10月解散、11月総選挙というのが永田町の日程に上りました。こんな時、「かけ逃げ」のような反則技を使う政治家が続出。これって違反じゃありませんかね?
福田総理の辞任声明を受けて解散総選挙の声が高まった。
そこで選挙資金回収へと「政治家パーティ」が続出している。
政治家パーテイの日程というと、当方の「週刊日程表」の中の、
◆政治家パーテイ予定(無断転載禁ず)が業界的にはきわめて有名なのですが、ま、一般の読者にとってはあまり興味がないかもしれない。それは、それでいいのですが、これは、かなりオリジナルですので、無断転載というか、「コピー&ペースト」厳禁としています。
基本的に当方が、うける著作権侵害に関しては、ボスの方針もあり寛容にしていますが、これだけは、厳しく対応させていただいています。
そこで、今週の「週刊日程表2008年9月15日ー9月21日」の◆政治家パーテイ予定を見て欲しいのですが、どーっと増えている。
中には、全くの駆け込み乗車というべき政治家パーテイも。
政治家は議員同士のつきあいから他議員のパーティへ出席する。同じ派閥なら主催者として名前まで貸す。この時パーティ券代は2万円。派閥の長や大臣など幹部は10万〜50万円くらいは持って行くのが恒例。
政治家パーティといっても年に一カ所行けばいいという訳じゃない。同じ党内や同じ派閥の議員なら付き合いもあり年間100〜300くらいあるから、パーティへの支出金も馬鹿にならない。議員の都合で出席できないときは秘書に代理出席させる。
まあ、「無尽」組織というところか。
他の議員へ持って行ったパーティ券代は最低でも、年間で200〜500万円にもなる。
それを、今度は、自分がパーティを開いて回収する。
というシステムになる。
議員の中には小ずるい人もいて、自分のパーティ券を買ってもらいながら、他の議員のパーティにはシランプりを決め込むのもいる。そんなやつはいずれ仕返しがくる。
ところが大変なのは衆議院が突然、解散総選挙になった場合。
これまで支払った数百万円円のパーティ券代が落選した場合、一瞬にしてパーになる。
国会議員じゃない場合、ほとんどの人が見向きもしなくなる・・・。落選議員のパーティなんてほとんどの議員が顔も出さなくなる。永田町というところは「かように非情なところ」でもあるわけです。
そこで、「そうはさせじ」と資金回収、あるいは選挙資金調達、あるいは議員引退(退職金目当て)に駆け込みパーティを開催する。
これで選挙資金を回収。また、落選しても他議員へパーティ券代を出さずに済む。
さらに悪質というか、しっかりしているのが、玉沢徳一郎元防衛庁長官。
政治資金の不正が発覚、自民党を除名されたあげく今度の選挙で引退を余儀なくされているにもかかわらず退職金代わりに政治資金パーティを開く。
10月08日 18:00 玉沢徳一郎(無) 赤坂プリンスホテル ロイヤル
防衛利権問題で脱税で摘発された秋山直紀さんは、娑婆にいたら、かけつけることは間違いありません。ま、玉沢さんとも、秋山さんは昵懇だった。
こうした駆け込み政治資金パーティは金がほしいだけの「掛け逃げ」と同じようなものという話もある。
まあ、政治家にとって金以外に何か政策でもあればいいのだが・・・・。
柔道で「かけ逃げ」をやれば反則を取られます。
この反則処置を政治家にも適用したいと思うのだが・・・・・。
いずれにしても、政治家の資金集めパーティというのは、、「無尽」組織でもあるということです。
以上