当サイトのコメンテーターの一人であるその筋さんから、一冊の良書が提示されました。実は、恥ずかしいことに、当方の事務所では誰も読んでいなかった。

「いや、知らないことは何も恥ではない。むしろ知らないことを隠蔽する方が、よほど恥と知れ!これから読む。ご紹介ありがとうございます」(ボス談)

 ということで、みなさんと一緒に読んでみましょう。

第二次世界大戦と日独伊三国同盟―海軍とコミンテルンの視点から
第二次世界大戦と日独伊三国同盟―海軍とコミンテルンの視点から



 出版社/著者からの内容紹介

 
日独伊三国同盟が締結されてから敗戦に至るまでの歴史を海軍とコミンテルンの視点から多くの資料を博捜し分析した研究書。軍部をスケープゴートとしてできあがった昭和史や、東京裁判史観に一石を投じる書である。
 第二次世界大戦中に日独海軍が共に戦ったインド洋作戦を主軸とし、日独伊三国同盟が締結されてから敗戦に至るまでの歴史を明らかにした画期的な研究。
 わが国における日独関係史の研究は、日独防共協定や日独伊三国同盟の締結などに関しての優れた研究は多いが、外交史などに限られ日独両国の戦争指導や同盟作戦の問題点などに関する研究は殆どない。この空白を埋めるのが本書である。また、日独間だけでなく、日独両国の動きに対する米英ソ中などの動向--日米関係から日中、日ソ、日英関係など多国間関係を複眼的に分析した。
 さらに、第二次世界大戦への道程と、敗戦後の日本の現状をコミンテルンの視点で分析した。コミンテルンを加味した歴史が新しい視点を提供するであろう。
 また、戦前の日本の対外政策は陸軍主導ではあったが、常に陸・海・外の三省が調整して国策を決めていた。時には松岡洋右や白鳥敏夫などに代表される革新官僚が大きな影響を与えた。これら革新官僚の戦後の外務省史観の形成に対する責任の追求は隠蔽され改竄されている。タブー視されてきた外務省の戦争責任や東京裁判史観への責任を明らかにした。



著者:平間洋一


1933年神奈川県横須賀生まれ。法学博士(慶應義塾大学)、元防衛大学校教授


本書を読みながら参考にしたい動画・・・・・
(管理人選択)



「大東亜戦争開戦の真実」4−1(H18.12.6)