に事なるのだ。
政府はアメリカ産の牛肉輸入を認めるが、佐賀県が申請する『フグ特区』(管理された水槽で育成したフグには全く無害な肝しかない)を予防原則の問題で認めないのはダブルスタンダードと言わざるを得ない。
消費者も専門家の言い分で煙に巻かれないようにしなければならない。
スクレイピー(病原体)という羊固有の物質をマウスの脳に注入すると最初は300日で発症する。発症したマウスのスクレイピーをさらに別のマウスの脳に注入すると200日ぐらいで発症する。これを繰り返すと最後は130日くらいで発症する。
つまり、異なる種での感染はなかなか難しい。
しかし、一旦、別の個体種にそれが取り込まれた後は個体種間での感染は猛烈に早くなるということだ。
だから、人間は種的になるべく遠いもの。牛や豚などのほ乳類より魚、もっと遠い植物を食べた方が良い」
誠に示唆に富んだ話しだった。
「どうしてもアメリカ産牛丼が食べたい」という人は別として、皆さんも政府の言うことに惑わされず「食の安全」には監視の目を!
審議拒否などで顰蹙を買ってる民主党内にあって「日本人の食の安全」をまじめに考え行動してる議員がいることは大マスコミも国民に伝えるべきだ。
文責・辻野匠師
そこでアメリカは手を代えて
「アメリカ産牛肉の20ヶ月齢以下「A40」なら大丈夫」と強引に輸入再開を強要。
「食品安全委員会」はついに20ヶ月齢以下なら「狂牛病」になる確率が低いということで、20ヶ月齢以下の輸入再開に道をつけたのである。
アメリカというところは「トレーサビリティ」もなく、広大な牧場ではいつ生まれたか牧場主でも分からないのが現状なのだ。
それを現地調査するのは当たり前だ。
こうした「米国産牛肉輸入ありき」という政府のやり方にとうとう民主党の議員達が怒った。
6月3日、衆議院の会議室で結成された「食の安全研究議員連盟」は会長に自分でも牧場経営したこともある山田正彦代議士が就任。
顧問 羽田孜、鹿野道彦ら。
幹事長 中津川博郷
事務局長 川内博史
ら40名が集まり結成された。
幹事長に就任した中津川代議士が言う。
「アメリカの牛は成長ホルモン付けにしてせ太らせる。クロイトフェルツ・ヤコブ病も増えている。
狂牛病への感染危険には全く議論がなされてない。無条件で輸入して良いのか、国民は相と関心を持っている。我々議員で20日からアメリカに行って現地調査をすることになった」
議連の結成式終了後、その場で青山学院大学 分子生物学教授 福岡伸一氏が「狂牛病問題ー食の安全を考えるために」とうい講演を行った。
福岡教授は
「食の安全にリスク論を持ち込むのはおかしい。どんな小さいリスクでも甘受できるものではない。リスクとは死者の数だ。第一、狂牛病の原因すら分かってない。政府は「肉骨粉」が原因だと言うが、これまで狂牛病を発生した19頭のなかには肉骨粉を食べさせてない牛も多い。むしろ代用乳の方が疑わしい。発生1−7頭までは代用乳(血漿タンパク)を生後すぐに飲ませていた。これは全農の子会社「科学飼料研究所高崎工場」(代用乳の製品名はミルフードAスパー、ピュアミルク、ピュアミルクH)で作られたものだ。
全農と政府の関係はつながりが深いので狂牛病の原因は「肉骨粉である」として隠したのではないか。狂牛病発症8頭目以降は飼料を隠しているし、19頭目まではほとんど代用乳を飲ましていたのではないか。病原菌への耐性もできてない誕生直後こうした代用乳を飲ませたことに原因があると考えるのは自然だろう。
日本がやることは1,全頭検査2,特定部位の除去3,飼料規制4,トレーサビリティだ。アメリカはこの4つの要件でどれ一つ十分な施策をとってない。
狂牛病はフグの毒とは本質的に異なる。
フグはそれ自体毒(テトロドトキシン)を持ってるわけではない。海中に浮遊する毒ををプランクトンが食べそれをフグが食べる。フグがプランクトンを食べ続けることでテトロドトキシンが体内に蓄積されるのだ。
これに対し、牛は飼料などによってもたらされる狂牛病病原体が体内を移動し、増殖され、かつ異変(進化)して発病する狂牛病とは根本的に事なるのだ。
政府はアメリカ産の牛肉輸入を認めるが、佐賀県が申請する『フグ特区』(管理された水槽で育成したフグには全く無害な肝しかない)を予防原則の問題で認めないのはダブルスタンダードと言わざるを得ない。
消費者も専門家の言い分で煙に巻かれないようにしなければならない。
スクレイピー(病原体)という羊固有の物質をマウスの脳に注入すると最初は300日で発症する。発症したマウスのスクレイピーをさらに別のマウスの脳に注入すると200日ぐらいで発症する。これを繰り返すと最後は130日くらいで発症する。
つまり、異なる種での感染はなかなか難しい。
しかし、一旦、別の個体種にそれが取り込まれた後は個体種間での感染は猛烈に早くなるということだ。
だから、人間は種的になるべく遠いもの。牛や豚などのほ乳類より魚、もっと遠い植物を食べた方が良い」
誠に示唆に富んだ話しだった。
「どうしてもアメリカ産牛丼が食べたい」という人は別として、皆さんも政府の言うことに惑わされず「食の安全」には監視の目を!
審議拒否などで顰蹙を買ってる民主党内にあって「日本人の食の安全」をまじめに考え行動してる議員がいることは大マスコミも国民に伝えるべきだ。
文責・辻野匠師