ま、厳密には、自民党特別調査チームというのは存在しない。実は、あれと、これと、それに、あっちとこっちが協力して、あれとここに情報を提供しているところなんですが、当然、うちの事務所はそこにははいっていません。一部でパイプはあるかもしれませんが、それは、あくまでも取材活動の一環です。
あれと、これという曖昧な表現ですみません。
この辺ふれると、ネットの世界でも馬鹿な奴がからんでくるので・・。
「自民党の閣僚が軒並み、政治金報告書でやられてズタズタになっていた。では、ということで、民主党の議員のも、とってみた。こっちも、ズタズタ」
この政治資金報告書の詳細というのは、情報公開法にもとずいて、申請すれば、実は誰でも(たぶん)とれるものです。以前は、3ヶ月とか半年とかかかりましたが、最近は、担当者も手慣れたもので、1ヶ月ぐらいで、いわゆる領収証のコピーなどが添付されたものが入手できます。
マスコミは、新聞社もふくめて、ま、これをばしばし申請してとるわけです。うちのボスなんかは、性格が悪いので「これを、ネット関係者や、全国の有志ブロガーさんが、こぞってやれば、あっというまに政治はかわるかもしれない」といっていて、では、ということで、具体的にどういう風に、情報公開法にもとずいて申請すればいいのか、ちょっとしたノウハウを紹介する記事を準備していたのですが、やはり、ちょっと横やりがはいってしまいました。
申請の仕方にちょっとしたコツがあって、これの手順を間違えると、却下されるかもしれない。また、申請用紙のひな形なんか、ちょっと協力してくれるネット関係者がいれば、ばしばし、ダウンロードして、そこに書き込めば、一丁上がりになるという、手順でしたが、サーベラス問題で、結構、ダメージをうけた都合もありますし、この横やりで、ダブルダメージになると、さすがに圧力につよい事務所という看板も、揺らぐわけです。現に戦死者一名だしました。(北岡記者のこと)
ま、その前に、全国のマスコミ関係者が一斉に申請したものですから、ほぼ、毎日のように政治資金報告書の修正がでたり、不具合な領収書などが、世間にばしばし、でてしまったのでした。
で問題は自民党です。
そりゃ、自民党にはそうとういかがわしいと思われる人も含めて、結構な人材の宝庫です。さすがに、これはまだ、民主党はかなわない。こうした人材が一斉に、民主党のあら探しにうごけば、さすがの民主党もちょっとは、ダメージをうけるという寸法です。これにも、コツがあって、やはり官邸の秘書官か、官房副長官あたりが、ちょっと機密費をもってきて、それを原資金にして、音頭をとらないとなかなかフル回転しないものなのです。
その点では、安部総理も、井上秘書官も、世耕さんも、他の官房副長官もまじめというか、ウブなところがあるというか、そこまで腹をくくらなかったようで、だれも音頭をとらないと、せっかくの人材も動きません。ま、ようはチーム安倍は、誰も汚れ役をしなかったということなんですね。官房機密費はたくさんあったはずなのに。
ところが安倍さんが参議院でボロ負けしても、続投することになって、「テロ特措法で小沢民主党を、国際世論にさらす」覚悟をして、目には目ですから、民主党のそれなりの議員の、政治金報告書も領収書付きで、申請して入手して、臨時国会の開始と同時にじわじわと反撃する予定でったようです。
そういえば、その筋とおもわれるリーク情報などが、うちの事務所のスタッフなどにも届いたりしていましたが、マスコミ的にはいまいちのらない。乗りが悪いんですね。別に民主党支持でなくても、安倍総理はマスコミ的にも求心力がなかった。魅力に欠けるんですね。その最大の理由をボスは「安倍のために死んでもいいというぐらいの覚悟をもった裏方の姿がみえない」からのようなんですね。裏方は姿をみせてはいけませんが、その気迫と腹のくくり方ぐらいは、マスコミ関係者にしめしてほしいと、思うわけです。これは、小泉首相のときの、飯島秘書官のことをいっているわけではありません。ま、比較するとかわいそうです。
民主党は、解散・総選挙を迫る。これは、当然のことですね。勝機のあるうちに勝負にでるのは、当然。
しかし、解散・総選挙というのは、いくら野党が迫っても総理がやるといわなければ、解散にならない。
そこで、自民党としては、「民主党がなんといおうと、年内をやりすごす。来年度の予算を通す。来年になれば、風向きもかわる」とか、「テロ特措法の延長問題で、小沢民主党の国際感覚を揺さぶる」
と思っていたんですね。その間に、前出の自民党特別調査チームが、しこしこあつめた「政治資金の民主党議員の不具合」を、ポロポロだしていこうということだったようですね・・・・ま、うちの、辻野記者と、ボスの話です。
それなのに、「勝手に辞めた!」
というのが、自民党特別調査チーム怒る!の背景です。はい。
以上
管理人(北岡さんの文体を一生懸命模写しています。はい)