永田町で話題になっているのが、自民党の中川秀直元幹事長の著作。「官僚国家の崩壊」(講談社刊)。発売は5月26日。
まだ、書店にはならんでいないが、発売前から話題になっている。
「劣化したエリートは『安心できる社会』『弱者救済』の旗を掲げるだろうが、自らの身分保障と既得権益の確保の言い換えにすぎない」と霞が関改革の必要性を強調。基礎年金の全額税方式化や道州制の導入なども掲げている。
中川氏といえば、2000年に女性スキャンダルで官房長官を辞任したことでしられているが、その経緯にも触れ「すべては私の不徳のいたすところである。脇の甘さ、危機管理の甘さがあった」と記述している。
参考: 安倍内閣 三題噺 中川秀直を中心に。 2007年01月12日
この中川氏の「官僚国家の崩壊」(講談社刊)について、いち早くふれているのが、週刊現代5/24号。
中川秀直【自民党元幹事長】「愛人スキャンダル」告白した“政策本”の中身
中川氏といえば、森政権での官房長官にはじまり幹事長、政調会長などの政権の中枢をあゆんできた。森政権、小泉政権、福田政権と3人連続で首相を輩出してきた清和会(現町村派)の実力者。
組閣のたびに重要閣僚への入閣がいわれてきたが、この「愛人スキャンダル」がネックとなって入閣が見送られてきた。いってみれば、この「著作」で愛人スキャンダルの禊(みそぎ)をすませることができるか、どうかというところだ。
詳細な内容に関しては、5月26日の発売を待つしかないが、
「愛人問題はともかくも、この件を右翼に脅され官房機密費2億円を持ち出して渡したという疑惑があるが、これについて触れているかどうか?これが明らかになっているかどうか?この禊をしないと、完全な禊にはならないのでは?」(ボス談)
参考:永田町黒服日記9 脅された代議士 2006年06月01日から
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脅された代議士
「記事で名誉を傷つけられた」
と某自民党元政調会長が写真週刊誌「フォーカス」(休刊)の発行元の新潮社(東京都)と元編集長に慰謝料一千万円の支払いを求めた訴訟の上告審で、最高裁第二小法廷(今井功裁判長)は3月17日、同社などに計80万円の支払いを命じた一、二審判決を支持、同社側の上告を棄却した。
これによって某元政調会長の勝訴が確定したのである。
では、「フォーカス」の記事がまったくの事実無根だったのか?
事の顛末はこうである。
中国新聞によると、
「フォーカスは2000年11月1日号で、某(記事中では本名)議員が広島県内の自宅へ女性を招き、寝室などで写真を撮ったとする記事、写真を掲載した。一審広島地裁、二審広島高裁は『記事は真実性を欠く』と判断し、同社などに賠償を命じていた。
某議員事務所(東広島市)は『主張が一貫して認められた。今後のジャーナリズムに対する取材の指針を示す判決と受け止めている』とのコメントを出した。
新潮社は『判決は、この記事をきっかけに某氏の捜査情報漏洩疑惑や右翼団体幹部との交際に関する国会での虚偽答弁が露呈し、官房長官を辞任したと明確に認定しており、その点は是としたい』としている」
当時掲載されたフォーカスの写真には愛人宅で暇つぶしにテレビゲームに興じている写真や自宅のベッドに腰をかけている愛人も写っていた。
某元政調会長は婿養子。
某夫人は堂々としたやり手だそうで某元政調会長はいつも頭が上がらないそうだ。
それが自宅のベッドに愛人を連れ込んでいたからたまらない。妻から相当怒られたという。
某元政調会長は2000年、森内閣の官房長官に就任した。
内閣官房長官は官房機密費がふんだんに使える立場。
これに目をつけた右翼がこの愛人と組んで某氏を脅しにかかったとの説もある。
この時右翼に支払ったという金の話が裁判の最中に出てきたのである。
当時の中国新聞
「内閣官房は2004年1月31日までに広島地裁の照会に応じ、前長官在任中の2000年7−8月、内閣官房報償費(機密費)として計2億2000円を某氏に支出したとの文書を提出した。
文書によると、某(記事中は実名)氏は同年7月19日と8月21日、計五回にわたり『報償費』として2000万―5000万円ずつ、計2億2000万円を請求し、いずれも9日後に全額の支払いを受けた」
のだそうだ。
「フォーカス」では女性への取材から「右翼団体幹部に相当の金が渡っている」という。
2億2000万円の官房機密費がすべて女性問題恐喝費に使われたかどうかはわからない。
しかし、短期間にこんな大金を何に使ったのか疑問は解明されていない。
「男と女」それをネタに恐喝する人物。
永田町というところは世間の縮図でもあるのだ。
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この某氏、某元政調会長さんとは、中川秀直さんです。
これは、怪文書でも、週刊誌の記事でも、うちのブログの記事でもなくて、
裁判所が認定したお話です。
でも、2億2000万円の官房機密費の使い道は、やはり知りたいですね。
以上
注意:本原稿は、5月13日(火)に入稿しましたが、ボスのチェックがはいり、実際の公開は5月15日となります。
