芸能レポーターの梨元勝さんは、講談社の女性週刊誌「ヤングレディ」出身。「ヤングレディ」といっても、ピンとこない人が多いかもしれないけれど、うちのボスにいわせると「オレより、一回りうえの先輩記者が活躍した媒体。雑誌ジャーナリズムの草分け。梨本さんだけでなくて、ひとくせ、ふたくせある雑誌記者がここから誕生した。しかし、みなさん定年をむかえる年頃で、どんどん現場からリタイアしている」(ボス談)

 ということらしい。しかし、ジャニーズ事務所から、仕事を干された梨元勝さんは、リタイアするどころか意気軒昂!



J-CASTニュース

ジャニーズにひれ伏すキー局捨て ケータイとネットで勝負する
J-CASTニュース, Japan - Aug 17, 2008
民放キー局のワイドショーでは不定期出演になった梨元勝さん(63)。それが、加護亜依さんの独占インタビューに成功し、一躍脚光を浴びたのは記憶に新しい。その裏には、ジャニーズ批判を許さないテレビ局に抗し、着々とリベンジに備えてきた元祖芸能リポーターの執念が ...
 
 
 
 なぜか、うちのボスは梨元さんとは、面識がない。「一度、名刺交換したことがあるか、ないかぐらい」(ボス談)らしい。
 単純にうちのボスが、芸能音痴ということだけらしいのだけど、釜台記者は、何度か、取材してコメントをいただいたことがあるそうだ。
 そうか、うちの事務所はお世話になっていたのだ。
 どうも、ありがとうございます。

 ところで、ここのキーワードになっている「雑誌ジャーナリズム」という言葉だけど、「もう死語でないか?」(北岡記者談)という評価もある。


 

「ま、雑誌記者といっても、うちのように、サーベラスから、『チンピラ記者』といわれたり、ブラックか、グレーが判断がつかないような、雑誌記者あがりもいる。雑誌でくえないから、テレビにしがみついている人もいるし・・・。あいかわらず、左の反体制的なものを維持していれば、それでジャーナリズムだとおもっているような動脈硬化をおこしている連中もいる。さっさと廃業して、政治家の用心棒みたいな真似をしているひともいるしな・・・・・。毎日新聞のことを、笑っていられない。ま、うちは、チンピラらしいから、どうでもいいけど」(ボス談)
 
 そもそも、肝心の雑誌自体が売れなくなっていて、あちこちから、「次は、あそこあらしい」と、廃刊・休刊情報がながれているぐらいだから、雑誌記者という用語も、その後、化石とかすかもしれない。
 しかし、梨元勝さんは元気だ。


 梨元さんに、よると、

梨元 キー局が頼んでいる制作会社の孫請けの人は、取材のことが分かっていないんですよ。昔は、ケンカするほど影響を受けたディレクターがいました。しかし、辞めるか飛ばされるかして、もういません。これじゃ、こっちが触発されませんよ。ディレクターらが、机に足を上げているようじゃダメなんです。テレビのコメンテーターも意味がありません。「離婚ですか? 愛がなくなったからじゃないですか」なんて、バカじゃないでしょうか。テレビがよく頼る記者会見は、スクープされて仕方ないからやるのです。本来は、最後の手段みたいなもの。ワイドショーは一回、解体しなさいということですよ。
――それでテレビに見切りをつけ、ケータイサイトに手を出したわけですね。
梨元   まず梨元チャンネルという取材母体を作って、ケータイとネットでやる。ほかのメディアは、向こうがほしいならどうぞということです。それが知恵です。加護さんの世代は、ケータイが分かりやすく、そこからの発信は説得力があります。彼女へのインタビューも、ケータイサイトのアクセス増を肌で感じました。情報はみなネットで探してきており、もはやテレビを見ろという時代じゃありません。加護さんもネットで、私のホームページを見ていました。彼女のインタビューを載せたオーマイニュースの動画は、アクセスが多すぎてパンクしています。今や動画の時代でもあるわけです。
――とすると、テレビはもう役割を終えたということですか。
梨元   テレビは、キー局以外ならいいですね。地方局のワイドショーは、ジャニーズ規制に対してイラスト援用のアイデアを出すなど、切磋琢磨していてとてもいい雰囲気です。だから、私は、九州から北海道まで、地方局の番組のレギュラーになっています。また、テレビは自由だったはずなのに、新たな展開はBSから生まれています。ですから、BSでテレビを立て直したいと思っているんですよ。地上波は、未だにある程度の影響力がありますから、お声がかかれば利用します。でも、どっぷり浸かるのはもう無理ですね。

 

 その梨本さんが運営されている携帯サイトが・・・・

 梨元 芸能!裏チャンネル
 http://ura-channel.jp/ (携帯専用サイト)

 PC版は、
 芸能!裏チャンネル
 http://ura-channel.jp/pc/

 たしかに、キー局の芸能情報より、数段おもしろい。
 読者も、自然とそのおもしろさに気づいてくれば、芸能界もかわるし、もしかして、芸能ジャーナリズムもかわるかもしれない。

 いや、芸能界そのものが、もっとおもしろくなるかもしれない。

 

 以上