これは埋蔵金のお話です。
 山本モナさんは、でてきません。

 まずは、以下のパネルをみてください。

埋蔵金

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 徳川埋蔵金とか、M資金のお話ではありません。
 道路特定財源に代表される「特別会計」に隠された埋蔵金のお話です。

 参考:埋蔵金-youtubeで見るニュース

埋蔵金」で市中の国債償還を=自民・中川元幹事長
時事通信, Japan - Jan 30, 2008
自民党の中川秀直元幹事長は31日の町村派総会で、2008年度予算案に計上した財政投融資特別会計の余剰積立金(9兆8000億円)などについて「埋蔵金(余剰積立 ...

ついに“埋蔵金”探検隊派遣へ 自民財革研
MSN産経ニュース, Japan - Jan 30, 2008
自民党財政改革研究会(財革研、与謝野馨会長)は30日、特別会計などの各種積立金のうち、一般財源に充てられる余剰分を称した「埋蔵金」の有無について、作業チーム ...


 

 

「霞ヶ関には埋蔵金がある。消費税を上げる前にそれを取り崩せばいい」
「そんな物はない」

 以上は、自民党の中川秀直元幹事長と与謝野馨財政改革研究会会長との論戦というか、やりとりである。
 これは「特別会計」のあり方を問う与野党間の論戦にも発展しそうだ。

 

 民主党の細野豪志代議士は1月28日の予算委員会で、

「特別会計の積立金などの余剰資金が96兆円あるではないか」
「特別会計や独立行政法人などの資産から負債を引いた金額が埋蔵金であり余剰金額は68兆円にもなる。これを取り崩せばいい」
 と福田康夫総理を追及した。
「特別会計の積立金にはそれぞれの目的がある。無駄があるとは理解していない」と福田康夫総理は細野質問を突っぱねた。

 細野豪志代議士が言う。
 参考:細野豪志-youtubeで見るニュース

「私の試算では特別会計の積立金は96兆円。これを国民年金や厚生保険、国債整理基金を除いた16特別会計のこれを会計法に則って資産から負債を引いた額が余剰金といわれる物です。その余剰金は68兆円。
 私は霞ヶ関の三種の埋蔵金と呼んでいます。
 
 96兆円の積立金の内訳は06年度末で

 特別会計分 財政投融資特別会計            12兆円
                       外為特別会計      1.8兆円
                         道路特別会計        6兆円
     などの総資産から負債分を引く
                                              68兆円
 
  独立行政法人 雇用能力開発機構       7250億円
                     都市再生機構     4126億円
             農畜産業振興機構         2928億円 
      など103独立行政法人の総資産から負債分を引く
                                    1                                    6.7兆円
 
   公益法人関連会社(天下り)
                都市再生機構関連会社                 723億円
                        農畜関連公益法人             1524億円
   などの関連会社の総資産から負債分を引く
                                          11.1兆円

   これら三種の埋蔵金の合計が95兆8000億円にもなるんです。
  約96兆円の積立金から国民年金や国債整理基金など国民に必要な物を除いた余剰金は68兆円という試算が出ました。
 独立行政法人、さらに公益法人は一般会計と違い国会でも追及が出来ない物なのでそれらの独立行政法人などは財務内容はほとんど分からない。
 貸借対照表も無いので資産が掴みにくい。
 まして独立行政法人に連なる公益法人など一体どうなっているのか全く分からないのです。
 ビルの一角に事務所の看板があるだけでそこで仕事をしているのかどうかの実態も把握できない。
 霞ヶ関の役人達は国会で審議する一般会計予算から国会審議も要らない特別委会計へと金を隠し、また霞ヶ関の天下り会社・独立行政法人へ、さらにその金を公益法人へと流れ益々実態が分からなくなる。
 これによって特別会計で国民から引っ張った金は霞ヶ関の役人達が自分らの利益ー天下りに使われている可能性もあります。
 私の試算では68兆円の余剰金から20〜30兆円は取り崩すことが出来るのです。
 余剰金を活用すれば消費税の引き上げなんて当分必要ありません」

 財務省(06年末)の特別会計積立金等の試算では
  国民年金など保険事業積立金     154兆円 
 外国為替資金特別会計積立金      15.6兆円
 国債整理基金特別会計資金     12.6兆円
 財政融資資金特別会計積立金   14.4兆円
 その他                           0.2兆円
 合計                             196兆円

 となっている。
 外為や財政特別会計の積み立金はあまりにも多すぎるという声もある。
「国に金がなから消費税を値上げする」という政府・与党の方向は安易すぎるといわざるを得ない。
 安易な天下りを促進する独立行政法人やそれに連なる公益法人の廃止で税金は安くなる?

以上