TBSである。山本モナの騒動のTBSである。青木祐子アナの不倫騒動もTBSである。かって「ドラマと報道のTBS」といわれたTBSである。
「うん?TBS報道部には気骨をもったいいジャーナリストがたくさんいたんだがな?なぜか、オレと親しかった連中は、見事に閑職に飛ばされているか、辞めているな」(ボス談)
といわれているTBSである。
いまでは、「赤坂サカス」の大成功で「不動産屋に成り上がったTBS」である。
その最大の功績者は、この6月に6年間の任期をむかえ、先の株主総会で続投宣言した井上弘社長である。
参考:井上弘に関するニュース
さすがに「成り上がりの不動産屋」の社長である。
そのスキャンダルも、放送人らしくない、「成り上がりの不動産屋」の社長にふさわしいスキャンダルである。
週刊新潮 8月14・21号
「TBS井上社長」お手々つないだ「火宅写真」
「路上」でかくも無防備なのは「銀行頭取」だけではなかった
TBS社長にW不倫疑惑浮上 都内別邸で女性と密会 (1/3ページ)
MSN産経ニュース, Japan -10 hours ago
TBSの井上弘社長(68)に5日、不倫疑惑が浮上した。6日発売の「週刊新潮」が報じている。 お相手は40歳前半に見える人妻インテリアコーディネーターで、和食料理店で肩を寄せ合う姿や手をつないで歩く現場を撮られた。 さらに、夫人が住む自宅とは別の豪邸に ...
モナ不倫降板で苦言のTBS社長はインテリ紳士、素顔はZAKZAK
青木アナ騒動に続いてTBS社長も不倫報道
スポーツ報知, Japan -12 hours ago
TBSの井上弘社長(68)に不倫疑惑が浮上した。6日発売の「週刊新潮」が報じているもので、40代前半とみられる既婚女性と井上社長との“不適切”な関係が、手をつないで歩くツーショット写真とともに掲載されている。同局では、青木裕子アナ(25)がディレクターと ...
井上社長が率いるTBSだけど、3月にオープンさせた「赤坂サカス」は、ビル、マンションとも満室。家賃収入は順調だ。
TBSの業績は、
08年3月期決算
売上 3,151億円(前期比1,1%減)
経常利益 230億円(前期比11,9%減)
と不振。テレビ業界の構造的不況がTBSをおそっている。
業績責任をとり、井上弘社長をはじめ、TBS本体と子会社TBSテレビの全常勤取締役18人は、むこう1年間、報酬10−15%減額した。
TBSが役員報酬を減額 業績の不振を理由に
47NEWS, Japan -Jul 9, 2008
TBSの井上弘社長は9日、広告収入の大幅な落ち込みによる業績不振を理由に、同社と子会社のTBSテレビの非常勤でない取締役18人全員の役員報酬を10%以上減額すると発表した。今年7月から来年6月までの1年間実施する。 … [記事全文]
TBS<9401.T>、46月のスポット広告は前年比10%以上落ち込む可能性=井上社長
ロイター, Japan -Jul 10, 2008
T: 株価, ニュース, レポート)の井上弘社長は10日、2008年4─6月期の広告収入について、番組の合間に流すスポット広告が前年同期比で10%以上落ち込む可能性があるとの見通しを示した。ロイターのインタビューで答えた。スポンサー企業が原料高の影響を受けた ...
ところが、井上弘社長率いるTBSは強気なのだ。
TBSが投資家向けに発表した「V!−UP2010」という経営計画によると、
2010年の目標数字
売上目標4350億円(下方修正して4150億円)
連結営業利益590億円(下方修正460億円)
その内容をみると、
赤坂サカスなどの不動産事業収入の大幅増。超高層ビルを2棟所有。利益余剰金は1600億円。
不動産部門の強化。不動産事業で150億円の収入を目指す。赤坂再開発(赤坂サカス分)で115億円。既存の賃貸事業35億円。連結営業利益では70億円をめざす(04年度6億円)。
DVD、映画出資、製作収入を200億円(04年度62億円)と3倍増を目標としている。
実際、最新作「花より男子〜ファイナル〜」は興業収入80億円と順調。
つまり、本業のテレビ業界の構造不況をよそに、「別の部門で稼ぐ」と投資家に宣言しているのだ。
これでは、テレビ製作現場スタッフの士気はあがらない。
「つまり、視聴率を稼がなくても、会社は安泰という雰囲気が経営トップにある」(TBS社員)
実際に、TBSの肝心な視聴率は低迷続けている
08年度上半期の視聴率は、全日、ゴールデン、プライムともキー局4社のうち最下位4位。
「結局、みのもんた頼みのTBSかな。看板番組の主要スタッフや出演者は外部やライバル局出身が多くなった。プロパーの自局アナや制作陣を大事にしない。それが原因で、女子アナがどんどんやめていった。みのもんたといえば、みのの長男はTBSの営業担当。次男も日本テレビ入社。TBSだけでなくて、みのもんた頼みのテレビ業界ということです。だから、みのもやりたい放題」(TBS中堅社員)
「報道のTBS」の凋落ぶり。
かって、気骨のあるジャーナリストがいたけれど、今では完全に弱腰。北朝鮮の寧辺の原子炉冷却塔の爆破は、TBSだけが撮影を許可されたが、その報道姿勢は多くの批判をうけた。
「平壌支局がある共同通信がはずされ、TBSだけが取材を許可された。これも、それも、ここ数年のTBSの北朝鮮寄りの取材姿勢が評価されたから。北のプロパガンダのためにTBSが選択された。とくにひどいのは、関口宏の『サンデー・モーニング』。筑紫哲也の『ニュース23』。
それに気づいて、やっと『NEWS23』では、筑紫の息のかかったスタッフをはずして、『新体制でやる』といっているけれど、手遅れ感はぬぐえない」(TBS報道部)
井上弘社長のワンマン体制。
井上社長は、今年の6月に6年間の任期を迎えた。後任候補として、財津敬三専務、または城所賢一郎専務に交代かとみれらたが、続投を宣言した。
井上社長は、亀田問題で暴言を吐くなど問題発言が多い。
「TBS低迷の最大の理由は、井上社長の長期政権」
というTBS幹部もいるが、その幹部とて、結局は「不動産屋に成り上がったTBS」におんぶにだっこでないか?・・・・・というのは、うちのボスです。
とするとやはり、「不動産屋に成り上がったTBSの社長」にふさわしい井上社長のスキャンダルということか・・・・。
ちなみに井上社長の年収は推定で6000万円。これじゃ少ないか?
少ないだろう。成り上がり不動産屋の社長なら、6億円はもらっていい?
詳しくは、週刊新潮 8月14・21号をお読みください。
当方のこのエントリーとあわせて読むと、「TBS事情通」になれます。
以上