「賛成106票、反対129票」
参院は12日午前の本会議で、次期日銀総裁に武藤敏郎副総裁を昇格させる政府提示の人事案について、民主、共産、社民、国民新など野党の反対多数で否決。
2人の副総裁候補のうち、伊藤隆敏東大教授も野党の反対多数で不同意。
白川方明京大教授については与党や民主党などの賛成多数で同意。
衆院は14日の本会議で3氏全員に同意する見通し。
白川氏は副総裁に就任する。
参院本会議での「武藤総裁」案に関する採決結果は賛成106票、反対129票。
その差は、23票。
衆参ねじれ現象について、以前、福田康夫政権をつくった新5人組の合意メモ 2007年09月30日というエントリーで、
参議院対策
「参議院では与野党が逆転しているといっているが、どれほど逆転しているのか」
今回の参議院での首班指名の結果をみると、
一回目
福田 106
小沢 117
志位 7、
福島 5、
綿貫 4小沢民主党は単独では過半数をとっていない。
決選投票で
小沢 133
福田 106
ではじめて過半数に達している。その差は、27。これを逆転するには、27の半分の「14をなんとかしなくてはならない」
と指摘した。
官邸周辺からは、強気の声が聞こえてくる。
「ここは正念場。実は最近の福田首相は強気に転じている。
マスコミはあまり報じないが、イージス艦事件での、石破防衛相の辞任を最初から否定して、防衛省改革を推進させるとして、野党からの辞任要請をうけつけなかった。結果的に、民主党は辞任要請を撤退せざるえなかった。
日銀総裁に関しては、野党と妥協をはかるための、『再提示』はしない方向です。また、グリーンスパン方式が浮上している」
このグリーンスパン方式とは何か?
1996年に当時のクリントン大統領が、米連邦準備制度理事会(FRB)議長にグリーンスパン議長の再任を発表したが、景気重視派の民主党議員の激しい抵抗で上院で承認を得るまでに4カ月かかった。今回の日銀総裁人事についても、政府側が一度で、武藤氏昇格の同意を民主党から得られなくても何度でも同じ提案を繰り返し実現を働きかける。
というもの。
福田首相のこの姿勢に、経済専門家の民主批判が集中する。
たとえば、
信州大学の真壁昭夫教授。
「総裁不在を容認するような政治体制は大いに批判されるべきだ。武藤氏が副総裁時代に財務省と同じ政策をとっていたなら分かるが、そうではなく独立性を維持してきた」
ニッセイ基礎研究所の櫨浩一経済調査部長。
「財政と金融の分離を理由に武藤氏の総裁就任に反発する民主党の対応については、主張がよくわからない」
野村証券の木内登英経済調査部長。
「欧米でも財政経験者が中央銀行の総裁に就任する例が多い、「(民主党の主張に)説得力があるとはいえない」
みずほ総合研究所の前中正行経済調査部長。
「民主党は(総裁人事を)政治的に利用している。責任政党たりうるかという点で疑問があったが、『やっぱり』という印象だ」
日銀総裁人事騒動、経済専門家が民主を批判
MSN産経ニュース -
日銀総裁人事が混迷の度を増し、“総裁不在”の現実味が増すなか、エコノミストら経済の専門家からは民主党の対応に次々と不満の声があがっている。 ...
自民党の総理経験者。
「追い込まれているのは民主党というか、実は、小沢一郎。
小沢一郎は、『武藤で調整可能。それがだめなら、日銀出身の山口泰前副総裁という線が落としどころ』と官邸の打診をうけていた。
しかし、小沢は、党首会談もできなければ、反対派をおさえきることができなかった。つまり、小沢一郎の求心力がなくなっている。
では、民主党内の反小沢グループが小沢にとってかわlって、今の民主党をたばねることができるかといえば、ただの烏合の集団だということだろう。
小沢君を何人かを引き連れて、民主党を割るのでないか?」
と変な期待をよせている。
以上