「かんぽの宿」に「わたり」・・・・・そして公務員改革。
鳩山邦夫事務所の小沢秘書はやんちゃな秘書である。
どのくらいやんちゃかといえば、若い頃には、族を束ねていた。
当然、やんちゃな人が好きな当方のボスなどとは気があう。
当事務所や、ボスの別荘の引っ越しなどには馳せ参じてくれる。
秘書が、やんちゃだから、オヤジもやんちゃである。
どのくらいやんちゃかといえば、もともと金持ちのボンということもあって、ツボにはまれば怖いモノはない。
官僚や公務員などに一切、気をつかう必要がない。
自民党が官僚にキンタマにぎられているけれど、実は、民主党だって公務員=自治労にキンタマを握られている。
キンタマの握りあいだから、本当のこというと、どちらも最後には中折れになる。最近のボスなみである。中折れはよくありません。
で、多分、もう中折れしないだろう・・・・・
といわれているのが、鳩山総務大臣。そして、鳩山総務大臣に命運をかける麻生総理である。
「両方とも金持ちのボンだから、ツボにはまれば、とことんいく。ここは、ひとついかせてみよう」(当方ボス談)らしい。
麻生政権浮揚の最後の切り札が、鳩山邦夫総務大臣といわれている。
「かんぽの宿」だ。さらに天下り問題。
郵政民営化で最大のネックが、官僚の抵抗よりも、郵政職員(旧全逓)の抵抗だった。なんせ職員の方が数が多い。「かんぽの宿」は、郵政官僚というよりも、郵政職員のための天下り先だった。
取材していると、この時期におよんで「郵政民営化失敗論」が浮上してくる背景に、郵政官僚というよりも、郵政職員がどやどやと反撃にでていることがわかる。うん?ネタがよくでてくるから・・・。
だから「郵政民営化」をめぐる議論をするときには、一筋縄ではいかないのだ。それを、ねらってくるハゲタカも当然いるし・・・・。
社保庁の時も、「消えた年金から偽造年金」まで、次々とネタがでてきたのは、社保庁官僚よりも、社保庁の職員=自治労からだった。
「自治労や公労協の得意の戦略は、肉を切らせ骨をたつ。そのためには、官僚とも手を握る。自治労や公労協の利権を確保してくれる限りにおいて官僚は自治労や、公労協の番犬である」という人さえいるぐらいだ。
だから、官僚として出世するためには、「政治家と組合の両方をおさえなくてならない。つまり、かなり高いIQが要求される。国民のことはあまり考えなくてもいい。官僚が国民のことを、いいわけにしたら、落ち目のマスコミと同じ。マスコミが国民を言い訳にしてやいたい放題だが、官僚はそれを言い訳にはしない。だから、官僚の方が上手である。東京大学出の適正値が高いといわれる所以である」なんて、ペロリと本音をいう人さえいる。
さて、ここで民主党だ・・・・・・・・・・・・・・・。
自民党は、麻生、鳩山というボンボン・コンビが、「いくところまでいく勢い」。
それを阻止できるのは、「民主党しかない」(自治労幹部)という奇妙なねじれ現象がおきている。
民主党は、キャリア官僚の天下りには、厳しいが、圧倒的に多数をしめる自治労、公労協といった役人の利権や人員整理には及び腰だ。
なぜなら、「ちょっとそっちにふれようとしてたら、ぎゃんぎゃんいわれる」(民主党若手国会議員)。
ぎゃんぎゃんいってくるのは、自治労や公労協の人達です。
なんせ、民主党が政権とったら、自分たちの天下がくるとおもっている。
「キャリア官僚をテキトーになぶってくれて、本体(自治労、公労協)には、手をつけない民主党議員が、いい国会議員」といわれている始末である。
つまり、民主党には、それだけ「いい国会議員が多い」ということだろう。
例によって当方のボスである。
「民主党批判のために、自治労や公労協批判をしようとする自民党戦略は、姑息。こんな戦略は国民にみえにくい。
みえやすい戦略や政策とは、ボーリングでいうところの、ヘッドピンである。
ボーリングのピンが10本あるとして、どこを狙うか・・・・それは、ヘッドピン。これを倒して、あとのピンがバタバタ倒れる。つまり、ヘッドピンを明確に提示して、それをシンボルとしてあと9本を倒さないといけない。
ボーリングのヘッドピンを明確にしなくてはいけない」(当方ボス談)
うん?それが、「かんぽ」になるのか?ま、自治労ではないな・・・。
では、民主党のヘッドピンはなんだ?打倒麻生か?これじゃ昔の社会党とかわらない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・実は、いまだに、ヘッドピンを明確にできていないのが民主党なのかもしれない。
そんなところで、もたもたしている「自治労・公労協に足下をすくわれる」(辻野記者談)
ということで、今度の選挙の焦点は、「自民VS民主」や「麻生VS小沢」ではない・・・・・・。
以上