東京都知事選挙は
3月22日告示
4月8日投開票日
民主党と浅野史郎元宮城県知事
これまで手を挙げているのは石原慎太郎、黒川起章、吉田万三(共産党)と盛り上がらない。
その原因は「戦う党」を標榜する民主党だ。
民主党は「独自候補」を立てようといろんな文化人に声をかけたが、全てに断られた。 それでは内部からと蓮舫、小宮山洋子にも逃げられた。
菅直人は、
「私は都知事候補選定には一切関わらない。もし何かあったら最後は責任を取らされるから」
「たとえ西から太陽が昇っても私が都知事候補になることはない」
と逃げまくっているのだ。
そこに浮上してきたのが浅野史郎元宮城県知事である。
五十嵐法政大学教授が表に立って応援団を作り、集会まで開いている。
浅野元知事は最初、「都知事選挙には出ません」と言下に否定していた。それが、「みんなが来いというなら悪いから」
と集会に過をを出すようになった。
そのとき、「出ません」という言葉も言わなくなったのだ。
民主党議員が言う。
「浅野さんは多分出ると思う。だが、出馬表明はまだ早い。宮城県知事選挙の時は告示三日前だった。
浅野さんは「出るとも出ないとも分からないふりをすれば、民主党番記者は「都知事候補はどうなる。浅野は出るのか」などと追っかけるしかない。
当然、新聞、テレビ、週刊誌などに掲載されたり報道されたりと「黙っていても知名度が上がる」
このあたりを計算してやっているんだろう。
小沢代表も浅野元知事の「計算」を考えて
「浅野さんの様子を見よう」
と結論を先送りした。
まあ、最後は小沢代表と浅野元知事の間で
「都知事選に出てもらえば党をあげて応援する。もし、落選しても七月の参議院選挙で当選させるから」
なんて、密約がされそうだ。
舛添要一は都知事選で顔を売り、その後の参議院選挙のトップ当選を飾ったという例もある。
浅野さんが出馬表明するのは3月17〜18日頃じゃないの。
民主党はだらしがないといわれても、とにかく浅野さんを担いだと言うことで役目を果たしたことになる。
まあ、参加することに意義があるということだ。
浅野さんが当選するかだって?それは神のみぞ知るということかな」
これは自民党もしっていることだから、書くけど、
浅野史郎さんは、なかなかの策士だ。
ちょっと旧聞にぞくするけれど、千葉県で堂本暁子さんが出馬したときのことを思い出して欲しい。あのハマコーさんをうみだした千葉県だ。保守王国。
この千葉県知事選挙に堂本暁子さんが出馬して、結果てきに当選したのだけど、この時の参謀というかアドバイサーは浅野史郎さんだ。
告示のぎりぎりまで、出馬するともしないともいわない。告示の直前になって出馬声明する。そして、一気呵成に、無党派層を巻き込んで、保守王国である自民党の牙城をつぶしたのだ。
告示ギリギリになって出馬する戦略とは、基本的に、後ろから飛んでくる弾をさけるためにやる。これは、うちのブログをみていてもわかるけれど、いざ、戦いとなったときに、一番、しんどいのが、後ろから飛んでくる弾だ。正面の敵には準備しているし、それなりの覚悟もあるけど、後ろからとんでくる弾には防御の方法はない。あたると弱い。
今の民主党をみているとわかるかもしれないけど、ほとんど内輪で、弾の撃ち合いをやっている。こんな民主党の御輿にのっていたんでは、勝てる戦も負け戦になる。
本当に、民主党は考えて欲しい。
本ブログの継続を望まれる方は、ポチとおしてください。
↓ ↓ ↓ ↓
☆人気blogランキング・ポチ☆
うしろから弾が飛んでくるというと、実は石原慎太郎陣営だって、うかうかできない。
黒川起章氏の突然の出馬声明だ。
「東京オリンピック反対」
「給料はいらない」
「一期でやめる」
2月21日、何を勘違いしたのか黒川起章氏が東京都知事選に出馬表明した。
「石原さんを応援する気持ちに変わりはないが、石原都政は開発を当て込んだ弊害も目立つ。数十年来の友人である石原知事にいい終わり方をしていただきたい。石原知事が降りるのなら私も降りる」
などと黒川氏はよくわからないことを言いながらの出馬表明だ。
72歳の老人が突然、都知事候補に手を挙げてもねえ・・・・。
黒川立候補の背景は何?
都庁番記者によると
一説には石原都知事と組んで「反石原票」を吸収する役割?
また、石原慎太郎をずーっと応援してきたが石原都政では自分より後輩の安藤忠雄を重用し自分には全く旨みがこない。
東京オリンピック構想も安藤忠雄に取られてしまった。
というやっかみがあったのではないかという。
東京シティマラソンと石原慎太郎
「ああ、良かった。大成功だ。感動して涙が出たよ」
東京シティマラソンが終わった2月18日、主催者としての感想を聞かれた石原慎太郎都知事は次男をテレビ出演させるなど有頂天だった。
東京シティマラソンは雨天の中、参加者3万人あまりを集めて都心を駆けめぐる一大イベントだった。
参加費一人1万円、都からの協賛金1億円、その他の協賛金が数億円と初の大イベント。
都内主要道路の通行止めなど都の交通路は完全マヒ。
都民の迷惑をよそにこんなイベントをするには大きな理由があった。
石原都知事は昨年、福岡市とオリンピック開催地を争った。当然、東京が勝つに決まってると高をくくっていた石原都知事も福岡有利の方向へ進みつつあった。
これまで殆どの国際スポーツ大会を蹴飛ばしたツケが回ってきたのである。
慌てた石原都知事は竹田JOC会長や堤義明元JOCに会い「是非東京へ」と根回しをし、「ロンドン」の次の候補地は「東京へ」と日本側の主催立候補地を決定させた。
東京オリンピック開催をアピールすることで
「私が東京オリンピック開催の言い出しっぺだ。責任を取って出馬する」
と姑息な都知事選への立候補の理由にしたのだ。
東京オリンピックへのアピールとしてこれまで国際大会を蹴飛ばしてきた反省からか東京シティマラソンを思いつき、2月実施へと計画が動き出したのである。
コースを選定したのは小出監督という説もある。
向かうところ敵なしだった石原都知事に昨年秋、共産党都議団が
「石原都知事やファミリーが都の税金を食い物にしている」
と言うキャンペーンを展開する。
一方、談合汚職事件で逮捕された水谷建設会長から本人への献金や3男への献金問題も
浮上。
ファミリー会食で都の金を使い込んだとして裁判所から一部返還命令も出るなど、石原都知事周辺は大慌て。
これまで石原都知事に牛耳られてきた都職員も部内で
「あの嘘つき都知事がまたつまらないことをやっている」
などと、公然と話をするようになった。
共産党都議団にも都の幹部から「石原知事はまだこんな事をやってる」
というたれ込みが来るようになったそうだ。
「2期は我慢したが3期も付き合うことは出来ない」
という都の職員も多い。
「慎太郎、タンか切らずに自腹切れ」
と言う川柳も飛び交っている。
都庁内での逆風をよそにこれからは東京シティマラソンを筆頭に毎年東京オリンピック
開催へ向けて大きなスポーツ大会を開くのだという。
開催費用も10数億円と巨額に昇る。
4月の都知事選挙へ向けて大アピールとなったのか。
「俺が当選したらいろんな事をやるし、東京オリンピック開催ならオリンピック会場も必要になる。建設会社も選挙に協力しないとハズされるよ」
と言うところか。
「石原辞めろ」と言う声も民主党がだらしがないため、まだまだ大きな声にならない。
しかし、石原陣営でも、弾は後ろから飛んでくる土壌はまだまだ、たくさんあるのだ。
(一応、この稿は未完のまま・・・・)
以上
