18日の米国株式市場は大幅続落。
NYダウが前日比219.35ドル安の8604.99ドル。
ナスダック総合指数は同26.94ポイント安の1552.37ポイント。
出来高概算はニューヨーク市場が13億8262万株、ナスダックが20億3452万株。
NY原油先物価格が一時1バレル=35.98ドルと約4年半ぶりの水準に下落し、エネルギー関連株の大幅安が全体を押し下げた。また、米格付け会社S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)がGE(ゼネラル・エレクトリック)と同社金融部門GEキャピタルの格付け見通しを引き下げたことも重しとなった。
GEは8.2%急落。S&Pは、今後2年間にGEの債務格付けを「AAA」から引き下げる可能性が3割以上あると表明。エネルギー株は、米原油先物が4ドル近く値下がりし、1バレル36ドル付近で取引を終えたことを嫌気して下落。シェブロン <CVX.N> は4.9%、エクソンモービル <XOM.N> は5%、それぞれ下落。
ハイテク株では、インテル <INTC.O> などの半導体株が投資判断引き下げを嫌気して売られ、ナスダックを圧迫。フィラデルフィア半導体株指数 <.SOXX> は5.5%安。インテルは6.6%急落。ジェフリーズは、パソコン市場の減速などを理由にインテルの投資判断を「バイ」から「アンダーパフォーム」に、目標株価を26ドルから11ドルに、それぞれ引き下げた。
フェデックス <FDX.N> は2.1%安。同社の9─11月期決算は増益となったが、景気の先行きが不透明なため、12─2月期の見通しは示さないとした。
ゼネラル・モーターズ(GM) <GM.N> は16.3%急落。ホワイトハウスは、米自動車メーカーへの支援について近く結論を出す方針を明らかにした上で、「秩序ある」破たんも選択肢としてあり得ると表明した。
昨日(18日)の日経平均株価は前日比54円高の8,667円。
TOPIXは同小幅高の838ポイント。
東証一部の売買代金は1兆5,426億円。
騰落銘柄数は値上がり646銘柄、値下がり969銘柄、変わらず98銘柄。
アジア株がさえない中、東京市場も方向感の乏しい展開となった。
政策金利の引き下げを期待した動きもみられたが、先物にまとまった売りが観測されるといったんマイナス圏に沈む場面もあった。企業のCP買い取りに期待が寄せられている。目先は日銀の利下げ。市場はすでに利下げを織り込んでいる。実施しないと逆に相場にはマイナスに働く。
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焦点は日銀決定会合の結果が出る後場 「本日のマーケット」2008年12月19日 9時5分