問題の道路特定財源。
本来は、道路整備のためだけに使われるはずだった。
しかし、人件費や宿舎はたまた、レクレーション費などのつかわれていることが発覚した。福利厚生費ということだとおもうが、その福利厚生費にマッサージチェアやカラオケセットなども購入されたいたことも発覚した。
道路特定財源でマッサージチェアも購入
日本経済新聞, Japan -
冬柴鉄三国土交通相は5日の閣議後の記者会見で、道路特定財源を使って、道路事業関連の職員が使用するマッサージチェアを過去に購入していた事例があったことを明らか ...
「疲労回復に」道路特定財源でマッサージチェア23台
過去にマッサージチェア購入も 道路特定財源から国交省
道路財源で購入、カラオケセットなども
関東地方整備局に7台
北陸地方整備局に1台
中部地方整備局に1台
近畿地方整備局に10台
中国地方整備局に4台。
計23台である。
カラオケセットは 974998円。
購入したのは関東地方整備局である。
それだけでない。やはりというか、天下り団体に1180億円もの支出があることがわかった。いわゆるどうでも裁量のきく随意契約という形態である。
北海道新聞, Japan -
国土交通省が中央省庁OBの天下りした道路関係団体に対し、道路特定財源から補助金や事業契約の形で支出した額が二○○六年度だけで少なくとも約千百八十億円に上る ...
社会保険庁の例をまつまでもなく、
「このまま放っておいたらどんどん出てくるかもしれない」(自民党若手議員)と渋い顔だ。
参考:道路特定財源問題 追求隊 浅尾慶一郎 2008年02月03日
道路特定財源流用例2008年02月05日
暫定税率廃止(ガソリン値下げ)では、一歩もゆずる気配のない民主党に対して、その期間を延長するという「つなぎ法案」(セイフティネット法案)で対抗しようとした政府与党だったが、1月30日の両院議長あっせんで、ひとまず落ち着いたかにみえる。
まず、そのまえに「議長あっせん」の現物を見てもらおう。
そこで署名しているのは、各党の幹事長である。
全部で2ページになるが、クリックすると拡大されるので、各党幹事長の筆跡がいかなるものか、じっくりと見ていただきたい。
実は、この「議長あっせん」で、注目したいのは、2枚目。
「口頭」での確認ということだが、
「年度内に一定の結論を得るとは、衆参両院で総予算及び歳入法案の従来の審査の慣例に従う趣旨である」
とある。
昔から、官僚用語とか、霞ヶ関用語というのは、判読不明、理解不能なことがおおいのだが、この「口頭」確認というのも、わけがわからない。
ま、「議長あっせん」というのはそんなものだ!という話もあるけれど、解釈に与野党でこれだけ違いがある。
民主党の小沢一郎・代表
「与党が折り合えるなら暫定税率は必要なしで十分対応していける。一般財源化と暫定税率廃止は二つ一緒でなければ絶対駄目というたぐいの話ではない。
まずは暫定税率の廃止で歩み寄りが必要。
暫定税率の廃止を優先させるのは、一般財源化と暫定税率の廃止は密接不可分だが、暫定税率と言われ30年以上たち、しかも石油高騰の折だ」
と、まずは、道路関係族議員の抵抗などで修正協議への動きが後退している自民党をけん制。
そして、
「衆参両院の議長あっせんによる年度内に一定の結論を得るとの合意は『報告を聞いた限り、ストレートに議決、ということでは必ずしもない』
一方、町村信孝官房長官。
「『年度内に一定の結論を得る』とした衆参両議長の斡旋(あっせん)は党により理解が違うという報道もあるが、年度内に予算案と歳入法案を採決する慣例が、改めて口頭でも確認されている」
「私どもとしては何と言っても両院議長がはっきりと年度内に衆参両院で総予算および歳入法案を採決すると、これが従来の審査の慣例であるということ。これが改めて口頭でも確認されているということ。年度内に一定の結論を得るというのはそういう意味であるということが確認をされておりますので、私どもは性善説も性悪説もなく、自然に解釈して、そのような議長、両院議長の言うならば最低というものを尊重して、今後、国会でしっかりと審議をして、年度内の予算成立というものを確保してまいりたいというふうに思っているところであります」
性善説と性悪説・・・・・。
うーーーーん。これは奥が深い。
そうしたら、自民党のベテランの道路族議員がきれいに解説してくれた。
「議長あっせんに、同意したのは幹事長。党首はサインしていない」
つまり?
「そういうことです・・・・・」
と締めくくった。
うん?なんだこれは?
以上