ボスの命令により、ここ連日、<本日のマーケット>を掲載しています。
「100年に一度の金融危機ということは、100年に一度の政治的な危機に直面」(ボス談)ということで、政局に直結しているとの判断らしいです。

 構成は、「本日の見通し」と「株式マーケット」の2本立。
 「株式マーケット」では、その日、一日の株価動向と大引け後を、順次更新して掲載します。

「株式投資に興味のない方でも、今、日本で何が起きているのか?何が起きようとしているのか?それに政治はどのように対応しようとしているのか?を一目でわかるようにしなさい。ついでに日教組批判もしなさい」(ボス談)ということですが、うまくいくか、わかりません。
 ここでは、多分、日教組はでてきません・笑。

 本日の見通し・・・・

 注目:中川財務・金融相が午前9時に記者会見=財務省
 [東京 27日 ロイター] 財務省は27日、中川昭一財務相兼金融担当相が午前9時に記者会見を行うと発表した。会見の内容については明らかにしていない。 

追加:中川財務・金融相の会見内容

為替は無秩序な動き、重大な関心を持って注目=中川財務・金融相 08/10/27 10:03 

[東京 27日 ロイター] 中川昭一財務・金融担当相は27日午前に記者会見し、為替市場での急激な円高進行について「過度の変動がみられるとの認識を持っている」と述べた。さらに「無秩序な動きは経済や金融の安定に悪影響を与えるので、為替相場に重大な関心を持って引き続き注目していきたい」と語った。
 同日の日経平均株価が一時バブル後最安値を割り込んだことについては「急速に株が下がっているということは、日本経済や日本の心理に決してよい影響を与えないので、大変懸念している」と述べた。
 また、中川財務・金融相はきょう午前11時30分に麻生太郎首相から、市場安定化と金融機能の強化の対策について指示を受けることを明らかにした。同相と与党の政策責任者が首相官邸に呼ばれているという。対策の中身については「首相からの指示なので、指示の中身を私から言う材料はない」と述べるにとどめた。 
 
 
 こういう時ですから、政府だけでなくて、次の政権をねらっている野党の民主党も、金融、経済、マーケットに関して、定期的に会見をしたほうがいいとおもうのですがね・・・・うちのボスいわく「いずれにしても、来年の9月までには、必ず総選挙があるわけだから、そんなに焦ることはない。次の政権を担うつもりがあるのなら、現実的にいまおきている事態に対しても、対案、提案をするのも野党の重要な仕事。悪口いうだけなら、うちでもできる」ということです。ご参考ください。

 なお、野党の民主党に関して言えば、小沢さん、鳩山さん、菅さんだと、マーケットに関する知識はあまりというか、ほとんどありませんが、若手には、わかっている人がいます。とくに、2人ほどいい人材がいます。今のままでは、人材が埋もれています。こういう機会ですから、こういう若手をどんどん、表にだして、それこそ具体的な提案や論争をさせたほうがいいとおもいます。・・・・・・これは私の感想です。

 追加:「民主党に関していえば、日教組や自治労から支持をもらっている連中に、マーケットに関して発言させないように・・・・・。これやぶ蛇。もの笑いになるだけ。あと、山岡国対委員長もテレビとか表にださないように・・・。こいつは、何もわかっていない。もっとわかっている奴がいるから、そういう人材を表にだすように・・・・」(ボス談)
 らしいです・笑。

 野党の提案だって、マーケットが好感をもって受け入れることがあります。
 民主党さんは、この線を考えてみてください。



 本日の見通し・・・・・・

 24日の米国株式市場は、
 ダウ工業株30種平均が前日比312.30ドル安の8378.95ドルと急反落。
 ナスダック総合株価指数が同51.88ポイント安の1552.03ポイントと続落。 
 出来高概算はニューヨーク市場が15億9400万株、ナスダックが26億8400万株。

 英国の第3四半期GDP(国内総生産)が前期比0.5%減となり英国の株価指数のFTSE100が5%急落、世界的な景気後退懸念が台頭して米国株式も売りが優勢。金融株を中心に売られ、ダウ平均は一時500ドル下げる場面があった。

 ニューヨーク原油先物価格が、一時1バレル=63ドル台に下落し、エネルギー株が売られたことも重しとなった。売り一巡後は、押し目買いが入り若干、下げ幅を縮小。

 27日の東京株式市場は続落。
 シカゴ先物の清算値(ドル建て)は大証終値比70円安の7550円で取引を終了し、売り先行からバブル後の最安値7607円(03年4月28日)を割り込む・・・。

 東京外国為替市場で、ドル・円相場が1ドル=92円後半(24日終値95円14銭)のドル安・円高で推移しており、輸出関連株の続落は避けられない。一段の円高進行があれば下値余地が広がる可能性があり、為替動向に注目。

 ヘッジファンドによる換金売りが観測されている上、08年9月中間期決算発表の本格化を控えて、決算内容を確認したいとの見方から、買いが入りづらい状況。需給関係は悪化している

 政府の市場安定化策の中で、銀行等保有株式取得機構による株式の買い取りの再開や、日銀への銀行保有株の買い取り要請などが検討されているが・・・・・。

 本日の外国証券の寄り付き前の注文動向
 売り3330万株、買い2160万株、1170万株の売り越し観測。
 
 きょうの主なスケジュール、
 午前8時50分に9月企業向けサービス価格指数が日銀から発表。
 自動車大手5社が9月の生産販売実績を発表。
 リニカル<2183.T>が東証マザーズに新規上場。
 JSR<4185.T>、花王<4452.T>、商船三井<9104.T>などが、08年9月中間期連結決算を発表。キヤノン<7751.T>が08年12月第3四半期連結決算を発表。
 
 米国では、
 9月米新築住宅販売件数。
 米財務省5年物インフレ連動債入札。
 同3カ月・6カ月物TB週間定例入札。
 
 欧州では、
 トリシェECB(欧州中央銀行)総裁が講演。
 
 24日の騰落レシオは62.00%。

 

〔株式マーケット〕 ・・・・・順次更新

東京株式市場・大引け=大幅続落、日経平均500円近い下げでバブル後安値更新 08/10/27 15:33 

 
日経平均 <.N225>                              日経平均先物12月限 <0#2JNI:>
終値           7162.90     -486.18        終値           7160        -460
寄り付き         7568.36                    寄り付き         7450
安値/高値        7141.27─7878.97          高値/安値        7090─7900
出来高(万株)        309554                  出来高(単位)           239091
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  [東京 27日 ロイター] 東京株式市場では日経平均が500円近い急落。バブル後の安値を更新し、1982年10月以来の安値水準に沈んだ。麻生首相らが市場安定化策の骨格を示したが、市場では効果が薄いと受け止められ、その後に下げ幅を広げた。
 東証1部の騰落は値上がり126銘柄に対し値下がり1556銘柄、変わらずが30銘柄となった。


<14:20> 日経平均は一時500円安、円高進行で先物に仕掛け的な売り
 日経平均は下げ幅を広げ、一時500円安。アジア株や米国先物が大きく下落しているほか、対ドルで円高が再び進行していることで先物に仕掛け的な売りが出た。市場では「投資家の不安心理を映すシカゴ・オプション取引所(CBOE)ボラティリティー(VIX)指数 <.VIX> が急上昇しており、マーケットが非常にボラタイルになっている。下値めどは立てられない」(国内証券投資情報部)との声が出ている。

<14:00> TOPIXが大幅安、バブル後の最安値を更新
 TOPIXが後場下げ足を速め、2003年4月に付けたバブル後の最安値770.46を下回っている。日経平均の下げ幅も200円を超えた。先物にまとまった売りが出た。メガバンク3行がストップ安まで売られるなど銀行株の下げもきつい。  市場では「政府が示した緊急対策も効果は限定的であることが市場に見透かされている。再び催促相場の様相になってきた」(準大手証券マーケットアナリスト)という。

<13:24> 方向感乏しいもみあい、政府の対策への反応限定的
 日経平均は方向感乏しくもみあっている。麻生首相らから政府の対策の骨格が示されたが、株価の反応は限られたものになっている。  
「サプライズがない。銀行等保有株買取機構の活用などは市場の需給対策ではなく、金融システム対策だ。必要なのはむしろ米連邦公開市場委員会(FOMC)に合わせた協調利下げと対ユーロでの為替介入だ」(新光証券エクイティストラテジスト、瀬川剛氏)との声が上がっている。


空売り規制、政府の資本参加枠拡大、持株取得円滑化の3点を指示=麻生首相 08/10/27 12:45 
[東京 27日 ロイター] 麻生太郎首相は27日午前、市場対策などを与党と財政金融担当相と協議した後会見し、空売り規制強化、金融機能強化に基づく政府の資本参加枠拡大、持株取得の円滑化の3点を指示したことを明らかにした。首相は、きちんとした対策を打たないと実物経済に影響するとの認識を示した。


<12:45> 日経平均は不安定なもみあい、米株先物の動きに左右される展開
 日経平均は後場、不安定ながら前日終値を挟んだもみあい。為替はいったん落ち着きをみせているが、GLOBEX(シカゴの24時間金融先物取引システム)の米株先物(S&P500は <0#SP:> )の荒い動きに左右される展開になっている。市場では「政府の空売り規制発動などを好感する声もあるが、買いが薄いなかショートが再び出てきているので上値は重い。前場にそろってストップ安になったメガバンク株の値動きをみながらの動きになりそうだ」(大手証券トレーダー)との声が出ている。

首相から中川財務・金融相と与党にそれぞれ分けて指示があった=山口公明政調会長 08/10/27 12:17 
[東京 27日 ロイター] 山口那津男・公明党政調会長は27日、麻生太郎首相との会談後、記者団に対し、首相から中川昭一財務相兼金融担当相と与党にそれぞれ分けて指示があったことを明らかにした。その上で、与党への指示については、1)株式買い取り機構の活用、2)証券税制検討──の2点があったという。  その上で、同政調会長は、与党に対する指示を速やかに検討する姿勢を示した。


首相から最近の異常な株安への対応を考えるよう指示あった=保利自民政調会長 08/10/27 12:11 
[東京 27日 ロイター] 保利耕輔自民政調会長は27日、麻生太郎首相との会談後、記者団に対し「首相から最近の異常な株安への対応を考えるように指示あった」と述べた。首相からの指示は、1)株式市場の安定化、2)金融機能の一層の強化、3)証券投資のすそ野拡大──3点の対策だったという。


株式市場安定化や金融機能の一層の強化などを首相が指示=与謝野経済財政担当相 08/10/27 12:10 
[東京 27日 ロイター] 与謝野馨経済財政担当相は27日、麻生太郎首相から、株式市場の安定化、金融機能の一層の強化、証券投資の裾野拡大に向けた対応の検討に関する指示があったことを明らかにした。  具体策は、金融機能強化で政府の資本参加拡大の検討や、証券優遇税制の軽減税率延長だったという。


<12:05>ドル93円後半でジリ安、為替介入の期待が後退
 ドルは93.86円付近でジリ安。与謝野馨経済財政担当相はけさ、麻生太郎首相から市場安定化について指示を受けた際に、首相から為替介入の話が出なかったことを明らかにした。ユーロは117.92/03円の気配で118円を挟み神経質な展開が続いている。


<10:40> 日経平均は伸び悩む、買い戻し入るが上値重い
 日経平均は伸び悩み、7700円前後で推移している。海運、空運などがしっかり。  市場では「GLOBEX(シカゴの24時間金融先物取引システム)の米株先物が上昇していることで、買い戻しが入ったものの、為替相場の落ち着きが見極めにくく、不安心理は根強い。今後の政府の対策等を確認したい」(大手証券)との声が出ている。

<10:05> 日経平均は200円高、値がさハイテク株などに買い戻し
 日経平均がプラス圏に浮上してきた。円高進行が一服していることに加え、GLOBEX(シカゴの24時間金融先物取引システム)でS&P500 <0#SP:> など米株先物が上昇していることで、日経平均寄与度の大きい値がさハイテク株に買い戻しが入っている。  市場では「政府の対策が出てきており、売り方も警戒圏に入ってきている。ここからは一気には売り込みにくいだろう」(国内証券投資情報部)との声が出ている。

<9:45> 下げ渋り、突っ込み警戒感や円高メリットなどから買い戻し
 下げ渋り。全般は日経平均がバブル後最安値を更新した後は、売り買い交錯。7600円前後で推移している。急速な下げで突っ込み警戒感が台頭しているほか「先行き日米で対策が急がれる可能性を考えると売り込みにくい。前週末のパニック的な下げで、売り一巡感も出ており、買い戻しが活発化している」(東洋証券・シニアストラテジストの児玉克彦氏)という。  市場では「急ピッチな円高で輸出関連株が下げているものの、一方では円高メリットも注目されてるようになっている。内需関連株はその視点から買い戻されているようだ」(中堅証券ディーラー)といった指摘もあった。

<9:15> もみあい、バブル後安値割れて買い戻し
 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、バブル後安値を割り込んで始まったが、その後は前日比プラス圏に転じた後、7600円台でもみあっている。為替市場で円高一服となっていることに加え、グローベックス市場で米国株先物がしっかりで推移していることが支援材料になり、トヨタ自動車 <7203.T> やソニー <6758.T> が切り返している。  一方、三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306.T> が最大1兆円の増資を検討していることを受けて、保有株の下落に対応するための銀行による増資が続くとの見方も出て、銀行株は売りが先行。三菱UFJFGは4.4%安で寄り付いた。

<8:41> 寄り前の板状況、輸出関連株が売り優勢
 市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 <7203.T> 、ソニー <6758.T> など輸出関連株が売り優勢。一段の円高進行が懸念されている。  最大1兆円の増資を検討している三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306.T> をはじめとする銀行株も売りが優勢になっている。
(東京 27日 ロイター)