PCI事件 被告・荒木民生 特別背任罪 検察側冒頭陳述


 国の遺棄化学兵器処理事業をめぐる一連のPCI事件で、特別背任罪にとわれていた同社元会長、荒木民生被告(72)の初公判が3月17日、東京地裁(朝山芳史裁判長)で開かれた。

 検察側は、荒木被告が、社長だったグループ会社「パシフィックプログラムマネージメント」(PPM)の、平成16年9月期の赤字決算が確実だったため、PCIが受注した遺棄科学兵器処理事業をめぐり「政府と契約できたのは自分が交渉した成果だ」として利益供与を要求。「PPMへの事業委託費を水増しする」というPCI側が提案した利益供与の手法を了承したと指摘したもの。

 今回、この検察側の冒頭陳述書を一部公開する。
 この裁判自体は、商法違反の特別背任罪を争うものであるが、
 この冒頭陳述書には、

1:旧日本軍遺棄化学兵器処理事業
2:石垣島ホテル事業

 などの経緯の詳細がわかる。

 社会部記者や永田町関係者のみならず、関係者にとっては価値ある資料となると判断。
 よって、その一部(A4で10枚)を公開する。


関係ニュース:

PCI特別背任公判で元会長が無罪主張 東京地裁
MSN産経ニュース, Japan2009.3.17
国の遺棄化学兵器処理事業をめぐり、大手建設コンサルタント会社「パシフィックコンサルタンツインターナショナル」(PCI)に不要な事業委託費を支出させて約1億2000万円の損害を与えたとして、特別背任罪に問われた同社元会長、荒木民生被告(72)の初公判 ...


PCI元社長、初公判で無罪主張 流用・背任を否定
朝日新聞, Japan 2009年3月17日
国発注の遺棄化学兵器処理事業費約1億2千万円をグループ会社に流用し、「パシフィックコンサルタンツインターナショナル(PCI)」に損害を与えたとして、特別背任の罪に問われた同社元社長の荒木民生被告(72)の初公判が17日、東京地裁であった。 ...


↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓

一般には入手しにくいものです。
準取扱注意とさせていただきます。無断配布禁止。
ダウンロード及び、プリントアウト等での無断配布で引き起こされるであろうあらゆる事態に関して、当方は免責とさせていただきます。


↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓

PCI事件 被告・荒木民生 特別背任罪 検察側冒頭陳述 2009年4月2日