民主党・小沢一郎代表の「代表質問」がこのあとある。
 しかし、「それは、もはやどうでもいい」(ボス談)
 麻生総理が異例ともいえる所信表明で「民主党へ質問を投げかけた」が、小沢代表は「それに答えず。民主党の政権公約をたんたんと述べるだけ」になるらしい。

「もともと、論戦が苦手な小沢代表。これまでの国会質問の回数をしらべてみるといい。こりゃ、怠慢だろう?といわざるえないほど、数が少ない。よって、党首討論も苦手。機会あるごとにパスしてきた。
 マスコミの取材でも、小沢氏のご意見拝聴の取材や、よいしょの対談は歓迎するけれど、突っ込み取材や、対決になるような対談は受けない。よって、ご機嫌伺いをするマスコミだけが、取り巻くようになった。これは、実は、自民党時代から同じ。実はここが最大のウィークポイントでもある」(ボス談)のだそうだ。
 
 つまり、「同じ土俵で戦わない。最後の最後まで手口を見せない」というのが小沢一郎の政治戦略。
 選挙区替えの話も同じ事らしい。ひとつも言質をあたえない。東京12区からでるかもしれない。でないかもしれない。やはり東京1区か?と相手が疑心暗鬼になる。マスコミは憶測する。相手も陣営も動揺する。そして、おもむろに、問答無用で、答えをだして、一気に突き進む。これが、小沢さんの政治手法。この政治手法に「疲れるとか、水くさいとか、裏切られた」と思う人が、実は、側近にもいて、それで小沢側近といわれているひとが、離れていく原因にもなった。

「あと、得意の手法は、連絡がつかなくなる。つまり、居留守作戦。これにまいったのが、実は福田康夫前首相だった」(ボス談)

 この政治手法は、見方陣営にも不気味である。そこから離脱者がでるぐらい不気味だ。当然、相手にとっても「不気味」である。
 かように、小沢一郎の政治手法は、強烈なのである。

 その小沢一郎サイドからつたわった取材メモ。

「ここ数日の、麻生首相と公明党との会談が鍵になる。公明党の意向を無視してでも、麻生首相は解散を先延ばしにできるか?また、政権離脱をにおわすぐらいの堅い決意のあった公明党は、早期解散を迫ることができるか?
 金融危機は、麻生首相への追い風になった向きはある。
 しかし、それでも、公明党は、早期解散を麻生首相にせまるとおもう」

 というのだ。

 一方の麻生陣営。そうした公明党に気をつかいながらも、
「解散どころではない。経済対策、消費者庁、テロ特措法の延長などやることはたくさんある。この大事な時期に、それでも、政治空白をうむ解散総選挙を、公明党や、民主党が強硬に要求するとはおもえない」

 うむうむ。

 どうやら、解散総選挙は、麻生首相と公明党のガチンコ勝負に・・・・。
 この決着は、ここ数日!
 こっちに、注目!

以上