これは、2ch用語でいうところの釣りか?と一瞬おもった。
なんでも本日配信のサイバッチによると、サーベラス問題で、毎日新聞社がサイバッチ配信の記事に刑事、民事の告訴も臭わせた厳重抗議文をおくっていたことが判明。
「3割打者」を宣言している「サイバッチ」に毎日新聞社はなにを血迷ったか?
まずは、本日配信のサイバッチの記事から
===●OH! CYBER PAPARAZZI●=====
【サイバッチ!】毎日新聞・法務室長が厳重抗議!! 01042[06/04//06]00:00
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◆配信数:75896◆無許可転載歓迎。でも、下記記URLは入れてね
http://www.mailux.com/mm_bno_list.php?mm_id=MM3CA3323935BAC
蛆虫日誌 http://blog.livedoor.jp/cybazzi/
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●「毎日新聞」法務室長・矢吹修一氏、【プチバッチ!】に厳重抗議!!
またまたまた大誤報でついに廃刊か!?
株式会社毎日新聞社法務室長の矢吹修一氏から、【プチバッチ!】の記事に
削除と謝の罪要求が届きました。
<毎日新聞社及び代表取締役社長、北村に対して明確な謝罪をすることを要
求いたします。
2007年6月4日正午までに、削除と謝罪がなされない場合には、刑事、民事
を含めた法的手続きを取ることを検討します>。
本誌がトバシまくってきたのは明確な事実。が、抗議があった場合には即
座に記事の取材過程を洗いなおし、誤報であることが確定すれば、それを隠
蔽することなく、どこでどうして間違ったのかを徹底的に検証し、読者にご
報告してきたのも事実です。
今回も、いつもと同じように誠意を持って対応させていただきたいと思い
ます。
株式会社毎日新聞社法務室長の矢吹修一氏はこう記しています。
<一部ネットで公開されている「毎日新聞社とサーベラス社の訴訟資料」と
される一連の文書は、毎日新聞社から「流出」したものではありません。米
国では一般的に裁判所にファイルされた文書は公開されており、そうした文
書は「機密資料」などとは言えず、外部に出ても「流出」や「漏洩」にあた
らないことを申し添えておきます>。
矢吹氏からは「Friday, June 01, 2007 5:21 PM」にメールをいただきまし
たが、本誌は総力をあげて受信直後からその真偽の徹底検証し続けています。
なぜなら、矢吹氏の記したことが真実なら【プチバッチ!】はその根幹が
崩壊するほどの重大なミスをおかしたことになるからです。
【プチバッチ!】は「公開された」裁判文書を「最高機密書類」と「勘違い」
し、ドハデなタイトルをつけて煽りまくった? 【プチバッチ!】報道後、
ネットの各所で「勘違い」が広がり、この「公開資料」が大拡散させ、毎日
新聞社に大混乱させてしまったことになるのです。
だから、もし、今回の記事が「誤報」ならそれは万死に値する。
だから、もし、矢吹氏のおっしゃることが事実だと確認されたら以下、3
つのことを誠意を持っておこなうことをお約束します。
・記事の削除
・北村正任社長への謝罪
・誤報の記事制作過程とその原因(ただし、ソースは秘匿させていただきま
す)
株式会社毎日新聞社法務室長の矢吹修一氏からご指定いただいたタイムリ
ミットまで12時間を切りました。
そして、判明した内容によっては廃刊をも視野に入れた出処進退を表明し
たいと思います。05年2月の「きっこ=勝谷誠彦」問題以来、封印し続けて
いた廃刊宣言を2年4ヶ月ぶり解き放ちます。明日正午、【プチバッチ!】
存亡をかけた回答が公開されるのです。その発行部数わずか30。【プチバッ
チ!】は、常に廃刊をかけて闘い続けています。
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「サイバッチ」はメールマガジンの形式をとっている。その有料版が「プチパッチ」。
【プチバッチ!】は公称30部。
【サイバッチ!】は毎回部数を記していてそれによると、現在は75881。
「裏取りなしで書き殴る」「誤報があったらすぐ謝罪、訂正する」という編集方針で、「3割打者」を宣言している。いわば、アングラ系、マイナー系のメールマガジンの草分けでもあり、王者だろう。それだけに熱烈な読者もいる。雑誌等のマスコミ関係でもちょっと知られた存在だ。
毎日新聞の法務室長・矢吹修一氏名で送られたとされる「厳重抗議」の文案だが、正直、「これは本物か?」とおもった。毎日新聞としては随分と、「大人なげない対応」と言わざる得ないだろう。
現在、こちらで事実関係をしらべているが、この抗議文が本物だとしたら、サイバッチ、プチパッチの以下の記事がその「抗議の対象」になりそうだ。
ま、いかにもサイバッチらしい記事ということになるけど。
> 【サイバッチ!】「毎日新聞」北村正任社長辞任へ 01041[05/11//06]21:20
> (http://www.mailux.com/mm_bno_dsp.php?mm_id=MM3CA3323935BAC&bno=20070523211956)
> ●衝撃「毎日新聞」北村正任社長辞任へ!!(その2)
> 昨夜、本社で極秘緊急対策会議
>
> 【サイバッチ!】「毎日新聞」北村正任社長辞任へ!!(2)01042[05/24//06]12:30
> (http://www.mailux.com/mm_bno_dsp.php?mm_id=MM3CA3323935BAC&bno=20070524123207)
> ●【プチバッチ!】独占スクープで「毎日新聞」北村正任社長辞任へ!
> サーベラス&山口組地上げ事件を裏取引・担当記者首切りで隠蔽
>
>
> 【プチバッチ!】某全国紙が外資&暴力団と癒着……799[05/12//07]
> (http://great.mailux.com/mm_search.php?sh_mm_id=MM3D9411DEDEAA1)
>
> 【プチバッチ!速報】サーべラス流出事件の闇(2)524号[05/23//00]22:05
> (http://great.mailux.com/mm_search.php?sh_mm_id=MM3D9411DEDEAA1)
> ●サーべラス流出事件の闇(その2)
> 本誌独占スクープで毎日緊急記者会見!!
>
> 【プチバッチ!速報】サーべラス流出事件の闇(3)525号[05/23//00]23:35
> (http://great.mailux.com/mm_search.php?sh_mm_id=MM3D9411DEDEAA1)
> ●サーべラス流出事件の闇(その3)
> ニューヨークに飛び火した取材ラッシュ!!
サイバッチ配信記事は、無料だから、すぐに閲覧できるともうけど、プチパッチは有料版だけに、閲覧はできない。こちらとしても転載はできない。ま、一応、保存しておきましたけれど・・・。
しかし、だれがどう考えても「サイバッチが問題の文書を独自に入手したわけでない」ということは明白。
それよりも興味深いのは、毎日新聞社の言い分に、
<一部ネットで公開されている「毎日新聞社とサーベラス社の訴訟資料」と
される一連の文書は、毎日新聞社から「流出」したものではありません。米
国では一般的に裁判所にファイルされた文書は公開されており、そうした文
書は「機密資料」などとは言えず、外部に出ても「流出」や「漏洩」にあた
らないことを申し添えておきます>。
という記述。「毎日新聞社から流出したものでない」という記述。つまり、「機密資料」でも、「流出」や「漏洩」でないといいたいのでしょう。たしかに、「機密資料」、「流出」や「漏洩」したものではないでしょう。
また、「一般的に裁判所にファイルされた文書は公開されて」いると指摘しているけど、公開されている文書であるとしても、日本にいる多くの読者(それこそ毎日新聞の読者も含めて)や、日本で取材活動をしている記者にとっても、「簡単に閲覧」できる種類の文書ではありませんね。だから、これが、サイバッチ風の表現になると「「機密資料」となっても少しもおかしくないとおもいますがね。
毎日新聞社さんが、本物の「公の文書」とお墨付きをつけてくれたようだけど、この「公の文書」の中には、内部文書と想定される「取材申込書」やその「回答文書」も含まれている。さらに、糸川議員への脅迫容疑で逮捕され公判中の、平和奥田の山元康幸元相談役の答弁書もはいっている。これは、十分に内部文書でないのでしょうかね。
こちらも確認してみますが、これが、本物の「毎日新聞社」の「厳重抗議文」だとしたら、なんか、大人なげないですね。
たしかに、サイバッチの記事には、「飛ばし記事的」な要素がたたあるかもしれない。しかし、それは、もともとサイバッチや、プチパッチという媒体の性格であって、それに目くじらをたてるほどの内容でないとおもうのですがね。
しかし、この「厳重抗議文」は本当に、毎日新聞社さんのものなんでしょうか?
(以下、続く)