実は先ほど帰宅したのだが、うちのボスが、また馬鹿なことをした。
実は、日本記録ラッシュをなしとげた、スピード社製の水着、LZR RACERが、さる極秘ルートで、ボスの手元にとどいていた。そして、なんと本日、極秘のうちにその実験をおこなったのだ。場所は、千葉県は某外房にある某温水プール。
LZR RACERがいかにすごいかについては、
スピード社に関するニュースとか、LZR RACERに関するニュースにいっていただくと・・・・・
2008/06/08-19:53 北島、ライバルしのぐ世界新=スピード社水着が席巻−競泳ジャパンオープン
時事通信, Japan -
北島ら6人は英スピード社、1人はミズノの水着を着用して新記録に結び付けた。 北島は2分7秒51で、ライバルのブレンダン・ハンセン(米国)が2006年8月につくった従来記録の2分8秒50を0秒99更新。男子200メートル個人メドレーで藤井拓郎(コナミ) ...
競泳:スピード社製水着、解禁へ…日本水連
毎日新聞, Japan -
6日から3日間、東京辰巳国際水泳場で行われたジャパンオープンで、世界記録連発で注目された英スピード社製水着を着た日本選手が世界新記録1、日本新記録延べ15をマーク。選手から「スピード社製水着を着たい」との声が強まり、国内メーカー側も認めざるを得ない状況 ...
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今回、うちのスイマーであるボスが試した水着は、このタイプと思われる。
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素 材: | LZR Pulse LZR Panels |
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サイズ: | S・M・L・O |
カラー: | K(ブラック) |
ちなみに、日本では先行予約販売が開始されたようだが、一般には入手できないものである。参考:SPEEDO社のHP
なんでこんな代物が、一流スイマーでもなく、日本水連ともまったく関係のないボスの手元にとどいたかというと、新しもの好きで、基本的にミーハーなボスが騒いだからだ。被害者はNYにいっていた北岡記者。先日、帰国した。
北岡さんと、IP電話と携帯のテレビ電話機能をPCにつないでなんとかできた簡易国際会議システムで(材料費6800円、しょっちゅう画像も音声もとぎれる。結果として普段使用するには適さないと判断された代物で、一度だけつかってその部品が辻野記者の机の上に放置された代物)で、通信していたときに、LZR RACERが話題になった。よせばいいのに、北岡記者が「入手できるかもしれない」なんてもらしたものだから、突然、ボスが大声をあげた!
「絶対に入手してこい!オレへのお土産にしろ!そうしないと事務所への復帰はままならぬ」(ボス談)と騒いだというか、だだをこねたのだ。
かわいそうなのは北岡さんで、(辻野記者によると自業自得だそうだが・・・)実は、このために帰国が1週間のびた。
かくして、どういうルートをつかったか知らないが、北岡記者は一着のLZR RACERをたずさえて帰国したのである。
もっとも北岡記者によると、「中国ほどではないが、NYでもコピー製品がでまわっているから、ブログで書く場合は【なんちゃってLZR RACER】と表記するように」との指示があったので、以降、【なんちゃってLZR RACER】と表記する。
さて、この、【なんちゃってLZR RACER】を試着して、さらにタイムを計測して実験するという無謀な極秘計画が、実は本日行われた。
ところで、うちのボスは泳げたのだろうか?
という突っ込みがあってしかるべきなのだが、持病の喘息の治療にいいといわれて都内のスイミングクラブに入会したが、1週間でやめている。
「平泳ぎとクロールで25メートル泳げるようになったから、それでよし」(ボス談)
ということらしい。基本的に北海道出身者には、カナヅチが多いそうだ。
極秘の実験が行われたのが、千葉県は某外房にある某温水プール。ボスが、月に2−3回いっているいわゆるリゾート系のプールである。まちがっても足のつかない競技用プールではない。「足のつかないプール?そんな危険なところで、泳ぐやつの気がしれない」(ボス談)
なんせ、【なんちゃってLZR RACER】である。本当は、おしゃべりで自慢話が好きなボスであるが、そのプールに常駐しているインストラクターというか、管理人みたいひとにも内緒ですすめた。だから、極秘実験である。
まずは、普段愛用している水着で肩慣らし。
そして、タイムを計測した。
25メートル、平泳ぎと自由形のタイム計測。
(スタートは飛び込みなしというか、飛び込み禁止のプールである)
普段愛用の水着のタイム
25メートル 平泳ぎ 28秒
25メートル 自由型 20秒
そして、問題の【なんちゃってLZR RACER】の着替えにいった。
ちなみに、この極秘実験というか、計測には立ち会ったのは、私と、ボスのガールフレンド2名である。北岡記者も、辻野記者も「バカバカしくてつきあいきれない」ということで、千葉行きを拒否した。
ところが、着替えにいったボスがなかなかもどってこない。
その間、俺たちは、勝手に遊んでいたのだが、30分たっても現れない。
40分後に現れる。
「いやーぴちぴちしていてというか、締め付けがきつくて、着替えに一苦労」(ボス談)ということらしい、LZR RACERの特徴に、締め付け、浮力が指摘されているが、【なんちゃってLZR RACER】もその特性のひとつが証明されたか?というか、実は、どうやらサイズが小さいようで、ボスの中年太りの引き締まった体にはサイズミスということか?傍目からみても、なんか窮屈そうである。
本当は写真をとったのだが、なんせ【なんちゃってLZR RACER】である。日本水連の密偵がいるかもしれない、だから公開しない。ということでなくて、正直、みっともなくて公開できない・笑。さすがに事務所の恥をこれ以上さらしたくない。
まず肩慣らし。ボスの第一声!
「おお、浮くな!浮力がある。水が体の中にはいってこない。このしめつけはかなりきついが、サポートをまいたような感じで、キックが強くなったようだ」(ボス談)
と本人がいっているが、ハタから見ると、ただの中年のオヤジが、バタついているだけにしかみえない。
さて、緊張の一瞬である。
タイム計測した。
【なんちゃってLZR RACER】
25メートル 平泳ぎ 26秒
おお、なんと2秒も短縮している。これはすごい!25メートルで2秒である。100メートルに換算すると、8秒である。これは奇跡的な数字でないか?
次、自由型である。
【なんちゃってLZR RACER】
25メートル 自由型 ・・・・・
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実は、ここで悲劇がおきた。
華麗とはいえないが、快調なピッチで泳いでいたボスだが、なんか、15メートル付近で、沈没しかかっている。いや、間違いなく自沈している。溺れている。
「いててて、足がつった。こむらかえりだ!」
どうやらちゃんと準備運動しないせいか、日頃の運動不足のせいか、【なんちゃってLZR RACER】の締め付けで、ボスの足が痙攣したのだ。
結局、タイム計測なし。
ちゅうか、この痙攣は結構、重傷で、プールからあがって、プールのインストラクターさんに足を引っ張ってもらったりして、ケアしてもらったが、「軽い肉離れ状態」(そのインストラクター氏)をおこしていた。
かくして【なんちゃってLZR RACER】の実験が行われた。
なお、あとで、わかったことだが、今回実験した、温水プールは、25メートルプールでなくて、実際は20メートルプールだった。よって訂正してください。
参考:
SPEEDOとは?
製造業 すひいと
オーストラリアの企業 すひいと
水泳 すひいと SPEEDOの詳細