まずは、週刊新潮さん、ご苦労さまでした。
今週の週刊新潮さん。
週刊新潮 2008/7/17
「愛人マッサージ嬢」もあきれる姑息な又市副党首「こっそり訴訟放棄」
経過を簡単に整理すると、
まず、当方で以下のエントリーです。昨年のことですけど・・・。
社民党幹事長女難騒ぎ 2007年01月31日
うちとしては武士の情けで大人しく書いてあげたのに、「事実無根」とか「ねつ造」とか「訴える」といってきたのが、社民党。
それならということで、
社民党又市幹事長の女性騒動問題の続き 2007年02月02日
というエントリーをのせて、元の出典を明記してあげた・・・
そうしたら、「そんな三流情報誌」とか、「陰謀」とか、「オフイス・マツナガの取材は今後一切受けない」とかいってきた・・・・・。ところが、最初、「訴える!」と息巻いていた訴訟に関しては、なぜかいわなくなった。
「ま、そこまで材料あるなら、訴訟をうけよう」(ボス談)ということで、うちとしては準備中だった。とうぜん、ここで隠し球をもっていた。と、同時に、落ち目の「社民党をこれ以上追い込んでもしょうがない」(ボス談)と鷹揚にかまえてもいた。
そうしたら、蛇の道は蛇で、週刊新潮さんもしっかり取材していたようで、
社民党又市幹事長の女性問題 2007年06月20日で紹介したように、
週刊新潮(07/6/28)
「愛人マッサージ嬢」の告白 議員宿舎を「ラブホ」にしゃった 社民党「又市幹事長」
リード文
「よりにもよって、党の要職にある現職の国会議員が、議員宿舎をラブホテル代わりにするとは不届き千万。社民党の又市征治幹事長(62)は、マッサージ嬢を宿舎に度々呼んでは情交を結び、「愛人」にしていたのである。おまけにその都度、金銭を渡してたというから買春まがいの行為でないか。問題の女性が、悩んだ末に2人の関係を告白した」
という記事がでてしまったのだ。
さて、ここで、当方と週刊新潮さんが、連携していたか否かについては、重大な職業上の秘密なので、ノーコメントとする。というか、ほんとういうと、又市氏を勇気をもって告発したマッサージ嬢にちゃんとコンタクトして取材したのは、週刊新潮さんが先だった。うちは、出遅れた。いや、うちは別のマッサージ嬢をおさえていたのだけど、ここは、週刊新潮さんに完全におまかせとなった。その間に、現場レベルで情報交換があったか、否かについても、重大な職業上の秘密なので、ノーコメントとする。口の軽い記者は信用されない。
しかし、週刊新潮さんは、きっちりと、いい仕事をしていた・・・・ということは間違いなかった。
そうしたら、きましたよ社民党さん。
まず、新潮社さんに「出版差し止め」の仮処分の申し立て(2007年6月19日)、しかし、これは簡単に却下。だいたいだね、言論の自由に対して、最大の冒涜が「出版差し止め」の仮処分。そんなに簡単に裁判所がみとめるわけはない。
そうしたら、2007年6月21日に新潮社さんに対して、3300万円の損害賠償等をもとめた訴訟をおこした。うちも訴訟するかとおもったら、うちはパス。訴えてきたら、もうひとつの隠し球を出したのにね。
この時の、又市征治さんの言い分がすごい・・・・
「男女関係云々は、事実無根のことであり、陰謀とかでっち上げというものはこうして作られるのかと身をもって実感し、怒りに打ち震えているところです」(2007年6月21日記者会見)
社民党も党見解を発表。
「新潮社が記事を撤回し謝罪するまで、徹底的に闘う所存である」(社民党党見解)
こうした情報は、全国紙に一斉に報じられた。
それだけでなくて、おっちょこちょいな、「週刊朝日」なんか、ちゃんと取材もしないで、又市征治さんの独占事実無根インタビュー記事なんかも載せたりする。いや、週刊朝日が悪いというわけでなくて、こういう時に、反論とか、インタビューをのっけるのも雑誌記者の仕事です。
で、新潮社を訴えた裁判が、昨年の8月からはじまった。
うちの記者も一回だけ傍聴したけれど、
「だれが、どこからみても、新潮社の勝ち。新潮社は、当のマッサージ嬢を証言にたたせる準備をしているし、又市さんとのメールのやりとり、又市さんが名刺の裏に書いた念書までそろえている。それこそ、新潮社さんは、逆訴訟してもかてる状況)(ABC記者)
ここからは、週刊新潮 2008/7/17さんの記事を読んでほしいのだけど、結論からいうと、又市さんサイドは全面敗訴というよりも、全面敗走。
そうそう、ここで注目してほしいのだけど、
訴えたのは社民党の又市さん。
ところが、いざ裁判になって、形勢が不利とみて、又市さんサイドは訴訟「取り下げ」を試みた。
相手に「取り下げ」させるというのは、うちのボスなどが得意な手法で、ま、てきとーなところで和解するということもふくまれている。
「ただし、『取り下げ』は、双方の同意が必要。つまり、訴えられた新潮社の同意が必要になる。ところが、新潮社さんは、『取り下げ』に同意しない。そりゃ、そうだろう、言いがかりにちかい訴訟を起こしておいて、条件つけて『取り下げ』に応じてくれ!というのはいくら何でも虫がよすぎる。訴訟権の乱発となりかねない」(ボス談)
で、社民党の又市さんサイドはどうしたかというと、「一番みっともない」訴訟の「請求放棄」してしまったのだ。なんということだろうか・・・・。
自分で訴訟しておいて、自分が形勢不利となって勝手に「請求放棄」するとは、日本国の裁判制度を愚弄しているといわざるえない。
じゃ、これまでに発言した「週刊朝日」のインタビューや、記者会会見の内容は何なのだ!
つまり、新潮社さんの記事は正しかったということになるのだ。
「しかし、いろいろな名誉毀損の裁判があるけれど、その請求を放棄したというのは、かなり珍しいケース。つまり、最初から訴えるな!という話です」(ボス談)
ということで、週刊新潮さん、ご苦労様でした。
こんど、また現場レベル(早川編集長や当方のボス抜き)で一杯やりましょう。
以上
追加情報:2008/7/12 ネット界の刺客 Birth of Bluesさんが詳報です。
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